|
ACTUALLY1-2
「What have I done
to deserve this?」
|
|
|
Written by Neil Tennant/Chris Lowe/Allee Willis
Produce by Stephen Hauge
|
|
|
プロモーションビデオ(You Tube)
1987年シングルはUKチャート最高2位
ライブビデオ(1999年ナイトライフツアー)(You
Tube)
この年亡くなったダスティへのトリビュートです。
|
*この曲はマーガレット通信Vol.61「1曲に固執するI」(裏レビュー)でも取り上げています。
★用語・人物メモ★
ダスティ・スプリングフィールドDusty
Springfield (1939-1999)・・・60年代、イギリスでヒットを放った女性ロック歌手のポップ・アイコン。話にも出てきたマネージャーの本による80年代の凋落&女性の恋人による精神的不安定などは、映画化の噂もあった(今のところ、ただの噂だが)。PSBによってダスティは復活したのだけど、88年のニールの発言によると「でも3回しか会ったことが無い」らしい(その後アルバム制作のときに会ったはず)。1999年に乳癌で死去、お葬式ではニールが弔辞を読んだ。
アリー・ウィリスAllee
Willis (1902-)・・・アメリカの作曲家・シンガー。この曲を作ったとき、すでに83歳!現在100歳超えてます!
アース・ウインド・アンド・ファイアー「Boogie Wonderland」・・・1979年のヒット曲。ディスコ定番。ビデオはこちら。
ポインター・シスターズの「Neutron Dance」・・・3姉妹コーラス・グループの1984年のヒット曲。ビデオはこちら。
「Friends」・・・「フレンズ」は1984年から10年間続いたアメリカの人気ドラマ。ジェニファー・アニストン主演。テーマ曲は「I'll Be There for You」で、The Rembrandtsが歌っている。ビデオはこちら。
ヴィッキー・ウィッカム(1939-)・・・ダスティの友人であり、マネージャー。ダスティに関する本「Dancing With
Demons: The Authorized Biography of Dusty Springfield」(2002)で、ダスティがレズビアンであったことが明かされた。彼女自身レズビアンである。
ディオンヌ・ワーウィックDionne
Warwick (1940-)・・・アメリカの黒人歌手。ホイットニー・ヒューストンのいとこ。
アレサ・フランクリンAretha Franklin
(1942-)・・・アメリカのソウル・シンガー。ロックの殿堂入りをしている。
ティナ・ターナーTina Turner (1939-)・・・アメリカの黒人シンガー。1996年アルバム「Wildest Dreams」からのシングル「Confidential」はPSBが作詞・作曲&プロデュース。
シャーデー・アドゥSade Adu (1959-)・・・イギリスのアフリカ系女性ミュージシャン。“シャーデー”は彼女がヴォーカルをつとめるバンドの名前。
シンディ・パルマノCindy Palmano・・・写真家。ACTUALLYのジャケット写真を撮影。
ブリクストン・アカデミーBrixton Academy・・・・・・ロンドンの南、ブリクストン地区にある、歴史あるホール。数々の有名アーチストが出演。かつてカルチャー・クラブやデュラン・デュラン、スウェードなどのPVも撮影された。2007年10月に行われたチャリティー・コンサート「War Child」にもPSBは出演した。
007「オクトパシー」・・・1983年公開の映画。ロジャー・ムーア版。
アニー・レノックスAnnie Lennox(1954-)・・・イギリスのミュージシャン。元ユーリーズ・ミクス。現在はソロ。デビュー時は男装していた。「ディーバ」は1992年のソロ・アルバム。画像はこちら。
この曲を語るときの主題はどうしても「憧れのディーバの胸を借りる、勢いのある新人デュオ」という風になりがち。まあ、実際そうなんだけど、歌詞の内容の切なさと現実感はただの企画ものとは思いがたい。
裏レビューでもちょっと書いたけど、「君の本を読んだ」ってところが、君=男性っぽい。だからこれは、男女カップルの歌に見せかけているけど、セクシャリティは曖昧だ・・・実際、ニールも(何かを)偽装してるって言っているし。だからこそ、デュエット相手はダスティじゃなきゃいけなかったんじゃないか。
この曲は2007年BBC調査のオールタイム・デュエット・ソングの第8位に選ばれている。ちなみにAttitude(イギリスのゲイ雑誌)のニール&ダスティの写真のキャプションには「完璧なデュエット」と書かれている。