FUNDAMENTAL1-7

Luna park



原文歌詞はこちらでご確認ください



太陽の影
別の夜が始まる
ルナパークは
いつも闇の中
風が月を横切り
嵐がやってくるだろう
ルナパークに
稲妻が走る

気分が高ぶっていくと
僕らは幸せだ
誰かが火食いしている
僕らはハッピーだ
空の大きな輪に
君は叫ぶだろう

おいで、列に加わろう
幽霊列車が定刻に発車する
ルナパークは
いつも闇の中
射撃場は
変わらずプラスチックの景品
点数をかせいでみて
ルナパークで

気分が高ぶっていくと
僕らは幸せだ
誰かが火食いしている
僕らはハッピーだ
空の大きな輪に
君は叫ぶだろう

雷かと思ったよ
いつか嵐になるだろう
僕たちを圧倒する
月の塵のように
ルナパークでは
暗くなるには
早すぎることはない

嵐がやってくるよ
月の塵のように

毎晩僕らは行く
最新のホラー・ショウに
叫び声が聞こえる
狂気の夢の中
占い師は考える
悪い知らせの予兆の手相
ルナパークでは
未来は闇

恐いと感じるのなら
僕たちは幸せだ
サーカスとパンさえあれば
僕たちはハッピー
回転マシンは
僕らが望んでいたもの

雷かと思ったよ
いつか嵐になるだろう
僕たちを圧倒する
月の塵のように
ルナパークでは
暗くなるには
早すぎることはない


Written by Neil Tennant/Chris Lowe


Produced by Trevor Horn

 


ニール:もともと、クリスと僕が「PopArt」のためにこの曲を書いたのは、2003年だったね。このとき、たくさんの曲を書いたんだ・・・「カサノヴァ・イン・ヘル」はこのアルバムの中にあるけど、アルカザールにあげた「Baby」って曲もあったね。あいにく彼らはこれをレコーディングする前に解散しちゃったけど、残念だ。他に「ブルー・オン・ブルー」って曲もある。「ルナパーク」の歌詞のアイデアは、ニースでの休暇で、ルナパーク移動遊園地を見たことから来ている。それはモスクワにもあり、「第3の男」に出てきた移動遊園地もルナパークだったと思う。僕は“ルナパーク”っていうフレーズが好きだった。デモはこの半分の長さだった。

クリス:ビッグ・ロックなトラックになるかもしれなかった。

ニール:僕らはトレヴァーに「覚えとかなきゃ:ペット・ショップ・ボーイズはエレクトリック・デュオだ」と言ったが、それはアルバムを作る際のポイントだった。

クリス:オーケストラ付きの、ね。

ニール:僕らはいくつかのポイントでミックスをリリースしようとしているけど、一つに「なぜこれを歌うためにアクセル・ローズを入れなかったのかわからない」と僕は言ったが、理由は、これがまさにガンズ・アンド・ローゼスの「ノーベンバー・レイン」のようにビッグだからだ。

クリス:最後の方で「ダーク・サイド・オブ・ザ・ムーン」みたいにでかいボーカルになる。

ニール:ルシンダって言うバック・ボーカルがヴァイブ・アウトした。

クリス:トレヴァーがピンク・フロイドみたいな音だって言った曲だよね?

ニール:ああ・・・僕は彼らのメインの成功期間のピンク・フロイドを真剣に聞いていないんだ。衝撃的なピアノのベースだから、まさしくロックだ。たくさんの曲をピアノで書いたけど、コードはない。クリスがコードを書いた。

クリス:遊園地の乗り物っぽく聞こえるのは、「ルーシー・イン・ザ・スカイ・ウィズ・ダイヤモンド」に似た音だからだと思う。

ニール:僕が急いで戻ったとき、クリスがこのアレンジを全て終えていた。一種のサイケデリックだ。トレヴァーは気に入ってくれた。僕はこの歌はアメリカのことだと思う。ルナパークはアメリカなんだ。たくさんの言葉が、マイケル・ムーアの映画、ボーリング・フォー・コロンバインにインスパイアされている。もともと、そのなかにキラー・ビーについての歌詞があった。「サイコロジカル」のような、実際、人々は刺激的な恐れを感じるだろう。常に、僕でさえ夜のライブに魅了される。ルナパークは夜のものだ。一日中オープンしているけど、日中に、技術的にはそこが夜であるという事実に興味がある。それは、日中でさえゴースト列車や光に関するすべてが夜のスリルだ。だから“ルナパークは常に闇の中“だ。

 (以上、2006年「Literally30より)




ニール:スケールの大きい曲だが、その大きさはメロディのコード進行に端を発していると思う。それを可能な限りベストなサウンドに仕上げようとした。この曲ではためしに様々なミュージシャンを起用している。オーケストラにしてもそうだし。トレヴァーが生ベースを弾いている。彼はファンタスティックなベース奏者なんだ。この曲を仕上げるにはとにかく時間がかかった。 アルバムの中で一番時間がかかった曲だろうな。

 (以上、2006年「FUNDAMENTAL」ライナーより)


 


イメージビデオ(アンオフィシャル)(You Tube)






★用語・人物メモ★

Luna Park・・・実際に世界中にいくつか存在する公園の名前だが、この歌には特別モデルはないようだ。彼らはFUNDAMENTALツアーの際、2007年にアルゼンチンのルナ・パークでパフォーマンスを行っているが、もともとセットリストにないこの曲が披露されることはなかった。

アルカザール・・・1998年結成のスェーデンのポップグループ。ヒューマンリーグの「Dont you want me」のカバーでデビュー。結成当時は男1人、女2人だったが、のちに男2人、女2人に。ABBAの再来とも言われた。男性2人はオープンリー・ゲイ。2005年解散。「Love life」をPSBが楽曲提供。

アクセル・ローズ(1962-)・・・ロックバンド、ガンズ・アンド・ローゼスのボーカル。しばしの沈黙のあと、2007年、久々の活動再開、来日公演も果たした。アクセルはPSBファンであることを公言していて、91年の「パフォーマンス」ツアーのカリフォルニアでは、PSBは会場に来ていたアクセルのために、本来セットリストにはない「Being boring」を最後に演奏している。

ピンク・フロイド・・・1965年結成のイギリスのカリスマ的プログレ・バンド。「ダーク・サイド・オブ・ザ・ムーン」は73年のアルバム。

「ルーシー・イン・ザ・スカイ・ウィズ・ダイヤモンド」・・・ビートルズの1967年アルバム「サージェント・ペパー・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」収録の曲。ジョン・レノンの楽曲。後にエルトン・ジョンがカバー。“ルーシー”は、ジョンの息子ジュリアンの同級生。ビデオはこちら。

マイケル・ムーア(1954-)・・・アメリカのドキュメンタリー映画監督。「ボーリング・フォー・コロンバイン」(2002)は、1999年にコロンバイン高校で起こった銃乱射事件を題材に、アメリカの銃社会を糾弾しているドキュメンタリー映画。




ルナ(=気違い)パークゆえ、歌詞もやや怪しい狂気をはらんでいるけど、メロディは至極やさしくせつなく、美しい。私のイメージとしては、日本にも昔からあった、怪しい見世物的なお化け屋敷…もうないんだろうなあ、ああいうトラウマになるような場所って。今じゃ、テーマパークや遊園地は安全第一、どこでも明るく楽しく健全だからねぇ。



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