<%group_var="atelier"%> Pet Shop Boys 5 Songs

PSBクリス的5曲



難しいよ、5曲なんて。全部「クリスが歌っている歌」になり兼ねないよ。歌っている・歌っていないにかかわらず、クリスっぽい5曲を選んでみました。ちなみにPVでクリスがフィーチャーされているのは、選外の「What have I done to deserved this?」です。クリスのアップで始まり、トロンボーンは弾くはクルクルまわるは、“カジュアル男のツンデレ・タキシード姿”で大活躍しています。



♪「Suburbia」(’86)

印象的過ぎて、一度聞いたら軽く10年くらいは頭から消えない間奏のリフは、クリスっぽい、っつーか世界中でクリスしかできないと思う。ヨーロッパではテクノポップはすごく一般的で、実際にPSBをリスペクト(あるいは真似)するテクノ/ダンス・ミュージシャンも多いけど、この音は真似出来ない。まさにクリスの脳だけが作り出せる奇跡の音。
歌の内容の方は、貧富の差から起きたブリクストンの暴動から構想を得ていて、PSBの曲のなかでは珍しく攻撃的・荒っぽい曲。ウォーキングやランニングに最適。

*ビデオは1991年Performanceツアーのライブ。ニールが拷問されたり、クリスがパンツ姿だったり、ここだけ見たらいったい何があったのかと思うね。いや、そういうやりたい放題の時代だったんだよ。
(YouTube)



 
*歌詞(原文/対訳)、ご本人解説、レビューはこちらのページへ。

 




♪「
It’s alright」(’90)

元曲はスターリン・ボイドのアシッド・ハウスだが、平和な世界を望んでいる/音楽は何千年も滅びないという音楽そのものに対する賛歌は、おそらく音楽を愛して止まない音楽ヲタ・クリスの言いたいことを的確に言い表しているんだと思う。クリスの行動は全て、音楽を愛しているから。苦手なこと・・・マスコミに取材されたり、プライベートで噂を立てられたり、ファンに囲まれたり、ファンからエロい手紙が送られてきたり(あ、これはいいのか)・・・も、ガマンできるのは、全て音楽に携わることができる代償なんだね。

*このPVでのクリスが「一番カッコイイ」という評価もある。若い頃のユアン・マクレガーっぽくない?赤ちゃんを抱っこする眼差しとかが、オンナ心(と一部、オトコ心)をくすぐるのよねぇ。抱っこしているユージン君はもう18〜9歳くらいですが、お願いだからもう一度抱っこしたいなんて言わないで。
(YouTube)




*歌詞(原文/対訳)、ご本人解説、レビューはこちらのページへ。





♪「
Paninaro’95」(’95)

歌ってます。1996年の「Paninaro」と違う所は、クリスのライブでの即興ラップが入っているところ。クリスはあまり言葉では表現しないから、これで完全にクリス的になった。それにしても、なんとも意味深なセリフ。はからずしもこのセリフがクリスの知られざるプライベートでの「恋人を亡くした」“噂”を“真実”と裏付ける結果になったけど、いいんだよ、人間って弱いものだから。それに、ファンはそういう所に共感したいんだよ。ちょっとだけクリスが外の世界に心を開いた希少な歌です。

*DiscoVeryでのライブが「Paninaro」を新たに「Paninaro
95」としてレコーディングするきっかけになった。それにしても裸のオトコがアクセサリーとしてこんなに合っちゃうヒトも、まれじゃない?(YouTube)




*歌詞(原文/対訳)、ご本人解説、レビューはこちらのページへ。





♪「Before」(‘96)

2008年度の最新調査でクリスが「PSBの曲で最も気に入っている1曲」にあげたこの曲。自分的にも出来の評価は満点らしい。ニールによる歌詞は、たまたまなのか狙ったのか、愛を亡くしたばかりの男の物語、というところでクリスとカブる。たとえ歌詞の全てをニールに任せても、共感・納得しなければ、クリスはダメ出しをするから、歌詞も曲も全て2人に共通する考えだと言っていいんだと思う。

この曲で言いたいことは、「(今は辛いけど)未来なら愛はある」。素晴らしい。


*PVはすごくアーティスティック。でもクモが出てくるので、途中で目をつぶります(YouTube)





*歌詞(原文/対訳)、ご本人解説、レビューはこちらのページへ。




♪「
Music for boys」(’91)

「だって、ボクはオトコにモテるから」という真意不明なコメントがついていたこの曲、そうね、クリスには「Boy」がしっくりくるよね。間違っても水着美女をはべらせている絵は浮かんでこないね。そんなワケで、全世界の男の子たちに送るクリスからのプレゼントみたいなアゲ曲。歌詞は“Oh Yeah”だけで、ボコーダーを通しているからニールなのかクリスなのかわからないけど、どっちかと言われたらニール。まったく別のヒトかも。

 

*残念ながらYouTubeに音源がありませんでした。

*歌詞(原文/対訳)、ご本人解説、レビューはこちらのページへ。

 



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