Margaretの部屋/2013年6月
ParisLondon2013Electric


マーガレットのブログ日記




2013年6月17 ()

 ロンドンも残すところあと二日。明日はライブのために体力温存なので、ウロウロするのは今日くらいかな。さて、どこに行こう。何をしよう。

そういえば、まだニールの母校、
ロンドン・メトロポリタン大学(当時はPolytechnic of North London)に行ってないなーと言うことで、行ってみた。ホテルからけっこう近いので、Kings crossから、ニールがロンドンに来た時の事を妄想しながら歩いてみた。歩くとけっこう遠かったけど。

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正面玄関、カフェ。じろじろ見ていたら、親切そうなおねえさんが「どうしたの?助けがいる?」と寄って来てくれた。「PSBツアー中です」とも言えず、「何でもないです、ありがとう!」とそそくさと退散。不審者と思われたかな(Wiki見たら、日本からも留学生がいるらしい…なんかトラぶったみたいだけど)。

大学のすぐ裏は、エミレーツ・スタジアム。アーセナルの本拠地。クリスが何度も足を運んでいるはず。

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クリス、ピーター、デントンで盛り上がっていた時期もあったねー。クリスは一人になっちゃったなー(哀)。デントンの追悼式も、ここでやったね。

さて、PSBツアー終了。

どこに行こう。

うーむ、今回はロンドンのWest endでミュージカル見ていないなー。前回はプリシラ見たっけ。

という訳で、ネットでざっくりいまやっているミュージカル調べると、めっちゃみたいミュージカルはないものの、Queenの「We will Rock you」なら見てもいいか。ただし、半額なら。

そういう時は、劇場街、レスター・スクエア駅周辺に行くと、オフィシャル・チケット・ショップがあって、当日券が正規の半額〜3割引くらいで買うことができます。前はレスター・スクエアの中にハーフ・プライス・オフィスがあるけど(今はTKTSというらしい)、そこでなくてもいまは買えるショップが増えたようです。しかも当日券以外、3日先くらいでも買えるみたいです。ただし、席は選べない(店員さんお任せで、多分その時点でのその席種S席とかA席の一番いい席を取ってくれると思います)。また、お店によって値段が違うし、人気ミュージカルは当日券がない場合もあります。私が買ったのは一番安い27ポンド+手数料2ポンド。

チケットを入手したので移動。
V&A(ヴィクトリア&アルバート博物館)へ。いま、デヴィット・ボウイ展やっています。V&Aは通常展示は入場無料(寄付制)ですが、特別展であるボウイ展はチケットが必要で、ネット予約チケットは、8月末の会期中すべて売り切れ!当日券は会場に並ぶ必要があります。

ダメモトで一応見に行ってみると、夕方4時のチケットならあるとの事(この時11時頃)。まあせっかくだから、と購入し、V&Aのコレクションをちょっと見て、ランチ。ここに限らず、美術館のランチはどこもなかなかグレードが高いのです。アフタヌーン・ティーがあるところもあります。素晴らしい中庭で本格的なランチができますよ。

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セルフサービスのカフェですが、本格的な魚のグリル。ドリンクがボウイ仕様。トレイもV&A所蔵のウィリアム・モリス柄。これ欲しい。

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V&A
の横はブロンプトン教会。ここは「Its a sin」の”教会雰囲気音”を収録した場所。この前を通って東に行けば、ハロッズ。

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ハロッズのおもちゃ売り場。クリスがちょっと働いてたとこ。↑ブルーシャツのお兄さんを22歳のクリスだと妄想。前回は突然PSBの「Always on my mind」が流れてきてビビったけど、今回は普通の子供っぽい曲だった、残念。やっぱ幻聴だったんかね?

ところで、ハロッズはエジプト人のモハメド・アルファイド(故ダイアナ妃の婚約者、ドディの父)がオーナーなので、エジプシャンなコーナーがあったり、超高級品の貴金属売り場は黒いブルカに身を包んだアラブ女性が多かったです。おそらく中東のお金持ちの奥さまやお嬢様なのでしょうね。ハロッズは特殊な場所で、“デパート”とは言っても日本のそれとは違い、ロンドン在住の庶民は来ません。出入り禁止というわけではなく、なんとなくそういう住み分けができている階級社会なんだそうです。観光客ならおのぼり庶民が来ますが。よって、本当にここに貴金属や時計やブランド品を買いに来るのは超お金持ちのみ。かつては日本人、中国人、ロシア人、などとお金持ちは移り変わり、現在の超お金持ちは中東系の人々ということなのですね。なんだか不思議な光景でした。

さて、そろそろV&Aに戻ります。お待ちかね、
デビッド・ボウイ「David bowie is」展

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残念ながら中の展示は写真撮影禁止だったため、エントランス付近のみ撮影。

デヴィット・ボウイは、ご存じの通り、イギリス・ロンドンが生んだスーパースターですが、ここ数年は体調不良とやらで公に姿を見せることがなく、去年のロンドン・オリンピックのオープニング・セレモニーも出演依頼を受けながらも辞退、過去VTRの出演となったのでした。それで重病説がささやかれたのだけど、何んと今年になって鮮やかに復活、新しいアルバムを発売。全く変わらない美しいお姿を披露したのです。やっぱ宇宙人や。

おどろくのは、その人気の高さ。70年代から現在まで40年にわたって活躍しているので、ファンも三世代をまたぐ老若男女。性別も国籍も、地球人も異性人も超えた人気なんですね。ボウイはその時代の王道ではなかったと思います、むしろ最先端過ぎて端っこ。自分ではない誰かを演じるシアトリカルなシンガー、保守的な社会通念や禁忌を冒し常に社会現象になり、それはやりたくてもだれもまねできない。そんな”ポピュラーでない芸風”の彼が、イギリスを代表するアーティストなのですから、やはりイギリスの懐の深さを感じます。

展示は写真、レコードジャケット、衣装や楽譜などお宝の数々と、それぞれの時代のボウイ・マネキンのステージ。全員に渡されるヘッドホンガイドから、それぞれの展示の説明や曲が流れてきます。圧巻は、まるで本人がそこにいるかのようなステージ空間。座る場所もあるので、ずっとここで曲を聴いていたい衝動に駆られました。大のボウイファン、ニールも、プレミアでこの展覧会を見ているはずです。

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ポストカードセットを購入。

さて、さらに英国を代表するエンタメ堪能は続き、ミュージカル「We will rock you」です。

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こちらもイギリスを代表するミュージシャンのQueenの楽曲を使用したミュージカル、かなり客層は偏ってる?…と思いきや、会社帰りのオジサンと思わしきグループやカップルから観光客、家族連れまで、実に多岐にわたっています。10年以上、毎日上演して、月曜の夜でもほぼ満員に近いって…演劇不毛の地・日本じゃあり得ない。いかにイギリス人にとって、ミュージカルが身近なものかということなのでしょう。

近未来ストーリー仕立て(ベタ)で、けっこう楽しめました!つか、みんな歌ウマすぎ!!

休憩時間入れて3時間、すでに23時近いです。興奮しながらホテルに帰ります。





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