<%group_var="atelier"%> Pet Shop Boys 5 Songs

PSB泣きの5曲



「切ない」と「泣き」はどう違うのか・・・「切ない」はキュンとくるけど、「泣き」は号泣。PSBは天邪鬼だから必ずしも甘いメロディーに甘い歌詞が乗っているとは限らず、むしろ逆の組み合わせだったりするけど、「泣き曲」は歌詞も曲もどっちも泣ける。歌詞の背景と切ないメロディーの相乗効果で、夜中に聴いたら号泣です!



♪「The Survivors」(96)

1996年のアルバム「Bilingual」は、いろんな意味でPSBの2人が解放されたアルバムだと感じるけど、その中で最もウルっと来る曲。エイズという恐ろしい死の嵐が世界中を通り過ぎ、ふと気がついたら、多くの友人や恋人を失い、ぽつんと取り残されたサバイヴァーズ・・・ニールとクリスもその一部。忘れたい痛みでありつつ、今は亡き人々を哀悼せずにはいられないその気持ち。嫌いで別れたんじゃない、死が我々を引き裂いたんだと理解しつつも溢れる涙。そう、そうやって人間は強くなれるのね。

*以下の映像はオフィシャルじゃないです。シングルにはなってないけどオフィシャル・デモ・ビデオが曲の途中まであるんで、もしかしたらシングルになる予定だったのかも。ライブでは一度も歌ったことないです。(YouTube)




 
*歌詞(原文/対訳)、ご本人解説、レビューはこちらのページへ。

 




♪「
Postscript」(93)

これだけ単体で聴かされたら、絶対PSBの曲とは思わないほど、エレ・ポップ要素ゼロ、クリスがマジで歌う泣き曲。本当は・・・たった一人の、死ぬ逝きつつある愛する人以外・・・誰にも聞かせたくなかった歌。「Go west」(楽園崩壊が真のテーマ)の隠しトラックで、その返歌でもある。実はPSBの「Go west」はこの曲を含めてコンプリートするんだなあ、と。で、その捧げられた愛の深さに号泣。
残念ながら音源はないけど、アルバム「Very」のラストにだけ収録されているので、アルバムが終わってもそのまま切らずにしばらく待っていて。


*残念ながらYouTubeに音源がありません。


*歌詞(原文/対訳)、ご本人解説、レビューはこちらのページへ。





♪「You Only Tell Me You Love Me W
hen You're Drunk」(00)

本人たちは「カントリーっぽい」と言っていたけど、ワタシが最初に聞いたとき、これは「ド演歌だ!」って思いました。日本の心、ヲンナ心。酒と泪と男と男・・・。男と女だろうが、男と男だろうが女と女だろうが、人間ってのは、自分でも理解不能な不思議な相手を愛してしまうもの。だから面白いんだけどね。いいじゃないか、酒に酔っていても愛してるって言ってくれれば。グチなのかノロケなのか微妙だよ、それ。

*映像は2002年のライブ。このころはツアーはロック・バンド構成だったので、いつもとはちょっと違う雰囲気のPSBが味わえます。(YouTube)





*歌詞(原文/対訳)、ご本人解説、レビューはこちらのページへ





♪「Always」(02)

ワタシ自身の経験で、夏の終わりにたまたま聴いて、その語りかけの優しさと厳しさにマジで泣いた。あまりにもその時の自分自身と重なっていたので、驚いたくらい。つまりは歌になるくらいワタシの悩みは誰にでも経験ある平凡なものだったんだけど、その最中にいる時には前後不覚になるくらい、訳が分からず、前にも後にも進めなくなるんだよね。そんな凡人のちっさな悩みすら理解してくれるニールとクリス。だからいつもそばにいてくれるって思えるんだね。


「Home and dry」のB面曲だから、ちょっと似た優しいテイスト。
(YouTube)




*歌詞(原文/対訳)、ご本人解説、レビューはこちらのページへ




♪「For all of us
(01)

元々はミュージカル「Closer to heaven」のためにかかれた曲で、正式にリリースされているものはキャスト版(こっちも感極まっていて味があるけど)だが、ニールが歌うデモ版は必聴の号泣バージョン。ミュージカルでは、恋人を失った主人公が、愛について切々と語るめちゃめちゃいいシーン。だってもう、歌詞の中でも泣いているんだもーん。いつ聴いても泣ける。潤いの足りない人は、ぜひビチョビチョに。

こちらはニールによるデモ・ピアノ・バージョン。ブート(海賊)CDに収録。絶対に公式リリースすべき!(YouTube)



 

 



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