’96年以降

この頃アトリエ設立,教室も始め,
バイトもやめて本格的にこれ1本でやっていこうと思ってた頃です.
同時に,いろいろなことを実験的にやってみたり,
意欲的に臨んでいました.
これは,自分の方向を探していたのだと思います.
『さくら』
『さくら』 個人蔵
’97年ごろ/58cm

[ラドール,グラスアイ,絹すが糸,胡粉,水彩絵の具,着物]

*個展のDMハガキに使いました.
「さくら」という名前は,現在の持ち主がつけたものです.
私のイメージとは違いましたが.これ以降,タイトルはだいたい名前になりました.
『無題』
『無題』
’96年ごろ/90cm

[ラドール,木のネンド、アクリルアイ(ハンドメイド),人間用化繊ウィッグ,胡粉,水彩絵の具,着物]

*これも個展のDMハガキに使いました.
これまでの私の作品とも,これからの私の作品とも,似ていない,らしくない作品なので,良く覚えています.
目も手作りしましたし,髪も人間用ウィッグで作りました.
『ピクシー』
『ピクシー』 個人蔵
’97年ごろ/58cm

[ビスクドール,モヘア]

*ビスクドールも挑戦してみました.
あまりに繊細な作業の為,ネンドでガシガシやってきた私にとっては,かなり辛い作業でした.
結局,何体も作りませんでしたが,オールビスクで三つ折れが出来たのだから,満足です.
『バレエ』
『バレエ』 個人蔵
’98年ごろ/65cm

[ラドール,グラスアイ,絹すが糸,胡粉,水彩絵の具,レースなど]

*教室展のDMハガキに使いました.
この頃は胡粉を極めようといろいろなやり方を研究していて,この作品が,まあまあ満足できる塗りの第1作になりました.
凝った髪型も, 私にしては珍しいかも.
『りおな』
『りおな』
’99年ごろ/65cm

[ラドール,グラスアイ,絹すが糸,胡粉,水彩絵の具,きもの]

*それまで,性格(中身)や背景ハッキリ見える人形を作ってこなかったような気がするのですが,「りおな」は,どういう子かわかるような感じで(それがわがままっぽくて),結構好きな作品です.
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