ACTUALLY1-1

One more chance

chance2
(1984)


ニール:バッキング・トラックは元々、ボビーOによってディヴァインのために書かれたものだ

(一言コメント:1999)

 

 


原文歌詞はこちらでご確認ください



街は静まりかえり、一人で歩くには寒すぎる
オーバーコートの見知らぬ人たちが家路を急ぐ
今夜、僕は雨の中を歩いている
誰かが喋り、僕は非難されている
束縛され、でっちあげられて、僕の状況をわかるだろう
追い詰められて、僕は叫ぶだろう

だから、もう一度
もう一度チャンスをおくれ
もう一度
もう一度チャンスをおくれ

君がどこにいても、僕は見つけるさ
別のクラブで飲んでいるか、君が車運転していても
人通りのない街路を通り抜けて
愚かな真似は、君をつなぎとめるためだった
束縛され、でっちあげられて、僕の状況をわかるだろう
追い詰められて、僕は叫ぶだろう

もう一度、もう一度チャンスを
もう一度、もう一度チャンスをおくれ
もう一度、もう一度チャンスをおくれ
今夜、もう一度チャンスをおくれ

街は静まりかえり、一人で歩くには寒すぎる
オーバーコートの見知らぬ人たちが家路を急ぐ
今夜、僕は雨の中を歩いている
誰かが喋り、僕は非難されている
束縛され、でっちあげられて、僕の状況をわかるだろう
追い詰められて、僕は叫ぶだろう

だから、もう一度、もう一度チャンスを
もう一度、もう一度チャンスをおくれ
もう一度、もう一度チャンスをおくれ
今夜、もう一度チャンスをおくれ

君はとても極端だ
一緒に家に連れて帰りたい
おいで、もう一度僕に言ってくれ
気にしない、ベイビー、ぼくは気にしないよ
気にしない

だからもう一度チャンスをおくれよ


Written by Neil Tennant/Chris Lowe/Bobby Orland


Produce by Bobby Orland (1984)
Produce by Julian Mendelsohn(1987)



ニール:アルバムのオープニングを飾るこの曲、実は数年前にボビーO(ニューヨークのハイエナジー・レーベルのプロデューサー。オリジナルの「ウェスト・エンド・ガールズ」は、‘84年彼のプロデュースのもとEpicから単発でリリースされた)と一緒に書いたもの。アメリカ盤の「ウェスト・エンド・ガールズ」のB面に収められていたんだけど、とても好きな曲だったので、いずれレコーディングし直したいと思っていたんだゴキゲンなダンストラックだね。

(
以上、1987年レコードインナー本人解説より)

 

 


クリス: これは元々、ボビー'0'と一緒にレコーディングした。 彼は、この古いディヴァインのバッキング・トラックを持ってて、僕たちがそれに何か書けって提案した。 古いディヴァインのバッキング・トラックを手に入れて、僕たちはすごく興奮した。

ニール:テープにヴォーカルが入っていた・・・それは「Rock Me」というものだった。 すごくいい音なのに、何故リリースされなかったのかわからない。でも、ディヴァインが「Rock Me」以外の歌詞を考え付かなかったんじゃないかと思う。でも、それは完璧に完成したトラックで、僕はニューヨークのブロード・ウェイにあるボビー'0'の友人のフラットに座って、全く違ったメロディで最初から歌を書いた。ボビー'0'はすごく気に入ったね。それはニューヨークの夜の事だ。誰か・・・お人好しの人とかが、背後にいるマフィアとかに追いかけられる・・・同時に愛を探すと言うアイデアがあった。自暴自棄なんだ。 本当に、80年代のパラノイア・・・80年代のポップスの歌詞には多くのパラノイアがあって、これはすごくいい例だ。 それはまさにロマンチックなパラノイアさ。 これはアメリカとベルギーでリリースされただけだけど、ボビー'0'バージョンは1984年の僕たちの2番目のシングルだった。 ACTUALLYのためにそれを再レコーディングしたときだけ、僕たちは中間のセクションを入れた。 クリスがコードを書いた。 アンディ・リチャーズが、ミドル・ビットが必要だと思うと言った。それはクリスと僕が本当に表現したいものだった・・・僕たちは2分くらいでそれを書いた。僕はもう歌詞を書いていて・・・オリジナルは”you're so extreme/your silk-screened life shot through with bullets(君はすごく極端だ/君の退屈な毎日を弾丸で撃ち抜く)
だった。でも、それは行き過ぎだと思った。I want to take you home with me一緒に家に連れて帰りたいがいいと思って、そうなった。この歌はちょっとマゾヒスティックだ。・・・弁護しているけど、結局は興奮するから、追いかけられるのがかなり好きなんだ。 クリスは、追いかけられるっていう夢をよく見ていて、彼は恐いけどそれが好きだと言っていた・・・僕は、それが元々歌をインスパイアさせたものの1つかもしれないと思う。 僕たちはアルバムのためにジュリアン・メンデルソーンと一緒にノーマルの7インチのバージョンをやった。それもまたシングルになると考えていた。あまり気に入らなかったから、僕らはジュリアンに12インチのミックスをさせたけど、すごく良かったから、代わりにそれをアルバムに載せた。 7インチは結局リリースされなかった。

クリス:僕ら、勇気があったよね?12インチのリミックスからアルバムをスタートさせたんだよね?

ニール:これはハウス・ミュージックの初期だった。 僕たちは、それには多くの考え方があったと思って、本当にハウスの音にした。 ちょうど「Love Can't Turn Around」がヒットしていた時だ。

クリス:別のカー・クラッシュがある。

ニール:夜通しの運転って、ゾクゾクしたな。

 (
以上、2001年ブックレットより)


 

ライブビデオ(1989年ツアー)(You Tube)




★用語・人物メモ★

ディヴァイン(1945-1988)・・・本名Harris Glenn Milsteadメリカのドラーグ・クィーン、俳優、歌手。ジョン・ウォーターズの映画の常連としてお馴染み(2006年にヒットしたリメイク映画『ヘア・スプレー』で、トラヴォルタが演じていたママ役のオリジナル)。ボビーOのプロデュースで80年代初頭にレコードも出し、ディスコでヒットしている・・・PSBがボビーOに心酔した作品群に、ディヴァインのものも入っているはず。

Love Can't Turn Around」・・・シカゴ・ハウス・ミュージックのFarley Jackmaster Funk(Keith Jackmaster)のヒット曲。ビデオはこちら。





 84年のシングルジャケットは、すごく恥ずかしい・・・2人がアイドルみたいで。これを聴くと、映画「It couldnt happen here(87)の、ちょっと訳わからないエンディング・ダンスを思い出します。

  PSB80年代としては“何かを行動しようとする”ことにおいてはポジティヴなほう。でもマゾヒズム。売れているときの2人は自信家的な発言も見受けられるけど、実際、2人は今でも自己否定的なところがかなりある。これは、果てしない完璧主義であることの裏返しと、“他人とは違う”という自信と、それに反した自己批判の表裏一体の精神時状態である。



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