●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
♪♪妄想乙女マーガレット通信★vol.66♪♪
別冊「まりりんの日記」/ペットさん(ペット・ショップ・ボーイズ)偏愛フリーペーパー
第66号・2008年7月発行★発行人:まりりん石原、執筆乙女:マーガレット(題字:ニール王子)

●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●

▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲
新しいアルバムに向けての予習A▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲
 
アルバム・シングルB面に入っていない曲リストの後半。詳細不明のトラックもありますが、情報をお持ちでしたらご一報下さい。


Love Life2002年:Written by Tennant/Lowe
収録アルバム:「Alcazarized」:Sung by Alcazar
オリジナル・タイトルは"Can I Be the One?"。スウェーデンのポップ・グループAlcazar(女性2人、男性2人:男性2人はゲイ)に提供した歌。もともとはアルバム「RELEASE」に入れる予定だったが、ボツになった。ニールの歌うデモはダウンロード・サイトにある。Alcazarは残念ながら解散してしまったが、ニールのバージョンもすごくいいので、B面かFUTHER LISTENNINGがあれば入れたい。ただし、ニール自身は“バカっぽいしアイドルっぽいから”好きじゃないようだ(それじゃAlcazarの立場は・・・)。
AlcazarバージョンのYouTubeこちら。

 

The Man on the Television1980年:Written by Neil Tennant
収録アルバム/シングル:なしSung by Neil Tennant
ニールのクリスが出会う前、ニールが一人で作ったアコースティック曲のひとつ。歌はコール&レスポンス方式。デモそのものが残っているのか不明。

Motoring2000年:Written by Tennant/Lowe
収録アルバム/シングル:なしSung by Neil Tennant
Release」のために作られ、使われなかった音楽トラック。テクノ・サウンドであることと、テーマが自動車であることを思えば、クリス的なサウンドと予想される。

 

My Night(2001年:Written by Tennant/Lowe
収録アルバム:Closer to heaven」Sung by オリジナル・キャスト
ミュージカル「Closer to heaven」提供曲。ミュージカルのオープニング。舞台の狂言回しである落ちぶれたロック・シンガー、ビリー・トリックスが歌う。脚本家ジョナサン・ハーヴェイは、最後に出来上がったこの曲がなければ舞台がまとまらなかったと断言。非常にけばけばしくキャムプ。ビリーは女性だが、ドラーグ・クィーンでも可。

 

Nine Out of Ten(2001年:Written by Tennant/Lowe
収録アルバム:Closer to heaven」Sung by オリジナル・キャスト
ミュージカル「Closer to heaven」提供曲。スコットランドから出てきた主人公デイヴが、ゲイバーの経営者の娘シェルと恋に落ち、キスをして、シェルが「10点満点の9点のキス」というシーン。ノンケ・カップルのデュエット曲なので、PSBのトラックとしては実現しそうもない(ニールと誰か男性シンガーのデュエット?あったら面白いけど)。

 

The Noise1996年:Written by Tennant/Lowe
収録アルバム/シングル:なしSung by なし
音楽番組「Noise」のために製作されたインストゥルメンタルのサンプル・ミュージック。何か他のトラックの土台に使われることはあるかもしれない。

 

Occupy Your Mind1991年:Written by Tennant/Lowe
収録アルバム:「Reputation」Sung by Dusty Springfield
Day Dreaming」と同じくアルバム「Reputation」収録、ダスティ・スプリングフィールドに提供。現在作られているというダスティの伝記映画(ニコール・キットマン主演予定)でダスティがフィーチャーされれば、この曲も日の目を見る可能性があるかもしれない、薄いけど。

 

Oh, Dear (aka Walking Down the High Street) 1982年:Written by Tennant/Lowe
収録アルバム/シングル:なしSung by Neil Tennant
けっこう有名な初期の曲。19812年ころ作られ、「Jealousy」「Bubadubadubadum」とともに1982年にデモがスタジオでレコーディングされた。トラック化はされていないが、ダウンロード・サイトで入手可能。

Only Love(2000年:Written by Tennant/Lowe
収録アルバム/シングル:なしSung by Neil Tennant
Release」のセッションで生まれた曲だが、未完成のようだ。“キューバ・サンプル”を使っているということなので、ラテン・フレーバーの曲である可能性がある。

 

Out of My System2001年:Written by Tennant/Lowe
収録アルバム:Closer to heaven」Sung by オリジナル・キャスト
ミュージカル「Closer to heaven」提供曲。恋人デイヴを男性に寝取られたことを知ったシェルに、女たちが“それでいいの?”と問いかけるシーンで使用。今ふうのガールズ・グループが歌うような曲。

Overture to "Performance"1991年:Written by Tennant/Lowe
収録シングル:DJ Culture」「Was It Worth It?」Sung by なし

1991年のツアー「Performance」のために書き下ろされたオープニングのインストゥルメンタル曲。ツアーで使われた曲(「It’s a sin」「opportunities」「West End girls」など)からサンプルされているが、ご存知のようにクラシックのようなバレエ曲のようなもので、エレ・ポップではない。シングル「DJ Culture(UK-Maxi-Single,オランダ-Maxi-Single,UK-12”/ドイツ-12”)と「Was It Worth It?(UK-Maxi-Single)のボーナス・トラックとして収録されている。

The Patience of a Saint1991年:Written by Sumner/Marr/Tennant/Lowe)
収録アルバム:「Electronic Sung by Bernard Sumner & Neil Tennant
エレクトロニックのシングル「Disappointed」のB面。エレクトロニックの作品の中では、唯一、ニールもクリスも参加している曲。バーニーとニールのデュエットともいえるツイン・ボーカルなので、ちょっとゲイ・ソングにも聞こえる。クリスがレコーディング直して、ニール&クリスのデュエットにしたらめちゃくちゃ面白いと思うけど、絶対それはありえそうにない。
エレクトロニック・バージョンのYouTubeこちら

Pet Shop Boys (1984年:Written by Orlando/Tennant/Lowe)
収録シングル:「West End girls」(first version)Sung by なし
ボビー“O”とやったエピック版の「West End girls」のB面に収録。一応は製品化されているが、ほとんど売れなかったシングルのB面ゆえ、あまり知っている人がいないトラック。歌はなく、犬の遠吠えのサンプルを使用しているので、ほとんどインストゥルメンタル。ダウンロード・サイトで入手可能。

Philadelphia (1994年:Written by Neil Young)

収録アルバム:「Philadelphia」サントラ Sung by Neil Young
トム・ハンクスがエイズと戦う弁護士を演じた映画「フィラデルフィア」の主題歌で、ニール・ヤングがオリジナル。2002年のPSBのリリース・ツアーでパフォーマンスされて、B面用にレコーディングもされたが、今のところトラック化されていない。カバー曲ということになるが、今後何らかの形で世に出る可能性もあるかも。
ニールのライブバージョン(BBCで放送)YouTubeこちら。

A Powerful Friend1982年:Written by Tennant/Lowe
収録アルバム:なし Sung by Neil Tennant
作られたのはごく初期の1982年だが、John Peel Showのために2002年にレコーディングされた。
公式HPPRODUCTIONExclusive Tracks)にデモがある。

 

Run Girl Run! 2001年:Written by Tennant/Lowe
収録アルバム/シングル:なしSung by オリジナル・キャスト
ミュージカル「Closer to heaven」提供曲。タイトルは、ベトナム戦争でナパーム弾から泣きながら走り逃げる少女を撮ったピューリッツア賞の写真からインスパイアされた。その後、オリジナル・キャストのフランシス・バーバーがシングル・レコード化している。ニールのデモ・バージョンもあり。
公式HPPRODUCTIONExclusive Tracks)にデモがある。

She's Madonna2006年:Written by Williams/Tennant/Lowe
収録アルバム:「Rudebox」、シングル「Shes Madonna」Sung by Robbie Williams with Pet Shop Boys
ロビー・ウィリアムズのアルバムにPSBが参加したカタチ、つまりロビー主導の曲ゆえに、テーマ的にも考えて、PSBのバージョンが作られる可能性は低そうだ。PVはドラーグ・クィーン総出演で、ロビー自身もドラーグで登場。PSBがパートナーだからって、そんなにゲイ・カルチャーをぶち込まなくても。
ロビー・ウィリアムズバージョン(PV)YouTubeこちら。

 

Sixteen Going on Seventeen (Written by Rodgers/Hammerstein)
収録アルバム:The sound of music」Sung by オリジナル・キャスト
オリジナルはミュージカル/映画「サウンド・オブ・ミュージック」の曲。1997年、ストーンウォール・コンサート(ゲイの権利活動)のため、ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールでPSBがパフォーマンスした曲のうちのひとつ。
Being Boring」とのメドレーだった。

So Long, Farewell (Written by Rodgers/Hammerstein)
収録アルバム:The sound of music」Sung by オリジナル・キャスト
オリジナルはミュージカル/映画「サウンド・オブ・ミュージック」の曲。1993年、ラジオのサイモン・ベイツ・ショーでパフォーマンスされた。「サウンド・オブ・ミュージック」はクリスの“生涯のベスト映画”だそうだ。

Something Special2001年:Written by Tennant/Lowe
収録アルバム:Closer to heaven」Sung by オリジナル・キャスト
ミュージカル「Closer to heaven」提供曲。冒頭、主人公デイヴが田舎からロンドンに上京し、“誰でもない特別な存在になりたい”と歌うシーン。
デモ・バージョン(ニール版)のYouTubeこちら。

 

Streets of Berlin (2006年:Written by Sherman/Lowe)

収録アルバム:なしSung by オリジナル・キャスト
1978年アメリカ人劇作家のマーチン・シャーマンによるミュージカル「Bent」(ナチス時代に収容所に送られたゲイのラブストーリー)が2006年ロンドン再演(主役はアラン・カミング)の際、オープニングのベルリンのゲイ・クラブのシーンで使われるために新たに作られた曲。ニールがルーファス・ウェインライトのアルバム製作の仕事で忙しかったため、クリス一人で仕事をした。

 

Tall Thin Men2001年:Written by Tennant/Lowe
収録アルバム:なしSung by 不明
ミュージカル「Closer to heaven」提供曲。「Closer to heaven」オリジナル・キャスト・アルバムには未収録。ミュージカルのオープニング・ナンバーだったが、最終的に削られた。PSBが次のミュージカルを考えているならば、そちらに使われる可能性もある。ニールによるデモがどこかに存在するはず。

Theme for the Pet Shop Boys(?年:Written by Tennant/Lowe?)
収録アルバム:なしSung by 不明
詳細不明。“Pet shop boys”という男性コーラスが入っている曲。ごく初期の作品であることは確か。ダウンロード・サイトで入手可能。

 

Tranquilizer2005年:Written by Tennant/Stephan
収録アルバム:WowieZowieSung by by Superchumbo with Neil Tennant
SuperchumboことTom Stephanのアルバムにすでに収録されている。PSBの作品とは言えないので、今後PSBのアルバムに入れられることはないと思う。


You've Got to Start Somewhere2001年:Written by Tennant/Lowe
収録アルバム:なしSung by 不明
ミュージカル「Closer to heaven」提供曲だが最終的にはカットされた曲。「Closer to heaven」オリジナル・キャスト・アルバムにも未収録。他にミュージカルに使われなかった曲として、「Mid-life Crisis」「The Night Is the Time to Explore Who You Are」「Home」(後に「Here」としてアルバムRELEASEに入れられた)がある。ニールによるデモの有無は不明。


*なお、ウェイン氏のサイト調査による、「次のアルバムに入れて欲しい過去の未リリース曲」読者アンケート上位は以下の通り。

62.0% - Disappointed
51.6% - She's Madonna
47.4% - For All of Us
47.4% - A Powerful Friend
46.9% - The Patience of a Saint
45.1% - Getting Away with It
43.2% - In the Club or in the Queue
40.8% - You've Got to Start Somewhere
40.4% - Call Me Old-Fashioned
38.5% - My Night
37.6% - Don't Drop Bombs
35.7% - A Little Black Dress

 


前号へ

次号へ

indexへ戻る