Margaretの部屋/20167
ロイヤルオペラハウス&ヘルシンキ


その4

マーガレットのブログ日記



 

2016年7月22日(金)

 ライブ終わった!この旅の目的は8割がた終わったようなものだけど、ライブはあと2日ある(いまさら言っても仕方ないけど、前日チケット取りたかった!実際は後半2日が週末だったのであっという間になくなってしまった)。

 私の残りの1週間のロンドン&ヘルシンキは、仕事でつがう使う材料探しながらの夏休み。今日は朝一番で、バーモンジー(ニューカレドニアン)マーケットに出かける。実に10年ぶり。バーモンジーのある場所は、もともとロンドンとロンドン市街の境にあって、盗品が売りさばかれていた
どろぼう市が発祥だそうで、ポートベロー(ノッティングヒル)に比べるとごちゃごちゃしていて、値段も安い。ただプロのバイヤー向けで、金曜日の午前4時からのオープンなど、観光客にはやや行きづらい所だった。ちなみに10年前、TVのお宝鑑定で有名な先生がビクトリアンのアクセサリーをごっそり交渉しているのに出くわしたこともある。

 私はそこまでプロではないし、アンティークレースのお店はあまりなかったので、ここ10年ほど行っていなかった。最近小綺麗になったという話だったので、久しぶりに行ってみた。

 確かに、周りには、10年前にはなかったスーパーやおしゃれなホテルなどが出来ているわ〜。その代わり、怪しい屋内マーケットが…消えてる。ここ数年、バーモンジーにロンドン・アートの拠点であるホワイトキューブ・ギャラリー(別館?)が出来、界隈はグルメのお店がたくさんでき、新しいグルメマーケットもモルトビー通りに出来た。どんどんおしゃれな街になって行っているのね(移民の多かったポートベローが高級住宅街になったのと似ている)。

 残念ながらバーモンジーで収穫はなかったけど(一緒に行ったKさんは可愛い指輪をゲットした。確かに他よりずっと安い)、ロンドン・ブリッジを渡り、スカイガーデンへ。

 バーモンジー・ホテルのトイレにブラとブリーフが貼ってある件。

 スカイガーデンは、シティのビル群の中でもひときわ目立つ、ウォーキートーキー(トランシーバー)と呼ばれる2014年完成のオフィス・ビル(正式名称:20 Fenchurch street)の最上階3537階にあり、無料展望台だけど予約制。予約できる日を狙ってウェブサイトから挑戦したけどあえなく失敗。でも、展望台の中にあるカフェやレストランを予約すれば入れるので、ビルのオープン前に朝食を予約。雨だったらがっかりだったけどなんとか。

 ロンドン・ブリッジの上から見たウォーキートーキー。

 対岸の、レンゾ・ピアノ設計のザ・シャードはヨーロッパ一高いビル(87階建て)だけど、展望台は予約制のうえ、2530ポンドもする。それに比べたら、無料で入れるスカイガーデンは良心的。入口では空港のような手荷物検査があります。

 シャード。マンダリン・オリエンタル・ホテルが入っている。

ガーデンだから草木がありますよ。



ブラッセリー・ダーウィンの朝食。パン・ぺルデュ(フレンチトースト)、ベーコン、メープルシロップ、ウォルナッツ。美味い。



ロンドン塔やタワー・ブリッジを下に見る。うう、West End girlsが脳内再生される〜〜。



 朝食後は、再びテムズ川を渡り、バラ・マーケットへ。ここは食にこだわる人のためのグルメ・マーケット。Bread a headのドーナツが名物。ちなみにこのパン屋さんはマーケットの近くの工房でドーナツ教室を不定期で開催しているようで、日にちが合えば受けてみたいな。あと、こちらも名物のモンマス・コーヒー飲みたかったけど、すごい行列で、断念。

 
バラ・マーケットからいったんホテルに帰ってゲットしたものを冷蔵庫に。夏は冷蔵庫必須だなぁ…。というか、今日も暑かった!暑いと街歩きはなかなか厳しいですね〜。ロンドンは暑い時期が短いので、バスや電車や個人商店にエアコンはほとんどない。なかなかの暑さに、体力のなさを実感してしまう…。ただ、朝と夜は寒くて、1日のうちで気温差が1015度くらいはありそうなので、気温差に慣れないのかも。

 とはいってもせっかくのロンドンなので、今度は北の方、カムデン・マーケット。昔はカムデン・マーケットは週末だけだったと思うけど、最近は毎日やっているっぽい。金曜日の午後なので、結構な人出。

 

 ここはいくつかのマーケットが複合的に入り組んでいて、ちょっとした迷路。基本はパンク。裏原宿っぽいのかな。由緒あるステイブル(馬小屋)・マーケットはアンティークが多かったけど、やはりいまはヴィンテージや新しいものが多くなっている。面白いTシャツがすごく多いので(同じようなものを扱うお店はたくさんあるから各店のオリジナルというわけではなさそうだけど)Tシャツ好きは必見。



カムデン出身のエイミー・ワインハウスの銅像。カムデンはナイトクラブやライブハウスも多く、とにかく若い人中心にごった返している。ごった返した狭い迷路を、人をかき分けて進むのは、なかなか体力がいる。あと、エスニックフードの屋台が多い。1日中夏祭りが開催されているようなもの。これを楽しめる人にはめちゃくちゃ楽しいワンダーランド。

 靴もパンチが効いている。

カムデンから一気にウエスト・エンド。“人の多い繁華街”でありつつも、やはりどの地域もカラーが違って面白い。ロンドンは、イギリスのEU離脱だとか首相交代、景気や移民の問題、いろいろあるけど、活気がある。

Berwick Street
といえばOasisの「モーニング・グローリー」のジャケだけど、その通りに交差するNoel street



聖地巡りのひとつ、「WEG」のDive BarのモデルになったGarrard street 48番地。今は中華レストラン。ちょっとさみしいわぁ。

 歩いている人もアジアンが多く、美味しい中華料理屋も多く、なんかホッとする。

 この写真はPSBが有名になってからDive barのなかで撮影したらしい。

ここからコヴェント・ガーデンは、劇場の多い「ウエスト・エンド」。NYの「ブロードウェイ」と同じく、場所が“(ミュージカル)劇場”の代名詞になっている。

足は自然とROHに向かいます。今夜のチケット持っていないけど、そろそろニール&クリスが劇場入りするんじゃないか。そんなのに遭遇はしないよなぁ。入るのは一瞬だもの。



コヴェント・ガーデン前の広場の大道芸人さんは昨日もいたけど、ちょっとクリスっぽくて、クリスが銀塗りで舞台に出てきても驚かないよ。

 浮いている。

今日の夕食はHonest burger。アメリカ発のShake shackと悩んだけど、こっちは行列で混んでいたから。Honest burgerはイギリスのプレミアム・バーガーのブームの火付け役。美味しいけど、高い(ロンドンは、外食はみんなそうだけど)。ビールとスペシャル・バーガーで18ポンドくらいした。



いったんホテルに帰って、ライブの終わる頃の時間にまた出直そう…と思ったら、ホテルの室内でちょっと水漏れのトラブルがあって、この日は出待ちに行けなかったけど、どっちにしても疲れていたので就寝。

 うわぁ、なんだか喪失感が襲ってきた…。うわぁ、ライブ見たい。やっているのに見れなーい。悲しい。

 


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