<%group_var="atelier"%> Pet Shop Boys 5 Songs

PSBアゲ5曲



PSBの特筆すべきアイコニックな点は、「アゲ」。気分を高楊させ、ダンスなんか踊れないハズのシャイでオクテなギーク(ヲタ)やブレイン(ガリ勉)たちでさえも、ダンスフロアの華にしてしまうパワーがある。
踊り、それは人間がまだサルに近かった頃から持っている原始的欲求!ダンス、それは限りなくセックスに近いエクスタシー!たまには何もかも忘れて、ダンスに身を委ねるというのはいかがでしょう。土曜の夜だしね。ちなみにアゲ担当はクリス色が強いです。あえて最大のアゲ曲「Go west」と、王道の皇帝時代を外してみました。

「さあ踊りなはれや、民衆たち!(僕たちは踊らないけどね)」


♪「New York City Boy」('99)

もしかしたら本国イギリスよりも、舞台となっているアメリカよりも、ここ日本のダンスフロアを席巻しまくったかもしれない。少なくともシングル・チャート上は日本の成績がすこぶるよかった。久々のこのアゲ曲で、21世紀もPSBがダンスを牽引する、と確信させる鮮烈過ぎる登場だった。PVもニューヨークの伝説ディスコ「54」を再現し、老いも若きも、涙と汗とドーパミン大放出。

*「New York City Boy」PV。スタジオ54のシーンでは、2人もちょこっと踊っています。
(YouTube)


 

*歌詞(原文/対訳)、ご本人解説、レビューはこちらのページへ

 

 




♪「
Paninaro95」(95)

正直、1985年から1990年までの5年はPSBの黄金時代で、ヒット曲や代表曲だらけなのでここからのセレクションは難しいけど、あえてこれ。ゴージャスで背徳的、ガンガンに鳴り響くダンスビート。みんなが望むPSBの王道はここにある。映像やパフォーマンスっぷりもキャムプで、やりすぎギリギリのところで上品さを保っているバランス感が素晴らしい。ただし、デビュー前からこの曲は完成していた。


この曲がライブでかかれば、あちこちから悲鳴に近い歓声が上がってみんなが正常でなくなってしまう「Paninaro」(86)のアゲ更新バージョンがよりダンスフロアにふさわしくバージョン・アップ。クリスがメイン・ボーカルを取り、熱いビートとクールな声が見事にコラボレート。ただし、新に加えられたラップ歌詞の悲劇的な内容に気がついて号泣。もういいから泣きながら踊っとけ。

「Paninaro
95」 Discovery Live in Rio 1994 クリスwithマッチョダンサーズ(YouTube)



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♪「Euroboy」(‘93
)

Yesterday, when I was mad」のB面で、アルバム未収録。すごくすごくクリス的、男っぽい、っつーかゲイ・ディスコっぽい。タイトルはゲイ雑誌のタイトルだし。ニールが「君はおニューの恋人が欲しい」と歌えば、クリスが「君は僕の彼氏だった」と返す、ある意味ゲイ・デュエット。これにアゲアゲなサウンドがつくわけですから、ゲイ・ディスコで流行らない訳がな〜い!断言っ。

「Euroboy」「Before」と「Paninaro
95」のPVの素材を使用、かなりカッコイイ

http://jp.youtube.com/watch?v=gktlekaopcU
(YouTube)

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♪「Break 4 love」 (02)

The Pet Shop Boys + Peter Rauhofer = The Collaboration名義でシングル化された1981年のRAZEのカバー。癒しの時代2002年に発表された切ないアゲ曲。PSBにとって、久々にアメリカのダンス・チャートでナンバー1になった。というのも、アメリカの名作ゲイ・ドラマ「Queer as folk」のいいトコロで使われて、一夜にして全米ゲイの知られるところになったから。このバージョンは「Queer as folk」のサントラ「Club Babylon」に収録。 (YouTube)




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♪「Minimal」(
06)

PSBのアートの基本であるミニマリズムに則って、歌詞にほとんど意味をもたない、まさにダンスのためだけにあるような曲。さまざまなDJからシロウトまで100曲を越すリミックス・バージョンがある。やや実験的ではあるけれども、ニールのボーカルを丸ごと廃した、クリスによるセルフ・ミックス「Chris Lowe summer mix」なんてそれの最たるもの。

「Minimal」
MV RadioMix (YouTube)




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