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♪♪妄想乙女マーガレット通信★vol.60♪♪
別冊「まりりんの日記」/ペットさん(ペット・ショップ・ボーイズ)偏愛フリーペーパー
第60号・2008年1月発行★発行人:まりりん石原、執筆乙女:マーガレット(題字:ニール王子)
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★★★★★★★★★★★★★コメンタリーby PSB CatalogE★★★★★★★★★★★★★★
’06年発売されたアートワーク本「PSBカタログ」掲載の「Pet
S
ビデオでは、ドレス・アップしたオープニングは楽しかった?
ニール「“変装は自信があるように感じさせる”ってことだなって思った。エンターテイメントの価値をあげると僕らは感じた。」
クリス「それは、僕らが演劇界からの人たちとはじめて仕事をした時だった。僕らはすぐに彼らの仕事の仕方が好きになった。思いついて、団結して、計画されて、全てにおいて知的にされる。同じ方法じゃ、音楽業界ではこんなに出来ない・・・知的な引用は。」
ニール「・・・歌の意味を考えてね。」
クリス「僕ら、ウィッグ、衣装、メイクアップ、なにかを製作するためにみんなが集まるのが好きなんだ。僕ら2人ともそれでマジで熱くなったと思う。」
ポップ・ミュージック以外の人たちに、いつも影響をもたらされているように見えるのは何故?
ニール「僕には全てを更新するように思える。だれかが君がしていることに関して完全に異なった意見を持っていて、やり方を知らないことや、一度も考えたことがない知らない何かをする。普通なら、個人的レベルでは、会ってみたいと興味がわく。君の裾野を広げたいと感じるのは、僕らにとって常にとても大事なこと・・・テレビに出ることじゃない。僕らは音楽界の外から歌の影響をもらうことがたくさんあって、音楽界の外の人たちからもたらされる。僕にとっては同等になると思える。伝統的ペット・ショップ・ボーイズのやることはいつも違った方法をやることにある。それは僕をいつも疲れ果てさせるけど、一種の本能であるように思える。時々、困難なプロセスを経験することによって、体験したことがないどこかに最後には行き着く。でも、そこにいければ嬉しい。」
クリス「ライティングのことを言えば、ロック・ミュージックの人たちは、欲しいライティングのエフェクトからスタートしないで、彼らは装置と装置でやれることからスタートする。それは完全に間違ったやり方だ。演劇の人たちはそんな風に考えない。やりたいことがあって、次に、彼らはどうやってそれを達成するかというところから始まる。僕は、違った分野のアーチストがどのように経験するかってことが好きだ。ロバート・メイプルソープに写真を撮影されたのは素晴らしい経験だった。この素晴らしい写真家と共にそのプロセスに直面して、その被写体だった。彼のゆっくりした動き・・・そう、マジで、写真を撮る間、ほとんど魅惑されるんだ。すごく、すごく平穏で、リラックスしていて、力が抜けているんだ。ほとんど催眠術だ。彼の写真の多くからはクオリティが見て取れると思う。ドキドキワクワク感も感じられる。ブルース・ウェバーのビデオも同じで、他ではありえない、とてもエキサイティングだ。」
最初の2つのツアーは、ペット・ショップ・ボーイズ美学の極端な表現方法でした。しかし、二人が本当に必要に迫られてしなければならなかったので、最も現実的だとも思います。実際にステージをやり通してみて・・・。
ニール「大きなチャレンジだった。でも、やって楽しいチャレンジだったよ。僕らのパフォーマンスの能力は、全てをこれにかけなきゃならない限界だったと思う。本当にたくさん働いた。2番目のツアーは一度限りしかやらないようなツアーだった。ポール・マッカートニーが“サージェント・ペパーは袋小路だったと思う”と一度発言したのを覚えている。それ以上行くことが出来ないなら、それが“ザ・ホワイト・アルバム”がただのボロボロの歌集である理由だ。彼は僕には答えなかったけど、僕はいつもすごくいい質問だったと思っていた。パフォーマンス・ツアーの形で、衣装とダンサーを使ったヴィジュアルで、どんなナンバーでもみんな出来る。でも結局、同じことを、違った観客に対してやる。次の段階では、僕らはサヴォイ劇場での“Somew
ベストなコラボレーションをどのように学びましたか?
クリス「任せて乗っかるのがいいと思う、ホントに。」
ニール「彼らとの信頼だ。もし演劇のディレクターと一緒に仕事をするなら、そう、彼らがやるものに乗って、任せることだ。君は演劇のディレクターじゃないからね。引っ込んでいるのを知ることがグッドだ。君がアイデアを持っているとか、時として才能あるアマチュアで、彼らがそれを尋ねたら、僕たちができる限りで、かなり何か良いものは思いつくことができる。パフォーマンス・ツアーでは、僕らは2人のキッズ・ダンサー、マーク&トレヴァーに強いてやらせたけど、最初、全製作で誰も彼らを必要としなかった・・・ディレクターは彼らを欲しがらなかった。振付師も。」
クリス「でも、僕らはやった。」
ニール「やったよ。僕らは正しかった。彼らは全てを明るくしたからね。彼らは、このほとんどハイ・カルチャー・ショーに、ストリート的なものを持ち込んだ。でもただ一度、僕らは“クローサー・トゥ・ヘヴン”で、人を信頼することにミスを犯した・・・そこで僕はこう思った。僕らはミュージカルをやることについて、何も知らなかった。リアリー・
クリス「僕らはすごいことをした。」
ニール「マーク・ファロウが仕上げたポスターは本当にすごく完璧だと思ったとき、信じられないほど僕を悩ませた。彼ら“おー、ゲイゲイしい!”って・・・まったく・・・。
あなた方のキャリアの中で、何かをしたい気がする前に、あなたがヴィシュアルでしたことに関する重圧から逃げられなければならないことがありましたか?
ニール「初期のころだと思う。多分、何故僕らがデレク・ジャーマンと仕事をするのか、理由は僕らが通りを歩いていて、新しい道を見つけなければならないと感じていたからだ。クリスは僕の3歩後ろを歩いていた。」
クリス「君はもっと遠くまで行ける。僕らは袋小路にたどり着いていた。僕らの“サージェント・ペッパー“だ。」
それぞれのヴィジュアルにすぐ意見一致できますか?
ニール「デザインだけなら、そうだね。」
クリス「僕らはね。」
ニール「僕らとマークは意見一致しない。僕らは一緒にマークを責めるよ。」
クリス「でも、一般的に僕らとマークは同じ美意識を持っている。」
ニール「しかし、僕らはアルバムからの各シングルは、アルバムプロジェクトの一部に似ないように、再デザインされるべきだと常に信じている。新しいエキサイティングなものであって、2番煎じの製品になるべきじゃないと。新しいB面と新しいミックス、新しい写真を使うべきだって。それはデザイナーの見方じゃない。出すシングルスが多ければ多いほど、それはさらに難しい。」
ポップ・グループのヴィジュアル・サイドは、チャンスと楽しみ?あるいはそれは雑役に感じますか?
ニール「チャンスと楽しみだよ。」
クリス「時々、そこに到着しなければならないのを知っていると感じないから、ストレスが多いことにもなるよ。」
ニール「“インントロスペクティヴ“のジャケットは、完璧にそう感じるね。年月をかけた。」
クリス「何かが出てくると、奇跡みたいに感じる。」
シングルの最も大きい美意識の変化は,”Very“時代に入ったころです。
ニール「僕らがそう思うのは、”Be
クリス「コンピューター・ゲームは本当に進んでいっている。」
ニール「僕たちは、テクノロジーがデジタル・アニメのように可能にすることができるのを意識していた。これはすごいアイデアだと思う。多分、僕らが年をとったからだと思う。」
まさにそこに立ったその時点に、自分だと思えなかったという感覚もありましたか?
ニール「うん、確実にあった。」
クリス「うん。」
ニール「この時点で、僕らは8年かそこら、やってきていたからね。より長く先へ進めば先へ進むほど、さらに戦いをした。人々のイマジネーションをとりこにする。それをするには神経を使うんだ。」
クリス「一番神経を使ったことと言ったら、その衣装で“トップ・オブ・ザ・ポップス”に出たことだ。非現実的な環境でうまくやる。でも、現実世界でそれを話す。“トップ・オブ・ザ・ポップス”のスタジオでは卵の周りで踊って、青と黄色のジャンプスーツを着て赤の広場を歩き、尖った帽子をかぶりながら重大な質問をかわして記者会見する。いつも奇妙だった。」
ニール「僕たちは自分自身に注意を向けていたと感じた。自分自身に注意を向けるのが一番いい方法だった。僕らは本当にそれを見ていた。僕らはその中に
それから、“Bilingual”で、現実的に戻りました。
ニール「“サージェント・ペッパー”だ。」
クリス「ぺッツは、別の袋小路に当たった。今どこ?交差点を戻れ。」
ニール「いや。君は物を得て、それをし、そこから何かを学んだ。」
クリス「君はやったね。そこには、君でいたいということと、何かになりたいということの間にジレンマがあった。君は絶えず一方からもう一方にジャンプしている。僕は僕を知っている。僕は、自分でいるか、自分でないかでいつも揺れている。衣装は自分でないことに対して一方通行だ。でもそれから、君はノーと思い、僕は自分の醜い頭を再び奮起させたくなる。でも面白いことに、リアルな自分はマスクした自分だ(笑)。僕はリアルな自分を探し続けている。僕は、ベースボールキャップをかぶりサングラスをしていれば、どんな“彼”であっても、彼を見つけた、と思うだろう。僕が人生を基礎づけた本当に良いデビッド・ボウイの歌詞は何?”Don’t
believe in yourself(自分を信じるな)”さ。これは本当に僕の人生の哲学だ。」
続く