PLEASE1-11

Why dont we live together?



ニール:僕が若い頃に書いた、中年のラヴソング
(
一言コメント:1999)

 

 


原文歌詞はこちらでご確認ください



それぞれの人生にその時が来る
毎晩のパーティーでも
満足できない
君はもっと何かを求めている
僕は君が欲しい
僕は君が欲しい

君を望めば君がいて
夜遅く、君と別れる
僕の中のオンナは叫び
僕の中のオトコは微笑むだけ
僕は君をいつも愛しているとは限らない
君は僕を気にしないかも
でも僕らが一緒に暮らしたなら
共有できるものがある
僕らがその気になれば
出来ないかな?

ベイビー、一緒に住んでみないかい?
やってみるまで愛を信じられないのなら
ベイビー、一緒に住んでみないかい?
僕らが持っている愛も、秘めた愛も全て
一緒に家を探そう
そこで、毎晩一緒に眠るんだ
ほとんどの時間を一緒にいるんだ
その時が来た
君は僕をいつも愛してくれるとは限らないけど
僕は気にかけないかもしれない
僕は直感したんだ、ベイビー
共有できるものがある
僕らがその気になれば
出来ないかな?

ベイビー、一緒に住んでみないかい?
君がやってみるまで愛を信じられないのなら
ベイビー、一緒に住んでみないかい?
僕らが持っている愛も、秘めた愛も全て

一緒に住んでみないかい?一緒に
一緒に住んでみないかい?一緒に
ねえ
ねえ

君は僕をいつも愛してくれるとは限らないけど
僕は気にかけないかもしれない
僕は直感したんだ、ベイビー
共有できるものがある
僕らがその気になれば
出来ないかな?

ベイビー、一緒に住んでみないかい?
やってみるまで愛を信じられないのなら
ベイビー、一緒に住んでみないかい?
僕らが持っている愛も、秘めた愛も全て

一緒に住んでみないかい?一緒に
一緒に一緒に
ねえ
ベイビー
君がやってみるまで愛を信じられないのなら
ベイビー、一緒に住んでみないかい?
一緒に住んでみないかい?
ベイビー、一緒に住んでみないかい?
やってみるまで愛を信じられないのなら
ベイビー
愛さなくても、心の中で君への愛を感じる


Written by Neil Tennant/Chris Lowe


Produced by Stephen Hague

 


ニール:「Suburbia」と同じ頃、借りていたいくつかのスタジオで書いたものだ。僕らがニューヨークのユニーク・スタジオで、ロン・ディーン・ミラーと一緒に「Opportunities」のリミックスをしに行ったとき、僕らはさらに長く滞在して他のトラックを彼と仕事することになったといわれて、すごく楽しい時間を過ごした。EMIは資金を供給し続ける事に気前よく同意した。彼らはその時で10万ポンド(マ注・約2500万円)の経費をかけて、僕らはまだレコードをリリースしていなかった。ロン・ディーン・ミラーがギターを弾いた。またちょっと「Into The Groove」みたいになったね。

クリス:はっきりとはしないけど。ニューヨークになった。

ニール:ロン・ディーン・ミラーは僕に、歌い回しを変えるように勧めた。

クリス:「Why don't we live together now?」の「
nowはないほうがいい。」ってよく言っていた。ロン・ディーン・ミラーのバスラインがある。ドラムが幻想的になっていく。

ニール:それはすごくアメリカっぽく聞こえる。 でも、そのバージョン(original New York mix)は僕たちがリリースしたバージョンじゃない。 アルバムのために、僕たちはスティーブン・ヒューグとそれ以上に働いていた。 彼は時間をすべてのドラムのプログラムを変えるのに費やした。

クリス:これはエースだ。これがなぜシングルにならなかったのかわからない。

ニール:ロン・ディーン・ミラーは「
僕の中のオンナは叫び/僕の中のオトコは微笑むだけ」の歌詞を理解できなかった。僕はいつも正反対のものを表すのが好きだ。固定観念は全く逆であるのに反して、この歌の中では、男たちは優柔不断で、女たちは決断力がある。僕が気になった誰かの事に関してだったと思うけど、覚えていない。僕の中のオンナは感情的に応じ、僕の中のオトコはそうじゃないと言う。僕のソフトなフェミニン面は身を固めたいんだ。この歌は、身を固める、妥協することについての歌だ。もし完璧に惚れた相手にそんな人が見つからなかったら。・・・知的に相性がよくて、肉体的に相性がよくて、セックスにも飽きなくて、ルックスもすごくいい・・・。そんな人を見つけられるようでなければ、恐らく、知っている人で良しとするだろう。これはいい年の中年の妥協だ。とても古い考えだ。「結婚で仕事を掴んだ」と人々は言う。それは真実だと、僕は思うね。この歌の人たちは賢明だ。2人とも好き合っていると知っているけど、無駄に過ごしている。結局、一人がもう片方に言う。「お互いに僕たちの残りの人生を一緒に過ごそうということになぜ向き合えないんだろう。一緒になって、幸せにならないかい?」って。「Opportunities」の最後の歌詞と同じ事を言っている。「僕らには愛しかない/僕らが秘めているのは愛だけ」。

 (
以上、2001年ブックレットより)


 

イメージビデオ(アンオフィシャル)(You Tube)






★用語・人物メモ★

Into The Groove」・・・マドンナのヒット・シングル。




 ストレートの言葉で言えば簡単に「結婚」という1語でくくられてしまうにすぎないけど、結婚に終着しない人たちの「一緒に住もう」という一言は、彼らにとって結婚と同じように非常に重い。歌に出てくる2人は多分同性カップルで、解説ひとつとっても、カップルの性別を特定しないのは、誰にでも共感できる、誰でもが持つ感情だから。そういうところがPSBっぽい・・・というか、むしろPSBにしかできないのかも。
 すでに中年に差し掛かっている2人が誰とも同棲しないのは、誰にも妥協できない、または完全主義かのどちらかなのでしょう。

 そうそう、「Opportunities」と最後の歌詞がほぼ一緒。そうなると、「Opportunities」の2人の共犯者の間には愛があるのかな・・・解釈が変わるなあ。



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