ACTUALLY2-5

Do I have to?



ニール:クリスの不満の声をタイトルにつけた

(一言コメント:1999)

 

 


原文歌詞はこちらでご確認ください


僕は、君が何を言ったかなんて気にしない
そのつもりだ
君が何をシェアしたかなんて気にしない
もう見てしまったからね
君の間違いを誰が判断する?
今は時期が悪い
君が僕の心でなく
彼の心を傷つける限り
君はうそつきだと彼に教えてやれ
僕が聖者だと彼に教えてやれ
早すぎると言うんだ
それか、遅すぎたと
君は弱いと彼に教えてやれ
彼に強くなるよう請うんだ
残念だったと言うんだ
でも、間違っていたのは君だ

僕がやらなきゃいけないのか?言わないで
君を愛する必要があるのかい?
僕がやらなきゃいけないのか?言わないで
君を愛する必要があるのかい?

それは決定的なミスだ
君は知っているだろ
死にかかっている
君は代価を払うだろう
すでに遅すぎた
先に進んで、認めるんだ
問題だと彼に教えてやれ
難しすぎると教えてやれ
君の親友とスコットランド・ヤードに
電話したと言って
困難になると断言してくれ
僕は病気だと、彼に教えるんだ
脅しと知っていたと言うんだ

僕がやらなきゃいけないのか?言わないで
君を愛する必要があるのかい?
僕がやらなきゃいけないのか?言わないで
君を愛する必要があるのかい?

君が僕をどういっていたか知ってるよ
聴いたけど、弁解しなきゃならないかい?

僕がやらなきゃいけないのか?言わないで
君を愛する必要があるのかい?
僕がやらなきゃいけないのか?言わないで
君を愛する必要があるのかい?
僕がやらなきゃいけないのか?言わないで
君を愛する必要があるのかい?
僕がやらなきゃいけないのか?言わないで
君を愛する必要があるのかい?


Written by Neil Tennant/Chris Lowe


Produce by Pet Shop Boys

 


ニール:アイデアはプロモーションをしている間のクリスのいつもの苦情から来た。「やらなきゃダメ?」って言う・・・。

クリス:そこから来たの?

ニール: それから取ったんだ。僕は元々「Break his heart, don't break mine(僕でなく、彼の心を傷つけろ)」という歌のアイデアがあって、それは付き合っている誰かが恋人を裏切っていて、それでも「Do I have to love you?(愛さなくちゃならないのか)」と言う。すごくビターな歌だ。ビターかつロマンチックというのがすごく好きなんだ。君は恋人に言っている。「こう言って、ああ言って、君が好きなことを話すけど、君はそれはそれだと言って、僕とは終わりにしない」とね。「it's a fatal mistake that you're dying to make」という歌詞が好きだ。エルビス・コステロかボブ・ディランか誰かからそれをインスパイアされたと思う。

クリス:コーラスの前のビットには、「King's Cross」と同じコードがある。

ニール:それを当時、誰も指摘しなかったと思わないでくれよ。「Always On My Mind」のためのB面が欲しいと思ったから、僕たちは2日間で全てのことをした。もし今それをやるんなら、もっと短くするように提案したね。ちょっと失敗した。ボブ・クラウスラーと始めて一緒に仕事をしたのがこの時だ。デヴィッド・シルヴィアンみたいな音になるようにトライしていた。クリスはコーラスを書いて、僕が詞を書いた。始まりは、クリス・ロウがピアノを生演奏しているよ。

クリス:僕が、以前はレコーディングでよくピアノを弾いていたなんて信じられない。今は絶対にしない。

ニール:クリスはさらにエミュレーターでサックスのソロを演奏している。すごいデビッド・ボウイ的。

クリス:僕たちのベストのB面が、ベスト・シングルのB面になる傾向なのが面白い。

ニール:これが演奏されているパブに一度入ったことがある。スリリングだった。

 (
以上、2001年ブックレットより)


 

イメージビデオ(You Tube)




★用語・人物メモ★

エルビス・コステロElvis Costello (1954-)・・・イギリスミュージシャン。本名はデクラン・パトリック・アロイシャス・マクマナス。芸名の“エルヴィス”はプレスリーが由来。映画「ノッティングヒルの恋人」の「She」でお馴染み。

ボブ・ディランBob Dylan(1941-)・・・ボブ・ディランはノーベル文学賞にもノミネートされたほどの文才の持ち主。だからニールはボブ・デュランの歌詞作りの才能をリスペクトしているようだ。

デヴィッド・シルヴィアン(1958-)・・・イギリスのシンガー・ソングライター。元ジャパンのヴォーカリスト。エレクトロ&アンビエントな音楽が多い。




 PSB1985年にプロモーションで来日したとき、クリスは115回「何でこんなことしなきゃならないんだ」とこのタイトルを言っていたと、ニールは話している。つまりこれは日本と関わりのある曲・・・でも、彼らにとって日本はどちらかというとマイナス面を印象付けているかもしれない・・・日本の批評で「PSBは退屈」って書かれていたのをずっと覚えているし。もしかしたら、特にクリスのイマイチ日本に来たがらない理由は、日本のプロモーターの要求が大きいからか?




BACK