Margaretの部屋/2013年6月
ParisLondon2013Electric


マーガレットのブログ日記




2012年、クリスマス前。

 ↑この出だし、20131月の台湾記と同じ。そう、台湾旅行を計画したのと同じころ、正しくは2012125日、PSBのロンドンO2でのライブが決定し、チケットが発売された。ライブの日付けは618日。半年後だ。

正直、半年後の予定に実感はない。行けるか行けないかは全くわからない。いやもう、自分がどこにいて何をしているかすら。まあ、大きいヴェニューのコンサートは半年前でも珍しくはない。毎年イギリスのグラストンベリー・フェスはラインラップがひと組も決まっていないまま半年以上前に発売されてしかも即日完売するし、以前、ミレーヌ・ファルメールのフランスのライブで1年後ってのもあった。

「行けたら行こう、チケ代が無駄になっても。」このくらいでないと、海外ライブは行けない。

そうこうしているうち、ライブのタイトルがElectricになり、どんどん他の日付が決まり、PSBEMIをやめKobaltに移籍、自分のレーベル「x2」を作り、(2年連続で)スタジオ・アルバムElectricが発売されることになった。

私が行きたかったパリのライブも決まり、ロンドンも行くならパリも、と、チケットを取った。ロンドン02はキャパ20,000(実際はステージ構成により16,000ほど)にくらべ、パリのヴェニューGrand Rexはキャパ2000、対照的なヴェニューで見るのは悪くない。私の心は決まった。

ブログで同行者を募り、かなり不可解なメールもいくつか来たけど、なんとか決まり、いよいよ出発当日に。

ただ、今回もロンドンのチケットは出発までに来なかった。

フランスのチケットはEチケットを家でプリントアウトできるので問題はなかったけど、いまだに“郵送”にこだわっているイギリス、半年前に買ったのに2週間になっても発送されない、しかもセキュリティの関係上か登録住所変更もできないので、私がチケットを直接受け取れる可能性はゼロ(私のような海外参戦のケースでなくても、半年のうちに引っ越す人もいると思うのに)。

実家の母に頼みこんで、「海外からの郵便物が着たら、即座にこれに入れて郵便局に持って行って欲しい。」と言って、ロンドンのホテルの住所を貼ったEMS封筒を渡した。実家が近くて良かった…。

という訳で、ロンドンのチケットは持たずに出発。





2013年6月10日()

 今回はセントレア(中部国際空港)から出発。6年前、前回パリに行った時にはセントレアからパリ直行のJAL便が出ていけど、廃止されてしまったので、パリやロンドンへの直行はなくなってしまった。いま、セントレアからヨーロッパに行くには、ルフトハンザ航空(フランクフルト着)か、フィンエアー(ヘルシンキ着)のどちらか。安いアジア経由もあるけど、乗り継ぎが悪くて翌日着になってしまうため、乗り継ぎが良くて安い方、フィンエアーにした。

今回の航空券、ホテルは全て
エクスペディアで予約をした。これまでは安い航空券やホテルはそれぞれネットで探して直接予約するのが一番安かったけど、トータルで考えるとエクスペディアが一番安かった(最低価格保証ってのがあるらしい)。

 今回パリを同行するKさん、彼女はロンドン以降の旅程が私とは別だったので、航空券は別で予約した。ただ、私がKさんの分も予約して管理していたのだけど。フィンエアーに限らず、最近は事前のウェブ・チェックインができ、私も2人分のフィンランド経由パリ行きの便をウェブ・チェックインした。

 ここで不可解なことが。エクスペディアで予約後、フィンエアーの公式サイトに行ってその他の予約(座席、食事、荷物)の登録をしていたのだけど、ウェブ・チェックイン時にはすでに登録した座席が表示されず、選択できないように全ての座席にXがついていて、強制的にコンピューターが決めた席にされてしまった。Kさんとの席ともエラく離れている。問い合わせしようにも、カスタマーセンターはフィンランドで、日本支社は土日休みとか…。

 で、当日の朝、チェックインの時にそれを言ってみたら、フィンエアーの窓口のお姉さんは首をかしげるばかり。私の予約した席はどうやら「お子様連れの人の席専用」だったようで、そうでない私ははじかれてしまったらしい。予約のサイトにはその記載がなかったし(予約席はフィンエアーで変更することはあります、とは書いてあったけど)、第一、選ぶことが可能だったのに、不可解。誰も選べないようにしてくれれば、最初から選ばないのに。席はともかく、元々並びで取ったKさんの席とも離されてしまったので、せめて並びにしてもらえるようにした(で、その場では「約束はできない」と言った感じだったけど、搭乗口でようやく「並び席をお取りできました」と告げられた)。

 ちなみに、搭乗の時に最初に予約した「お子様連れの人の席専用」をチラ見したら、フツーの元気そうなオバさんが座っていて、子供などどこにもいなかった。何だったんだ、あれは。「満席なら、ビジネスクラスでもよかったのに」って言いたかったわー。

 ここしばらく直行便ばかり利用していたけど、経由便(乗り継ぎ)もなかなかいいなーと思いました。フィンエアーの場合、セントレアからヘルシンキまで約10時間、フィンランドの空港は小さいからそんなに移動はしないし、乗り継ぎ客が多いので簡単(イギリスを除くEU諸国への入国手続きは最初に到着した国でします)。待ち時間は1時間半ほど、飛行機を乗り換えてパリまで約2時間。待ち時間に空港内で歩いたりできるので、自分的には直行便より体がラクなような気がしました。

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ヘルシンキの空港にはマリメッコ、ムーミンショップもありますよ。

 午後7時過ぎ、パリに到着。ロワシー・バスでオペラ座まで行って、そこから少し歩いてホテル着。

 今回はツインなので、いつものシングル・ルームより予算が多く取れたため、ちょっとだけいい部屋を予約。でも、4階までしかエレベーターがないホテルなのに、5階です。ながめはめっちゃいいけど。

 ライブ会場の近くの
Best Western Hotel Ronceray Opera, Paris。美しいアーケード、パッサージュ・ジョフロワの中、グレヴァン・ミュージアムの上にあります。

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モンマルトルの丘、サクレクール寺院が見えます。当然「モンマルトルの森(Im not scared)」が脳内に流れてくる。

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そんなに広くないけど。

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バスルームは広かった。トイレがバスと別の場所にあるのはけっこう高級っぽい。

 夕食は、ホテルすぐ裏のシャルティエ(
Chartierへ。ここへはよく来たな―。安くてスタンダードな料理が多いビストロです。いつも行列。

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大好物、鴨のコンフィ!

 今日はここまで。明日のライブに備えます。
 

 

 


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