2013年6月18 (火)
ロンドン最終日。
半年と10日、待ちに待った、ロンドンのライブの日。
すでに日本を出発して9日目、毎日欲張りに歩いたり飲んだり食べたりしているので、けっこう疲れているはず(あんまり自覚はないけど)。今日はライブまでちょっとゆっくりします。
とりあえず荷物のパッケージ。パリからいろいろ買ったので、荷物がすごく多くなっていて(いつもの事だけど)、フィンエアーの機内預け荷物の重量制限24kg以内になんとか納めないと…。そのため、かなりいらないものを処分しなければ…。バンバン捨てていきます。ガイドブックも、タオルも、洋服も、使わなかったカイロや化粧品も…。スーツケースは大きいので、なんとかまとまりそうです。かなり重いけど…。いや、これ、重量オーバーかも…。
お名残り惜しく、ロンドンの目抜き通り、オックスフォード・ストリートを少し歩いて、ホテルの近くのフィッシュ&チップスのお店North sea
fishでテイクアウェイ。お店で食べるより3割くらい安いです。
一番ポピュラーなCod(たら)&フライドポテト、6ポンド。フィッシュ&チップスはパブでも、専門店のテイクアウェイでもかなりどこでも食べられるから、ロンドンに来たら2回くらいは食べてきたからもう10店以上で食べて来たのだけど、ここ、今までで一番美味しい!!!
持ち帰ったからパブやレストランで食べるより出来立てじゃないだろうし(実際、すでに揚げたやつを包んでいた)、お店はすいていて店員は店の前でダベってたのに、なに?このクオリティ!ちょっと驚き。たいがいフィッシュ&チップスは油っぽいので、完食したことはないのだけど、これは完食してしまった…ポテトもうます。塩だけしかかけてないのに(パブやレストランでは他にビネガー、ソース、ケチャップ、マヨなど、いくつか調味料が出てくる)。
これはちょっと目から鱗だったな―。本当に美味しいのか、また試してみたい。ちなみに2番目に美味しかったのはテート・モダンの上のレストランのフィッシュ&チップスだけど、これでさえちょっと残した記憶があるわ。
さてさて、ライブの支度。
迷ったけど、やっぱり着物を着ることに。着物でのライブは結構しんどいけど、せっかくこのために作ったんだから…。
Kさんと待ち合わせして、O2アリーナに向かう。ラッセル・スクエアからノースグリニッジのO2へはバスで1本で行けるのだけど、予想外に渋滞していて、予定よりちょっと遅く、4時半頃に到着。でもまだ並んでいる人はそんなにいない。日本だと気合入れるファンは徹夜とか朝からとか並ぶファンがいるけど、ヨーロッパは夕方くらいに並べばじゅうぶんみたい。
並んでます。
O2アリーナは広くて、キャパ15000人くらい、ステージ前のスタンディング・アリーナは2000人くらいかな?ドアが複数あるので、前の方に行くのは運しだい。前回は運が良く、最初にドアが開いたので、最前列を取れた。今回はどうかなー。並んでいる限り、最前列は無理そうだけど、なんとか前の方は行けるかな。
そうこうしているうちに、7時には開場。走っちゃダメ―――と係員に制されながら、いそいで入場すると、最前列はもう場所取り完了していたけど、なんとか2番目を確保。クリス前。比較的早く、8時にはサポートアクトのJon Hopkinsのパフォーマンスが始まった。まだまだスタンド席はポツポツ入場。
ちなみにこのJon Hopkins、DJアクトだけど、めっちゃハンサム、めっちゃセクシーーーで、いかにもN&Cが好きそうなタイプ。って、サポートアクトも趣味で決めるの?前回4年前のFrancmusicもイケメンだったしなぁ。
ところでカメラ・スタッフもイケメンで、ちょっと若い頃のクリス似。
今回、珍しく、写真やビデオはダメって言われました。日本以外のライブでは撮影禁止されたことがなかったので、けっこう意外。ライブ中、スマホを使って撮影している人は、日本のライブ会場でもよくやるように、前の方からペンライトを顔にピカーッと当てられて注意されてた。ただ、スタンド席は手が回らないようで、撮り放題だったみたい。多分、ステージ・パフォーマンスを、このイケメン・カメラマンが録画していたからじゃないのかな?わからないけど。
という訳で、O2でのライブ画像はありません。他の会場でのライブがYoutubeにいっぱいありますしね。
待機中。後ろの方の席までいっぱい。
しかし、さすが地元!しかも15000人!ライブが始まると、そこはもうライブ会場というより、なんだろ、パーティ会場…あるいは新興宗教集会場っ!もう、みんな尋常じゃないです。みんな“普段はこんな僕じゃない”って感じ、もちろん私も。アリーナの前の方、熱狂的なお兄さんたちが多いですね。ロンドンは背の高い男性が多いから、小柄な女性は、後ろの方からじゃ見えないかもなー。私はデカくて人生でいいことなどないけど、こういう時だけは良かったと思い…。
(レビューはパリのレビューをお読みください)
あっという間の1時間半が終わってしまった。開場は、嵐が去った後のように紙吹雪やペットボトルが散らかり、ぞろぞろと帰る人たちは、楽しそうだったり、満足していたり、抱き合ったり、放心したり、さまざま。私は声をかけて来たファンの人たちを一緒に写真を撮ったりして余韻を楽しみます。
会場の外、グッズ商品売り場の前で、石川県から来ているYさんとお友達と会う。彼女たちは2階のイス席でした。YさんたちもPSBのライブは初めてだそうですが、初ライブがロンドンってのは、すごくラッキーですよ!!
今回のツアーグッズはかなり品数が多く、充実していました。牛デザイン多し。パリではなかったカタログ(ツアーパンフ)がありました。迷ったけど、アルバムELECTRONICのジャケ柄、白地にブルーのストライプという爽やかなTシャツにしました。実はここまで10日間、連れにお土産を買っていなかったので…。
O2の中のパブのメニューがPSB仕様。かといって何か特別なことをやっているとか、PSBメニューがあるとかはないのですが…ビールを飲みました。
いよいよO2にお別れ。私とKさん、Yさん、お友達の4人で興奮冷めやらぬ中、バスの中でくっちゃべっりながらホテルに帰ります。ああ、もっと時間が欲しい!!
ホテルについて、着物を脱いで、シャワーを浴びて、午前2時。明日の朝はヒースロー空港に行かなくてはならないので、あと2時間後の4時には起きなければならないので、眠れるのは2時間。うーん、かえって寝ない方がいいのかしら。
タブレットに届いていたメールを見ると、連れから「帰りにバナナと牛乳を買って来て」というメールが。ギャーーー!現実に返らないとっっ!!
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