クリス:これ、実在する言葉?最初の問題だね。 ニール:そのひとつになった、と記憶している。使われているのを見たことがある。1990年の初め、シューゲイザー時代にこれを書いたと思う。モリッシーがソロ・アーチストとして成功しているとき、モリッシーの視点で書かれた別の曲・・・エレクトロニックの最初のシングル「Getting away with it」・・・詩はほとんど僕が書いたんだけど・・・のような曲のようなものだ。「Getting away with it」は、モリッシーの惨めになった姿と残った全てを見ていた。彼は長年うまくやっているといっている。ユーモラスってことだ。「Miserablism」は風刺だ。「How can you
expect to be taken seriously」にも似ている。いつも悲惨に見えるシューゲイザーについて僕を悩ましたのは、人々がそのような誰かが実際にシリアスであると考えるということだ。それはポップ・ミュージックの中で際限なくぼくを悩ますんだ。シリアスなスタイルをもっている誰かをいつもシリアスであると受け入れる。遊び好きの人はだれに真剣に受け止められない。実際に遊び好きである人が、実際の存在より“シリアスな“状態でいるのは難しいし、同時に、結局はもっとシリアスである場合もあるけど。この歌の歌詞は、誰かが僕に言った事からインスパイアされた。その人の父親が死に瀕した時、どう?と尋ねたら、彼は「is is, isn’t isn’t(あるものはある、ないものはない)」と言ったそうだ。これはすごい引用だと思う。悲観主義者の世界の見方だ。そこにロマンスはない・・・存在するものだけが本当に存在する。
エレクトロニック・・・元スミスのジョニー・マーとニューオーダーのバーナード・サムナーが作ったユニット。ニールはあくまでも“お手伝い”だったけど、詩は書く、PVも出る、「Disappointed」のリードボーカルもやる、と、ほとんどメンバーだった。ニールも出演している「Getting away with it」のビデオはこちら。