ニール:これはとても悲しい歌だ。「急いだ人生であると思うことを許されるかもしれない」。このアルバムのQ誌のレビューでは、この歌はトム・ハンクスの受賞のスピーチくらい吐き気を催すって。僕はそうは思わないけどな。その実はペット・ショップ・ボーイズを落としめるのが難しいと分かる誰かだと思う。このための音楽は、クリスのイアン・ライトのデモのひとつだ。 クリス:イアン・ライトと一緒に仕事をしたときいくつかのトラックを手がけた。彼と僕は彼のために明らかにいい曲を選んで、それが「Do the Wright Thing」になった。
ニール:クリスは、使われなかった中で一番いいと思う曲のカセットを僕にくれた。1995年までに歌詞を書くには時間がかかった。僕がそれを書き出したのは電車の中だったと思う。いわゆる良いような/悪いような気分の歌だ。これは確実に年を重ね、年老いていくことについての歌だ。ここまで生きてきた。まだ生きている。僕の友人がこの年のはじめ自殺をして、僕はがっかりした。彼女のことは、「教師、アーチスト、サタデー・ガールズ」と、この歌の中にこめられている。僕は彼女と仕事をして、サタデー・ガールは彼女がいたというグループだ。「Result」でライザ・ミネリとレコーディングした「Don’t drop
bombs」は、もともとサタデー・ガールへの歌がアイデアだ。
ニール:1995年の終わりにリミックスをして、ドラム・トラックを変えた。でも、「BILINGUAL」はリリースされた後で、僕らがやった最初のミックスに戻った。クリスはいつも好きだったという。僕はリズム・トラックの音が完璧だと思わない。ちょっとあいまいだ。でもこの質問と答え、呼びかけと応答はいい。歌の中の「twinsets and pearl」という言葉は素晴らしいと思う。3分37秒の最後のコーラスで、僕が2回「race」と歌っているのが聞こえるけど、これはミスだ。でも、残した。
ライザ・ミネリ(1946-)・・・女優、シンガー。最近太った。ゲイ・アイコンであるジュディ・ガーランドの娘、ゲイと結婚していた自身もゲイ・アイコン。代表作はゲイの金字塔「キャバレー」。PSBが彼女のアルバム「Result」をプロデュース。「Losing my mind」「Don’t drop bombs」がヒット。ビデオはこちら。
twinsets and pearls・・・「twinsets」は、1940年代に流行った女性もののニットのカーディガンやジャンパー。グレース・ケリーやマリリン・モンローが来て“フェミニン”の代表のようなファッション。それにパール(真珠)をあわせるのが一般的。