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margaret
♪♪妄想乙女マーガレット通信★vol.80♪♪
別冊「まりりんの日記」/ペットさん(ペット・ショップ・ボーイズ)偏愛フリーペーパー
80号・20099月発行★発行人:まりりん石原、執筆乙女:マーガレット(題字:ニール王子)

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The Word 20094月号和訳A▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽

The Word」のインタビュー和訳、後編。

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バンドは、アイデアが尽きた時に外部のライターやとプロデューサーと働く傾向があります。 それはあなた方とXenomaniaに関して当てはまりますか?

ニール: 違う、それは全て交渉さ。彼らはかなりいいトラック・レコードをやってきた。すごく珍しいことだけど、僕たちは、彼らが3曲を書く事に同意した。 僕たちは、結局、5曲書き上げた。かなり何年も前、僕たちは、プロデュースしてくれるように、CameoLarry Black-monに頼んだけど、彼は僕たちと一緒に歌を書きたがっていた。で、僕たちは「ノー」と言った。 しばらくして、僕たちは、Jam & Lewisにプロデュースしてもらおうと思ったけど、また、彼らは書きたがった。 僕たちは、再び「ノー」と言った。一般に、僕たちは、他の人と曲を書くのが好きじゃないんだけど、これは表にエゴを残そうとする場合だ。僕たちは、1週間やって同意し、それから、1週間家に留まった。ブライアン(ヒギンズ、Xenomaniaのビッグ・リーダー)に最初にプレーしたのは「Did You See Me Coming?」という曲だ。彼が、それはほとんどそのままでいいと言ったので、僕らはただプレーした。僕たちは1週間あいだを空けたら、彼らは代わりにGirls Aloudのレコードを作った。

建築業者みたい…いつもクライアントを操っています。

まさしく。 彼らは、ペット・ショップ・ボーイズがそういうふうに言うだろうと思っていたと僕に言った。彼らが書いた最初の曲が「Loving Kind」だったから、それはそのままGirls Aloud行きになった。クリスは「Loving Kind」が好きじゃなかったけどね。


あなたは、曲名のリストをもらって、どこかに行くように言われて、それから作詞するって本当ですか?

うん。 僕はこれにむしろ驚かされた。


楽しいですか?それともキツい?

う〜ん… 2つの間かな。 ブライアンが、僕に何かタイトルがあるかどうか訊いてくれなかったから、僕はちょっとムッとした。 クリスは、リストを見て「Loving Kind」がいいと言っていたけど、それは難しかった。 それから、ディクタフォン(口述機)がいくつかのアイデアを声で歌っていて、僕たちはその周りに座っていた。それには拳で殴られるように当惑させられた。

あなたは" jamming(詰め込み)"をしましたか?

まさか。それが僕たち2人だけの時なら、詰め込むけどね。それで、僕らのリーダーは、クリスがぶらついているのに気がついた。

クリス: 僕は追放された…上の階にね。それはすごい事だ。僕はバッキング・トラックを全部プレイした部屋で書き終えることができた。メロディー・ラインだけを書くことができたから。

ニール: 彼はそれを毎分、気に入っていた。それから僕たちが、すごく異なったメロディックなセンスがあるということがわかったんだ。Xenomaniaは、ダーティなメロディを素晴らしく書き、僕たちは皆流された、ちょっとIvor Novelloっぽくさっぱりとしたメロディにね。


The Way It Used To Be
はかなり"riffy(ダーティ)"です。

ニール: 僕の友人はそれを聞いてこう言った。「マイ・ゴッド!君にまだこんな新しいことができるなんて、びっくりだ!」って。僕は 「それはXenomaniaだよ!」と、言った。「"Don't give me all your Northern pain... Rewind and try again..."って続くところ。それは純粋にXenomaniaだ。」

彼らは何か新しいトリックをあなた方に教えましたか?

クリス: ああ、僕たちは大いに学んだ。 僕たちは、すべてを考慮するってことを学んだ。僕たちが曲を作るとき、普通こうする…僕たちはそれを削除して放っておくけど、彼らは同じバッキング・トラックに複数のメロディを書く。今、旋律からあらゆる良い部分を搾り取って書き出すけど、以前の僕たちは、1つのメロディに1つの歌詞をセットで書いていた。で、「終わった。ランチ?」ってなる。
ニール: でも、それは完全にクロス・ジェネレーション(世代交錯)だ。僕たちが明らかに使い古されていると考えているもののいくつか…80年代のシンセ・ライン…が、彼らには新鮮で新しく聞こえる。 このレコードに関する事は、それがポップ・ソングのコレクションであるということなんだ。それにはテーマがない、語るほど全てに関わるストーリーがない。「Sgt Pepper」じゃないんだ。「Rubber Soul」なんだ。

クリス: 彼らは僕たちの80年代ストーリーがすごく好きだ。Xenomaniaからよく聞く句は「先へ進もう!別の80年代を僕らに語ってくれ!」ってことだ。
ニール: ブライアンは最近、"トップ音楽ビジネス幹部"とランチをして、この男はXenomaniaについて不満を言っていた。彼らの歌が"不正行為をする"ようになったみたいに創造力でいっぱいだったと言った。すごくおかしいと思った。でも僕たちはプロデューサーからいつも学んでいる。 Stephen Hague3/4ビートの達人だ。「West End Girls」のヒット・バージョンを聞けば、おかしい事が起こると驚くだろう。Trevor Hornは全ての部分に毎回違った部分を必要とした。もちろん、ブライアンはそれに全く同意しなかったけど。

仲違いしたことはありましたか?

ニール: Love Etcで…。ブライアンと僕には、すごく熱い討論があった。彼はコーラスを確立するために、初めに二回やることを望んだ。僕は同意したけど、それには違った歌詞を主張した。でも彼には何もなかった。片方は僕だ。繰り返すことはできない…それは退屈だろう! 僕は、彼の頭が爆発寸前だって思った。

誰が仲裁したんですか

「誰も!僕たちは、違う歌詞を入れることに同意した。 運よく、僕は1つを準備していたんだ。」

ニール・テナントがあらゆる不測の事態にいつも用意ができていないのなら、私は驚かされているだろう。彼は、みんなが有名になる年齢に感情的に凍結しているという理論の、完全なる具体化だ。彼がヒット・シングルを出した時、テナントはもう31歳だった。…彼は実際に、ヒットではなく、書く人生を選んでいた。彼は、アメリカの会社のコミックを英語化するマーベルで仕事し、教育出版で時間を過ごした。彼の時代的背景の男性の標準のように、彼はIncredible String BandにインスパイアされたバンドDustに所属していた。彼がスマッシュ・ヒッツの副編集長だったのは有名である。グループと音楽ジャーナリストの間の関係が反対になってしまい、彼はほとんどユニークなポジションに入っている(Gay DadCliffを数に入れないなら…そうでしょ?)

テナントと、その結果であるペット・ショップ・ボーイズは多くの意味を持つ。彼は、40歳未満のほとんど人々がもうやらないような方向のポップ・ミュージックすべてをしようとしている。大部分の人たちにおいて、ポップ・ミュージックは最初にピック・アップする価値がほとんどないほど使い捨てなのだ。もみくちゃのパレード、特徴のない顔、感情を伝達しようとする試み、彼らは間違った期待に飽きた観客を本当に感じたことがない。彼らはシングル2枚であなたの名前を覚えていることができない。あなたはテナントに、ここで職務怠慢か何かがあると感じる。彼と彼の世代がなくなる時、オン・デマンドの音楽がDial-A-Disc(電話音楽サービス)の事を指す時、それを覚えている者が誰もいなくなることは、残りの我々にとっては、痛々しい(「僕の両親が出かけた時、姉と僕は、電話に直行した…それは15ペンスとか、法外だった!」) 。そして、ポップ・ミュージックがまだ他の何かより不思議で他の世界のものあると感じるほど十分に珍しい動物であるなら、あなたはおそらくイメージすることができるだろう。より新しい世代は、突き抜けたグルーヴのメッセージとジャケットの解説を読みながらバスで家まで盲信的に旅行している。私たちが彼らに期待するのはどうかしているだろう。しかし、彼らのしたことはまだ、大量生産のプラスティックや段ボールのスクラップから彼らが読んで学んだことに動かされている。彼らの愛している音楽に関係している。それは、彼らの皮膚の下に動くのを見ることができるほど、ほとんど表面の近くにある。

West End Girls
以来、イギリスはどのように変わりましたか?

ニール: 信じられないほどだね。みんなは「ああ、80年代はお金のことばかりだ!」と、僕に言う。で、僕は「今はどうなんだ!」と思う。もしタイムマシンで80年代半ばに戻るなら、みんな、イギリス社会主義共和国に行ったと思うだろうね!人々は、現在の彼らよりはるかに急進的で、実験的だった。それ以上の代替手段が全くなく、君がどんな種類のアーティストであろうと、メインストリームしかない。バンドとして、僕たちには「売り尽くす」という概念がいまだにあるけど僕は、それは確かにかなり別の時代から残されているとわかる。

あなたは、X Factorのジャッジを楽しんでいますか?

Cherylは、ペット・ショップ・ボーイズと一緒に仕事していることに、彼女のパパが興奮していると僕に言った! でも、違うな、う〜ん、違う!僕はしばらくの間、Louis Walshにとっては、良い復帰だと思った。で、僕たちはレコードを何枚か売るかもしれない。でも、エピソード6に関して僕は、ニール・テナントの人格がそのショーを乗り切ることができないとわかった。僕は裏切りものだ。君は、Rolling Stoneになれない、ナイトの爵位を引き受けることもない、かつて君に関してのすべての良い事を過去に溯って破壊することもできない。僕がX Factorにいる事はGirls Aloudと一緒にやらないのと同じで、完全にペット・ショップ・ボーイズの価値を下げるだろう。

みんな、大袈裟に感情を表しすぎでは。

そう!僕は冷静世代の端っこにいるけど、まだ泣くことに賛成はしていないよ。 もちろん僕は結婚していないけど、もし僕の妻が死んだばかりで、残されたのがそれだけなら、僕はそれについては触れないだろう。僕はそれをセールスポイントにはしないよ。彼らは物語が欲しいんだ…実際、音楽への愛は全くないんだから。 さらに、人々はもうプライバシーなんて気にしないんだ。僕にはそれは驚きだ。

現在あなた方のファンには、第二か第三世代がいます。

僕は、お気に入りのLast Shadow Puppetsを見に行ったんだけど、その後に、彼らに会うために楽屋へ行ったんだ。

Alex Turnerが、そこですごく静かに座っていて、僕を見て、「決まり文句かもしれないけど、僕のママはあなた達が好きなんだ。」と言った。その瞬間、「ああ、25年経っているからね。」と思わされるだろうね。僕たちは愚かにも、自分たちではそんな風に思わない。

バンドは、彼らの子供が「パパは私を困らせている」と言うほどに年をとったまさにその瞬間に面白くなくなるという理論があります。それはあなた方には当てはまりますか?

責任の欠如…すなわち、子供がいない…おそらく、君がポップ・ライターなら最適だろうね。
クリス:君はいつも子供だ!マドンナは、子供たちに役に立つ、唯一のポップ・スターかもしれない。でも、彼女が自分の子供たちに、彼女がステージの上で何をするかを見せないから、少しはマシだ。
ニール: 彼女がそうしないのは明らかに正しいね。それは"育児と芸術活動の両立(pram-in-the-hall)"の問題なんでしょ?でも、それは困惑させられるものじゃない。責任と委任に関するものだ。それはゲイだけがしなければならない問題じゃない。子供がいなくても、そうしなければならない。僕は子供のいないたくさんの異性愛の人々を知っている。彼らの人生は僕の生活とほとんど同じだ。僕は血のつながらない子供と一緒に暮らすゲイの人たちも知っている。子供を持たないと言う事は、生活の実用性に焦点を合わせる必要はないということを意味している。したがって…願わくは、Big Brotherで争う人たちのようにとにかく何でも騒ぐことなしに…現実を5秒毎に台無しすることなく、まだ夢を生かすことができる。僕たちがまだこの辺りにいるという主な理由の1つは、僕たちがずっと夢想家であるということだ。ポップ・グループであること全てと、レコードが売れることは、常に夢を見ることだ。僕たちがまだこの辺りにいるという主な理由の1つは、僕たちがずっと夢想家であるということだ。ポップ・グループにあること全て、レコードが売れることは、常に夢を見ることだ。夢を現実にするのは、僕たちの人生の焦点だ。そして、ボビー"O"からXenomaniaまで、みんなと一緒に働くことで、それは現実になった。僕たちの人生は生計に関わる問題じゃなかった。僕らは、ちょっと羽を伸ばすのを許されて来た。

もしあなた方が明日、イギリスのPop Czar(ポップの皇帝)に任命されるなら、最初に何をしますか?

ニール: 何もないな。ポップを操ろうとするのは認められないけど、僕は「最近どこでひどいレコードを買うつもりかい?」と尋ねるだろうね。音楽業界のバックにある小売産業は、なぜ音楽への興味を失ったんだろう?我々はWoolworths(スーパーマーケット)Zavvi(CDショップ)を失ってしまった。HMVは残った。彼らは、君たちがどれくらい関心があるように見えるだろう。リージェント・ストリートのアップル・ストアを見てごらんよ。レコード会社はなぜああいう風にできないんだろう。BBCの音楽適用範囲は悪魔的だ。僕は去年の夏、ディナーでBBC1の元代表のPeter Finchamの横に座った。Top Of The Popsを再開する必要性がBBCにどれだけあるのか、彼に言った。彼は「ニール!誰もいないよ、何度も論説しない限り、誰もテレビも音楽に興味がないよ。」と話し続けた。でも、チャートは、毎週、公に論説している音楽だということを指摘したい。まさに今、60年代のようだ…多くが前進している。我々はポップ・ミュージックに関してシニカルになることを止めるべきだ。大きく盛り上げ、持ち上げなければ。

あなた方がひどいアルバムを作ることなんてありえないでしょう?

ニール: その真価のほどは知らないけど、僕たちはすごく厳しいコントロールをしている。でも、僕たちがSARM WESTで「Actually」を作っていた時、チャイムが鳴った。Malcolm McLarenが、「Waltz Darling」を作るために、廊下に下りて来た。クリスはMalcolmのレコードがどんな風にでき上がって行くのかを見るために、Studio Oneに入って入り浸った。彼はある日の午後、完全に総パニックで戻った。僕たちのレコードは完全にダメで、僕たちは作りなおさなきゃならないと主張した。McLarenはすごく最先端だった…。

それは夜明けのFairlights(電子キーボード)でした?

クリス: 違う! Trevor Hornがそこにいて、彼はSynclavierを持っていた。僕はすごく嫉妬した…。

ニール: そう、それは McLarenの歌じゃなかった。それは確かだ。僕たちのエンジニアの前の"ギグ"は、「The Joshua Tree(U2のアルバム)というちょっと古いものの仕事をしていたのを覚えている。(まるで親切な年寄りの外国人に教えられたように、ニールはこの"ギグ"という単語を発音する。) 僕は、いったい何が彼らに起こったかと不思議に思う。でも、いろいろなことが現在、本当に良くなった。僕は最近、Philip Normanのジョン・レノンについての本を読んだ。あまりいい本じゃないけど…。僕は「Eight Miles High(The Byrdsのシングル)を持っていないと気がついた。37秒後僕は手に入れた。僕の電話の技術のおかげだ。それが、世界が完全にダメになっているというわけではない理由さ。

ペット・ショップ・ボーイズは、もう行かなければない。私はお別れを言って、彼らのオフィスでエルトン・ジョンのピンボール・マシンを一打した。 それは金曜日の午後だった。クリスは速攻でコートを羽織り、最もふさわしい一語の質問を口にした…「パブ?」。階段を降りる途中、私はもうひとつ尋ねる。

Building A Wall」であなたは、「Who do you think you are, Captain Britain?」と、本当に言うのですか?

言ったよ!でもそれは僕の歌詞じゃない。僕はCaptain Britainは一度も聞いたことがなかった。僕はマーベル・コミックスのファンじゃないから。だからそれを言いながら、けっこう不愉快に感じたんだ、正直なところ。それには、僕にとって、何の意味も全くない。

じゃあ、それはニールの提案だったんですか?
(
ちょっとの間…笑って)イエス、彼のオーダーさ。

終わり



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