リトル・ブリテン
LITTLE
 BRITAIN
David Walliams and Matt Lucas
David Walliams & Matt Lucas

 

 

 

 

なぜリトル・ブリテンか…。
PSBファンなら誰もがショックで固まった『I’m wit
h stupid』のPV。これですね↓
似ているのか…いや…微妙…。



このPVでニール&クリスを演じているデビッド・ウァリアムスとマット・ルーカスがTVコメディアンで、「リトル・ブリテン」という番組に出ていたというのは、公式HPでも紹介されていましたが、それならナゼ2人が起用されたのかどうしても知りたくて、ロンドンでDVDを購入してまいりました(日本からでもAmazonとかで購入できます)。

ああ…PSBそのものじゃん。
いま思うと、2人の起用は的確にして、すごいことだった!
で、キッチリはまりました。

 

 


「リトル・ブリテン」は、2003年からイギリス国営放送BBCで放送されているコメディ(コント)番組です。BBCのコメディ番組といえば「Mr.ビーン」「レッドドワーフ号」などが日本のNHKでも放送されていましたが、これは絶対ムリ!放送できねーよ!

まあ、もちろん日本語字幕はないので(DVDは英語字幕つき)、真の面白さは、私にはわかっていないのかもしれませんが、少なくとも言葉の壁を乗り越える部分は多いです。
ちょっと(いや、かなりか)ビザールでクィーアなキャラクターの人々を、全てマットとデビッドが恐ろしいほどのなりきりっぷりで演じ、怖いくらいの笑いを生んでいます。アメリカのコメディとは全然違う、まさに英国の笑い。
ちなみに脚本もマットと、デビッドの手によるものです。
半分以上が下品、下ネタ、そしてゲイ。↓これがそのDVD(シリーズ1&2)のパッケージですが

マットとデビッドの、おそらくそれぞれ一番人気のキャラクター、真ん中の青いラバー・フェチ、Daffyd T
homasと、その右、首相秘書Sebastianは、二人とも100%濃いゲイキャラ。
一番左の2人、車椅子のAndy&友人のLouは、PSBの関係にすごく意味深に似ているし、一番右の2人、Emily HowardとFlorenceは、女装したただのおっさん2人組があちこちで「あたしたちはレディよ!」と叫ぶコント。
その他、2人が演じるおばさん、及び女の子は絶品!彼ら自身もゲイじゃないか(2人はカップルかと思った)と思うくらいゲイ達者なのですが、デビットはマジでノンケだそうです…(ただ、アワードで受賞したデビッドはSebastianのごとく、司会者とプレゼンテーターにキスを浴びせたらしいですが)。

公式HPはこちら
ファンサイトはこちら

 

 


誰もがはまる、Sebastian Love

Sebastian

Sebastianはプライムミニスター(マイケル)の秘書。プライムミニスターにぞっこんで、彼を独り占めにしたいらしい。でも彼はノンケで妻帯者、Sebastianは日々、嫉妬と片思いに身を捩じらせています。でかいガタイでいじらしく、かいがいしくプライムミニスターを世話する姿にゃ、めっちゃかわいい!と乙女心が動かされること間違いなし。“英国人のホモの見本”みたいな人です。Sebastianの切ない思いに終わりは来るのか!

 

 

 


田舎の村で唯一のゲイ、Duffyd Thomas



のどかなウェールズの村で唯一のゲイ。いつもピッタピタのボンテージやラバーなどの派手な衣装を身にまとい、「僕は村で唯一のゲイ」「ゲイ・バッシングをするのか!」といきまいているが、周りの人は誰も彼を差別していないし、寛容な態度。他のゲイが現れても、絶対にそれを認めようとしない。なぜなら「僕が村で唯一のゲイだから!」。ゆえに彼氏はいない。

 

 

 


奇妙な友情、Lou and Andy

David Walliams as Lou and Matt Lucas as Andy

車椅子のAndyの世話を焼く、友人のLou。実際、ロンドンにはすごく車椅子の人が多い。Andyのわがままを何でも聞いてくれる、やさしくて、ちょっと抜けているLou。ただし、Andyは誰よりも身体能力が高く、思いっきり走れるのだ!極悪!名前の由来はルー・リードとアンディ・ウォホールからのようだ(二人ともゲイじゃん!)。
なんか、ニール&クリスの微妙な関係を見ているみたいだ・・・。
(別に2人はつきあっている訳ではない…。)


 

 


ピンク・ジャージのコギャル、Vicky Pollard

Matt Lucas as Vicky

ハゲのオッサンの演じる太ったコギャルが、なんでこんなにかわいいんだ!ものすごい速さでコギャル語を話す。ほとんどが、ワルいことした言い訳なのだが、「No But, Yeah But No」が口癖。ほとんど何言っているかはわからない。ヤンママ(育児放棄?)でもある。ともかくマットの口達者芸を堪能するコント(?)。




女装したおっさん、Emily & Florence

Emily and Florence

シリーズ1ではEmily Howardだけだったが、2からヒゲのFlorenceが加わった。どっからどうみてもコ汚いオッサンの女装なのだが、「We are Ladies!!」と言い張っている。へんなフランス語っぽい喋り方をする。
特別編ではロビー・ウィリアム(!!)がゲストで登場し、レディに変身する!

 




毒舌ダイエット・コース・リーダー、Marjorie Dawes

Marjorie Dawes

自身も太っていながら、ダイエット・コースの人々をものすごい勢いで叱咤する、いじわるで自己中なおばさん。こういうおばさん、絶対いる!ただ、これは喋り中心のコントのため、日本人には本当の面白さがわかりにくい!

 




催眠術師、Kenny Craig

Kenny Craig

合の悪いことを全て催眠術で解決しようとする。まあ、どんどんことは大きくなっていきますが。

 




他にも大勢、アホキャラはいますが、とりあえずマーガレットのお気に入りはこのあたり・・・。

実は二人とも普通の、まともな人だったりして(知らないけど)。デビッドなど、普通にしてりゃハンサムだし。
ところでデビッドは1971年生まれ、マットは1974年生まれで、思いっきりマーガレットより年下じゃんかよ!
デビットはノンケ、マットはカムアウト・ゲイだそうです。PSBと逆?あれ?違う?
…という事は、この番組の濃いゲイ・テイストはマットの世界観ということなんでしょうね。
特別編成のゲストも、ジョージ・マイケル、エルトン・ジョンという英国2大ゲイシンガーと、ロビー・ウィリアムズというゲイ好みのセレクション。是非次はPSBをゲストに!!

DVDの特典映像に、彼らがミュージシャンに扮してインタビューを受けるコント(?)があるんですが、
(聞き手は「TOP OF THE POPS」司会のJa
mie Theakston・・・
セバスチャンにジェラシーされる役で、本編シリーズ2の3話にも出演しています)
ジョージ・マイケル、エルトン・ジョンはもちろんのこと、ブラーとかめちゃくちゃ笑えます。
これで、PV以前にPSBに扮してくれていたら完璧だったのに!



デビッドとニールの2ショット写真を発見…ニール、めちゃくちゃ楽しそうじゃん。
デビッドはニールのファンらしいです(だから、趣味がノンケっぽくないな〜。
まあ、ゲイとパートナーシップを組むのだからゲイ支持者でしょうが!)。
ちなみに以下の画像は、デート(?)を「T
he Sun」にスクープされたゴシップ記事。
思いっきり「ゲイ」って書かれてるじゃん(右の円グラフで)。

デート現場は、ロンドンのセレブ御用達おしゃれデートレストラン「MOMO」だよ!
ね〜、デビッド、ホントはゲイかバイなんでしょ!?

先日TVで放送されたPSBのドキュメント番組にもデビッド&マットはチラッとインタビューされているそうです。
ちなみに…デビッド・ウァリアムズの本名は普通にデビッド・ウィリアムズ(David Williams)だそうですが、
それだとありふれすぎているので、わざわざ読みにくいWalliamsにしたそうですよ。

現在、シリーズ3が放送中のようで、今後も続くことを期待しています。今後もDVD買います。




戻る