ニール:「ミニマル」に続くのが「ナム」ってのは、なかなかいいよね。壮大なオーケストラの音楽のトラックは、何度かやってきた。これはもともと2003年に「PopArt」のためにレコーディングされた。僕らはヒット曲を書かなければならなかったから、ダイアン・ウォーレンに曲を書いてもらおうかと、クリスの提案だった。彼女は僕らに3曲書いてくれた。他の1曲は「キス・オン・ザ・ウィンド」といって、インタビューで聞かれ続けている。彼女は僕にテキスト・メッセージを送ってきた。「「キス・オン・ザ・ウィンド」はまだレコーディングされていないの・・・そう、私の親友はオウムよ。」僕らは「Numb」が好きだった。彼女は、エアロスミスがブルースのアルバムを製作中だから、彼らにそれを断られたと、正直にも僕らに言った。僕らは、このアルバムのために取っておくことを決め、ここでようやく日の目を見たと思う。同時代の世界への反応であるアルバムのテーマがあるなら、「Numb」では、それを歌う人はテレビを切りたい人だ。それは真実だ・・・時々、ニュース上で展開する出来事を見ると、どう考えるべきかわからなくなる。それらが本当になかったらいい、と思うだけだ。この歌は2003年に全て完了していたけど、僕が1節を変えたのと同じ時間をかけて、去年軽くリミックスをした。ダイアン・ウォーレンはアメリカ人だけど、僕は「I wanna be numb」と歌っている。驚くべきことに、僕は「I want to be numb」と歌うよう試みたけど、おかしく聞こえる。でも、僕は「don’t want to hear
the news, what’s going down・・・」を変えた。「Going down・・・」は、とてもアメリカ的だ。だから「・・・what’s going on」に変えたんだ。 (以上、2006年「Literally」30より)
ダイアン・ウォーレン(1956-)・・・カリフォリニア生まれのソングライター。アイドルから実力派シンガーまで、さまざまなヒット曲を書いている。セリーヌ・ディオンの「Because you loved me」でグラミー受賞。PSBが曲を頼むとはすごく意外だけど。ニールによれば、「肩にオウムをのっけた変なおばちゃん」らしい。この曲はPSBにとって初の他人の作詞作曲による、カバーではない書き下ろし曲。ダイアンは自分の母親の死をイメージしてこの曲を書いた。