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8月3１日(月曜日)
NY二日目。
欧米に旅行すると、たいてい朝早く目が覚めるよね。いつも睡眠時間は4〜5時間。なのにけっこう平気なのは、気を張っているからかな。
今日は、申し込んであったJTBのNY1日観光ツアーに参加です。
参加はどうしようか迷ったのだけど、NYは初めてだし、効率よく回れるバス・ツアーもありかなって思って…。でも、正直言って、こんなワタシですから、団体行動は国内外問わず、大嫌い、というか、できないです。知らない誰とでも仲良くなれるような愛想も愛嬌もないし。…参加して迷惑にならんだろうか。
8：30にヒルトン・ホテル(ワタシのホテルから徒歩15分くらい)集合なので、散歩＆朝食を兼ねて7：30にホテルを出る。まだこの時間じゃ早いかな〜と思ったけど、けっこう出勤らしきニューヨーカーは多い。ダイナーも早いところは7：00くらいからやっているようだ。途中、ディーン＆デルーカ(Dean & Deluca)があったので、ここで朝食。
 
ラテ＆ブルーベリー・マフィン。まだドーナツ・プラントのドーナツは店に届いていないみたい。
NYのヘソ、タイムズ・スクエア。「NYCB」にも出てくるね。
「♪where
Seventh Avenue meets Broadway」7番街とブロードウェイの交差点、つまりそこがタイムズ・スクエア。
え〜と、この彫刻も有名だよね…誰の作品か忘れちゃった…。
ヒルトン・ホテルに集合して、出発。ほとんどがカップル(若・熟年)、家族、女性2人連れ。あ、一人ワタシだけか、まあ、いいけど。
バスはホテルを出発して、南下。いろいろな名所をガイド(在NYの中年男性)が説明するけど、1時間も車窓観光。まあ、NYはバス止めるところないだろうから仕方ないかなぁ。すごく気になったのは、ガイドが、JTBの他の観光ツアーを薦めてくるところ。例えば「今通ったお店、いいジャズのお店なんですよ。明日、”ジャズツアー”で行くんですよ。どうですか？」とか、「ブロードウェイは言わずと知れたミュージカルですね、チケット取りますので、見たいものがあったら言ってください、チケット代と、手数料は2,500円です。他より手数料は安いですよ。」とか、観光よりも自社商品の勧誘ばかり(しかも何度も)で、途中でうんざりした。
マンハッタン最南端のバッテリー・バーク到着、ようやくバスから下車。ここからフェリーに乗って、リバティ島(自由の女神)に行きます。これは、クルーズみたいで結構楽しかった(ちょっと寒いくらいだったけど)。
リバティ島から見たマンハッタン。i-podで「NYCB」で何度もローテーションしました。(UFOではなく飛行船です)
 
やっぱ、これも本物の質感、重量感、存在感は、写真じゃ表現できないな〜〜。
船に乗っている途中、ガイドに「リバティ島まで何分ですか？」と聞いたら、「ハァ！？」とややキレ気味に言われて、「15分！」とそっけなく答えて、そのままどっか行っちゃった。本当に金の話しか興味ないらしい。
おまけに観光の話も、ワタシが本やサイトで読んだ話、つまりは誰でも知ることのできる情報ばかり。在NYならではのリアルでレアな話は皆無。唯一、911テロの時にも観光中で、ESBからツインタワーに突っ込む飛行機を見た、という話(約1分)だけが面白かっただけ。あとはまた自社商品のおすすめやお土産屋の話とかになる。ま、会社からノルマを課されているのかもしれないよね。観光ツアーに参加しているような何も知らない田舎のおのぼりさんの財布からお金を引き出すのは、赤子の手を捻るようなもんなんだろうな、彼らにとっては。一応このツアー、金取ってます(70＄)。
ワールド・トレード・センター跡地。2012年に新しいビルが完成予定。
女神観光を終えて、再びマンハッタンに戻り、サウス・ストリート・シーポートというショッピング・モールで自由昼食。ここは、ちょっとNYというより港町っぽい。あえて言うなら「踊る紐育」っぽいかな(セーラーさんいないけど、大道芸人がいた)。あと、「人体の不思議展」(Body World)がここでもやっていたよ。
マンハッタンとブルックリンを結ぶブルックリン橋。ブルックリン側から見たマンハッタンの景色はすごく有名。「NYCB」にも出てくるショット。PVにはツインタワーがありますが、もちろん今はないです。
ランチは「Nathan’s」のチリドックとポテト、ビール(ミラーの生ビール)。アメリカ〜〜〜って感じ。味はごく普通です(モスの方が美味い、とか無粋なことは言わない)。
再び集合、またバスは別のルートで北に戻る。金融街、下町、おしゃれな街、高級住宅地、セントラル・パーク、いろんなNYを通ってロックフェラー・センターの展望台、トップ・オブ・ザ・ロックへ。ワタシはこの展望台へものぼるツアーだったけど、本来、半分くらいの参加者は、ここで解散のツアーだった。でもガイドが「上りませんか。20＄です。」とバスの中で何度も連呼していたために、ほとんどの参加者が展望台にのぼることに。
ロックフェラー・センターの近くのNBC(TV局)の前で、映画撮影していたけど、知っている役者はおりませんでした。
 
(南東)右は、メットライフのビルと、それに隠れてちょっとしか見えないクライスラー・ビル。(北)左はセントラル・パーク。
上から見ると、「よくまぁ頑張って、ギッチギチに建てたな〜〜〜」って感じ。
(南西)昼間のESBも素敵よ。
自由の女神もめちゃ、ちっちゃく見える…右奥、川に浮かぶ向こう側の島にある5mmくらいの立ってる棒みたいなの。対岸はニュージャージー州。
ガイドの話によれば、この日は2週間に一度あるかないかのガスってない、いいヴューの日、らしい。毎日同じこと言ってなきゃいいが。
16：30、ここでツアー終了。さよならです。NY初めてさんが、1日観光ツアーに参加してよかったかどうかは、人によるでしょう。まあ、英語を使わなくていい楽さや、チケットがあらかじめ用意されているため入場するために並ばなくていい事とか考えれば、すごく法外な値段って訳ではないでしょう。ただ、正直に言って、退屈で時間の無駄とは思います。NYは狭いし道もわかりやすいので、どこも自分でも行けるような気がしました。MET(メトロポリタン美術館)は前を通っただけ、行きたかったな(明日、自分で行きます)。
ところで、ロックフェラー・センターのすぐ近く(6番街と49丁目の角)に、「セックス・アンド・ザ・シティ」に出てきて以来、あれよあれよと有名になったカップケーキの店「マグノリア・ベーカリー」の支店がまたできたみたいです。本店はグリニッジ・ビレッジ(南の下町)で、中心街からちょっと遠かったけど、ここなら観光地なので、ついでに買えて便利ですね。
ロックフェラー・センターの傍にあるセント・パトリック教会。北米最大のカトリック教会。近代的ビルの谷に、急に表れるゴシック様式。
ここからメトロで、南に下って、下町のノリータへ。このあたりは下町で、マンハッタン内とはいえ高い建物がありません。パリみたいな感じの、感じのいいお店やカフェが点在する地域です。こういう感じは割と好きです。
↓この建て物は出来たばかりの現代アートの美術館、ニュー・ミュージアム(見たかったけど、残念ながら今日は定休日)。正面のレインボーは、エイズ撲滅のためのアート作品です。
 
右のとうもろこしは、ノリータのカリビアンカフェ(かなり小さい)、カフェ・ハバナの名物、グリルド・コーン。炙ったとうもろこしに粉チーズとパプリカがかかっていて、ライムをかけて食べます。美味いっす。テイクアウト2.15＄。イートインだともうちょっと高い…けどいつでも店は満席なので、テイクアウトの方が早いと思う。まあ、テイクアウトとはいっても写真の通りの状態で渡されるので、基本”その辺で食ってね”って感じ。実際、店の前のベンチで食べちゃったけどね。
この辺をブラついて、19：00頃、アスター劇場(Astor Theater)到着。今日は「ブルーマン」を見る予定。
アメリカのライブ、ミュージカル、イベントは、「Will Call」という、当日窓口であらかじめ電話かネットで予約したチケットを受け取りシステムが主流だそうです。今回のブルーマンもそうです。必要なのはアメリカ人ならIDカード、外国人ならパスポート、支払いをしたクレジット・カード、予約番号、だと受け付け完了メールに書いてはありましたが、実際に今回必要だったのは、予約番号と支払いに使ったクレジット・カードだけで、問題なくチケットを受け取れました(でも時と場合によって変わるかもしれないのでやっぱりパスポートも必要かも…)。
ブルーマンは世界中で公演している超有名なオフ・ブロードウェイですが、本家NYの劇場(地下)は、びっくりするくらい小っさい！でもいいよね、小さい劇場って、パフォーマンスを間近に見れるから。ワタシの席は前から2番目、中央通路(ブルーマンがよく通ります)側という、かなり良い席でした(ビニールのポンチョシート付きです。何が飛んでくるかわからないから)。
内容は特に書かないけど、とにかくもう、すごい楽しいです。一流です。ブルーマンは一言もしゃべらないし下ネタもないので、外国人でも子供でもOK。観客巻き込まれ型なので、とにかくリラックスして楽しむのが一番！ショーが終わると、笑いすぎて疲れます。もう、劇場内グッチャグチャ(片づけるの大変そう)！ロビーに出ると、すでにブルーマンたちが待っていてくれます。写真撮影会OKです。オフ・ブロードウェイだからあり得るフレンドリーさ！
 
ブルーマンは世界中に60人いるそうですよ！日本公演も終わりが決まったし、見に行こうかな〜。
今日はこれで終わりです。スーパーでお水とか買って、ホテルに。23時くらいに女一人でメトロ乗ったけど、全然大丈夫です。いっぱい人、いますから。
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