RELEASE1-10


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原文歌詞はこちらでご確認ください



彼はもういない
君は失った
取り残されて
苦痛を数える
トライして
失敗する
偶然で恋に落ちたんじゃない
君が選んだんだ

それは決心
時間をかけて
危険を冒すべき
登り始めるんだ
一番険しい丘を
その途中で
置き去りにされたのが
分かるかい?

愛を選択することは
たくさんのリスクがあって
変わろうとする努力
君が手に入れたものを全て与える
でも、偽らないで
憂鬱から抜け出して
君は賭けて
やり遂げる
もし拒否されたら
君は何ができる?
希望を抱き続けられる?
新しくスタートする?

傷の手当てをして
酒を買って
偶然には酔っ払わない
君の選択だ
彼を責めちゃいけない
君の努力を拒否したことに
彼は愛を決められなかった
君はそうした

教訓を学んだ
痛みを負って
偶然で恋に落ちたんじゃない
君が選んだんだ
悲しい歌をやろう
ブルースを歌おう
偶然で恋に落ちたんじゃない
君が選んだんだ


Written by Neil Tennant/Chris Lowe


Produced by Pet Shop Boys


Q.“ユー・チューズ”

ニール:そうだね、まさにあの正反対。僕らの何年か前の曲に「ラヴ・カムズ・クイックリー」というのがあるんだけど、その曲では、愛はあっという間に訪れて、どう抗おうとも恋に落ちずにはいられないと歌っている。僕は正そう頭で考えていたんだけど、実際にはそれは本当じゃないとも思っていたんだ。そこには多少の真実もあるにはあるんだけどね。でも同時に、誰かと恋に落ちた時には、いずれにしろある時点で本当にそれ以上突き進んでいくべきかどうかの決断に迫られるんだ。付き合い続けるかどうかのね。そのまま行っていいのかどうか、それを決めなきゃならないんだよ。これはそういうことについての歌なんだ。そのことについてのとても哲学的な歌詞なんだよ。もし上手くいかなかったとしても、相手を責めちゃいけない。責めるべきなのは自分なんだ。なぜなら、そうしようと自分で選択したんだから。うまくいかなかったとしたら、それは相手がそうすることを選択しなかったためかもしれない。でもそれも、究極的には、自分のせいなんだ。自分で決めて選択するということ、そしてそれについて哲学的になれば、ふっきって前進することが出来る。僕がこれまでに書いた中で、一番哲学的な曲じゃないかと思うよ。

クリス:僕はそれは年齢的なものだと思うね。もっと若い時には、すごく短い間に、あるいは即座に恋に落ちがちだけど、だんだん歳をとるに従って恋愛もいくつか経験すると、すぐに魅力を感じたりしなくなる。そして選択肢を考えながら、ゆっくりじっくりと考えるんだよ。そして、ある種の結論に達するのさ。でも若い時ってのは、そういうのは全然コントロールできないものなんだよね。
 もし曲がニールにとってしか意味のないものだったら、全然成功しなかっただろうね。僕らの曲には、普遍的な意味があるんだ。普遍的な魅力がなくてはならないんだよ。だからもし僕が自分たちの音楽の一部として共感できない曲があったとしたら、それは失敗なんだ。

 (
以上、2002EMIブックレットより)


 


★用語・人物メモ★

・・・




 正論ですよ。すごく冷静な正論。恋は不思議。始まりも終わりもある。ワタシ、この曲を失恋したばかりの女の子に聞かせてあげたんですけど、彼女、すごく身にしみていました。でも、その曲を聴いてある作品にすると言っていたので、決してマイナスではなかったみたい。
 クリスが若い頃は惚れっぽかったと、初めて知りました。



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