クリスには「げー。」とか言われているけど、ニールはロシア周辺の歴史が大好き。よくその方面の本を読んでいるらしく、歌詞のテーマにもよく拾われている。ここでは1930年代の激動のバルカン半島をテーマにしている。ただし、タイトルの“ドン・ファン”は17世紀のスペインのプレイボーイ。なぜこの2つの時代と場所が結びつくのかは不明だけど、ニールは歴史上の性豪(ドン・ファン、カサノヴァ、カリギュラ)などをテーマにすることがたまにある。「うらやましいからじゃないよ。」とはいいつつ、絶対うらやましいんだと思う。いいよ、伝説作っておくんなさいまし、You’re Sex God!
♪「This must be the place I wanted year to leave」(’90)
これも自伝的。ニールが厳しいカトリック男子高校に通っていたのは良く知られているけど、この曲が最もその“閉塞感”の時代を反映した曲。同じくカトリックの厳しい”責め苦”をテーマにした「It’s
a sin」の兄弟歌みたいなもの。
メガネをかけてヒョロヒョロだったニールはいじめられっ子だったそうですけど、その反動で「有名になってやる」というハングリー精神が生まれたそう。ちなみに先生からも「ソフト(ナヨナヨしている)」と言われていたそうだけど、今は同級生の誰よりもセクシーでイケてる50代に違いありません!