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♪♪妄想乙女マーガレット通信★vol.39♪♪
別冊「まりりんのの日記」/ペットさん(ペット・ショップ・ボーイズ)偏愛フリーペーパー
第39号・2006年09月発行★発行人:まりりん石原、執筆乙女:マーガレット(題字:ニール王子)

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IF NEIL TENNANT WAS MY LOVER」に突っ込み入れる!

*メールで購読のPETHEAD様には、改筆・追加のため再送いたしました。メールには「If Neil Tennant Was My Lover」の音楽ファイルを添付してあります。また、合で号数が変更になっております。LE SPORTのアルバムをコピーして欲しいお友達は、直接マーガレットにご請求下さい。

 すでにマーガレットのブログで8月に話題にしておりましたこのネタですが、CDも入手したことですし、じっくり考えて見ましょう。
 ことの始まりは、7月に出たPSBファンクラブ会報誌「Literally・30」の、“RECORD”(それぞれに気になる曲リスト5曲)のコーナーで、ニールがピックアップしていたこと(注:ここでは「If Neil Tennant Was My Boyf
riend」と誤記されている)に始まる。
 こんな曲が妄想でなくメジャーで存在するのかと思ったマーガレットは、さっそく調査開始…。
 アーチスト名は「Le Sport」(ル・スポルト)。フランス語名みたいだけど、スウェーデン人の2人組デュオ。若い今風の男の子だった。2006年5月発売のデビューアルバム「Euro Deluxe Dance Party」に収録。公式HPがスウェーデン語なのでさっぱりだったが、歌詞は英語のようだ。視聴すると、PSBとニューオーダーとデペッシュ・モードに影響されたような感じで、悪くない。でも、何言っているかはよくわからない・・・。仕方ないので方々探して、結局、CDを購入。残念ながらライナーは歌詞だけで2人の紹介やらなにやらは入っていなかったが・・・。

Euro Deluxe Dance Party

1.I DO RENOUNCE THEM
2.IT’S NOT THE END OF THE WORLD
3.CHEMICAL DRUGS
4.
YOUR BROTHER IS MY ONLY MY HOPE
5.SHOW ME
YOUR PENIS
6.IF NEIL TENNANT WAS MY LOVER
7.THINK OF
YOU
8.EVERY LOVESONG
9.TELL NO ONE ABOUT TONIGHT
10.LOVETRAIN

 Aも「ウエスト・エンド・ガールズ」っぽいですね。Dは開き直りすぎなんじゃないか?と思えるほどダイレクトなタイトル。内容もタイトル連呼。Cも微妙なタイトル。E「If Neil Tennant Was My Lover」はカミングアウト宣言ともいえる。デビュー早々からカムアウトとは、悩みがなくてうらやましいんですが、これ、ニールには使用許可はあったんでしょうかね?まあ、あったんでしょうが。気になるのは、彼らが本当にニールのファンであるかどうかということ。本当にファンならいいけど、ただ単にカミングアウトの道具だったり、売名行為だったら、いやだな。リリックと曲は本人たちが書いているので、そんなことはないとは思うけど。ニール=ゲイのアイコン、ってのはもうふっきれたの?サー・エルトンでもなく、ジョージ・マイケルでもなくニールを選んでいるところがえらくリアルである。まあ、彼らにとってはニールは父親くらいの年齢なんだろうけど。


IF NEIL TENNANT WAS MY LOVER

word and music by LE SPORT


If neil tennant was my lover
would
he meet my friends
would
he call my name when we’re
out on t
he dancefloors or would
he just dance

If neil tennant was my lover
would
he copy his keys
would
he stand on his knees or
would
he just tilt his head back
and leave me to please

If neil tennant was my lover
would
he do me no harm
would
he put on his charm or
would
he just tears my eyes
and call me one of
his puppets

If neil tennant was my lover
would
he - no
I don’t t
hink he would do that
to me
would
he sing like he sang to me
w
hen he sang this song, rent
and all t
hey’re just for me
and all t
hey’re just for me
and you know it

would
he be my man and
stand up and fig
ht for me?


もしニール・テナントが僕の恋人なら
僕の友達に会ってくれるかな
ダンスフロアの外でも
僕の名前を呼んでくれるかな
踊ってくれるだけでもいい

もしニール・テナントが僕の恋人なら
合鍵をくれるかも
膝まづいてくれる?
フェラしてくれる?
僕をイカせてくれる?

もしニール・テナントが僕の恋人なら
僕を傷つけないよね
とても魅力的なんだろうな
涙が出ちゃうかも
僕をお人形さんにしてくれるかな

もしニール・テナントが僕の恋人なら
え〜と、…だめだ…
何してくれるかなんて考えられないや
この僕に
あの”レント”を歌ったときのように
歌ってくれるかな
僕のためだけに
そう、全曲、僕だけのために歌って欲しい
わかるよね

僕のオトコになって
僕を守ってくれる?


 乙女訳です。エロ妄想なのか思いっきり乙女チック方面なのかは、微妙!対訳については賛否両論あるかもしれませんが、まあ、ニュアンスということで。リリックを書いた彼らにとっても私にとっても、英語はネイティブじゃないから、ちょっと距離感があるかもしれないですね。
 でも、彼(ら)が本当にニールに憧れているのがわかってかわいいなあ、と思うのは「If Neil Tennant Was My Lover」が、“絶対に実現しない条件法”になっていること。昔英語の授業でやったことを掘り起こすと、「If I Was A Bird…」(もし私が鳥なら…)という風にbe動詞を過去形にして使うので、彼(ら)は、ニールが自分の恋人になるのは鳥になるくらい難しいと思っているのだ。いや、若くてハンサムでゲイでヨーロッパ在住で英語ができてプロのミュージシャンなら、そう遠くもないんじゃないか?…って、言って励ましてやりたいぞ。少なくともマーガレットよりは恵まれた状況にある!

しかし、こんな曲を正面切って捧げられたニールの気持ちを聞いてみたいです。ついでにクリスの感想も。

@照れくさい・苦笑 Aちょっと迷惑 Bバカ笑える C誇らしい Dカモン、ベイビーズ!

★★★★★★マーガレットの予想★★★★★★



・・・とか言いそう。


左:スエーデンのWaTこと、LE SPOTSの2人。カップルじゃないよね?
上:デビューアルバム。レインボーカラーっぽい?


今後、彼らが売れるかどうかはわかりませんが、ちょっとルックスがアイドルっぽくもあり、ディスコ(ゲイ・カルチャー)で流行るでしょうな。少なくともPETHEADにはチェックされているし。PSBファンのゲイたちに友好的に迎えられるか、総スカン食うはわかりません。ツアーなんかもやっているようだから、ヨーロッパのサマー・フェスまわりのPSBとはどこかで会うかもしれません。もちろん格が違うので、気軽に喋れたりはしないでしょうが。
 さっきも書きましたが、曲そのものは聞きやすいし、ちょっと切ない声も悪くない。アルバムタイトルほどデラックス感はないし、若さはじけるって雰囲気ではないけど、音そのものはポップ。BGMにはいいんじゃないかな。しかし、スェーデンには「WES TEND GIRLS」というt.a.t.uっぽいルックスのPSBリスペクトしまくり女子デュオ(アルバム収録曲、全部がPSBのカバー曲。もちろんPSBも許可済)もいるし、なんかあったんだろうか、と思うくらいPSB好きが多い。恐るべし、北欧!

*LE SPORTについては「QUEER MUSIC EXPERIENCE」様(日本語サイト)のブログでも詳しく書かれております。彼らの個々の名前がついにあきらかになり、PVも見れます。マーガレットも登場します。
http://queermusicexperience.blog10.fc2.com/

でも、なんだかんだ言いつつ、聞いているうちにファンになっちゃったよ!気がつくと「カモナ〜ショミユ〜ピニ〜♪」と歌っています。


★★★★★★★★★★★★★★コメンタリーby Literally★★★★★★★★★★★★★★

PSB公式ファンクラブ会報「Literally」30号、アルバム「Fundamental」のニール&クリスのコメントを訳していなかったので、訳しております。ここ以外のメディアではこのアルバムに関してクリスのインタビューはほとんどないので、やっぱファンクラブ情報は貴重です。

Psychological

ニール「最初はクリスが何か書き始めたんだよね。」

クリス「僕のフラットで小さいキーボードで弾けるように準備していたんだけど、ドラムとバスとメロディーラインをプログラミングして、それで、すごくいいと思った。で、僕はスタジオにもって行って没頭した。それがホント、いかしてたね。で、ニールが中盤を加えた。」

ニール「だいぶ後だったね。自分の電話に“Psyc
hological”というタイトルを書き込んだ。前にオスカー・ワイルドの本を読んだことがあったけど、僕はその本に熱中してしまって・・・“Psychological”という単語が冒頭に使われていたんだ。一般的にそれは“ゲイ”って意味に使っていたんだろう。ホモセクシャル。”あ〜、彼はむしろ”サイコロジカル”だ”なんて言ったんだね。」

クリス「“earnest”(前兆)って単語みたいだ。」

ニール「クリスが書いたものを僕に弾いてくれて、僕はこのサイコなものを歌った。それで、ぞっとするイメージのリストを作る考えができた。書くのにそう時間はかかっていない。スタジオで、30年代から40年代に書かれたウォーター・ベンジャミンの本を持っていた。それは、デイブ・リマーが僕にくれたもので、“ボーラーハットをかぶった葬儀屋”は、これが由来だ。それはアルバムのために僕らが書いた最初の曲で、すごく奇妙で、最小限で、ファンキーなグルーヴで、僕は好きだ。それから、僕はそれはポップソングのようでいて、一種の説明であるべきだと思った。僕は僕たちの歌のミドル・セクションは、歌について説明するか、反対の視点を与えるかのどちらかであるとわかった。僕たちは、今日世界で起こっていたものに対する歌を書きつつあるこのアルバムのために僕らのマニフェストがあり、ミドル・セクションとは恐れの文化についてであり、人々がホラー映画を怖がるのはとても面白いといえる。彼らは、テロリズムの脅威に脅えることや鳥インフルエンザや核爆弾を好きなのだろうか?おびえる何かがあるんだろうか?“それ、君の想像なのでは?”それはミドルポイントだろう。この歌はちょっとマドンナの”ヴォーグ“みたいにダンスっぽいワイドスクリーンになった。僕は、歌のメッセージだと思う。アルバムの最初はこうだ:恐れは外の世界以上に、心の中にたくさんある。」


★★★★★★★★★★★今月の写真・PET of PET★★★★★★★★★★★★★

「ほら、ケヴィン、カメラ、カメラ、あっち。」
「イヤ〜〜〜〜!」
ってな会話が聞こえてきそうな(?)ニールと、ニールのペットのケヴィン君です!めちゃくちゃ可愛い!なに犬なの!?でも、多分ニールは主有権はあっても、なついていないのかもしれない…留守がちだし、きっと、ドックシッター(ハンサム:仮想)になついちゃってんのよ。名前のせいで、ケヴィン・スペイシーと付き合っている説が出たけど、彼氏の名前をペットに付けないでしょ、ふつー。ケヴィン君、クリスと一緒にいる写真もあり。うう・・・うらやましい。アタシも犬になりてー。

 


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