RELEASE1-8
「Here」
原文歌詞はこちらでご確認ください
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僕たちには皆、夢がある
ふさわしい居場所
炎は燃えていて
ラジオがついていて
だれかが微笑めば
それは、'愛している'という意味だ
でも僕たちは夢がいつ実現したかに
気付かないことがある
君にはここに家がある
何とでも呼んでくれ
君にはここに家がある
世界を目の当たりにして望んだことが
出来なければ戻るための
成功を手助けするものが
君にはここに家がある
僕たちは皆、混乱を起こす
時々僕たちの人生について
それは過程の一部
登れば君はつまずき
そしてもし今までにないほどに
痛みがはるかに大き過ぎたなら
僕は誇りをもって言うよ
僕は君の味方だって
君にはここに家がある
何とでも呼んでくれ
君にはここに家がある
世界を目の当たりにして望んだことが
出来なければ求めればいい
成功を手助けするものを
君にはここに家がある
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Written by Neil Tennant/Chris Lowe
Produced by Pet Shop Boys
Q.“ヒア”
ニール:この曲は、心地よい温かみがあると思う。実はこれは、僕らのミュージカル「クローサー・トゥ・ヘヴン」のために書いたんだけど、そのミュージカルには、アイルランドからやってきた少年が登場するんだ。彼はある女の子と付き合っていた。それから彼はある男性に恋するんだけど、彼は死んでしまったんだ。それで少年は、自分が働いているナイトクラブの世界の何もかもに嫌気が指してしまう。その劇中で僕らは何かこう、そう、ある年長の登場人物が少年にこう言うんだ。「辞めるなよ。だってここがお前になっての家なんだ。お前がどう思おうと、こここそがお前の人生を意味あるものにしてくれる場所なんだよ」ってね。僕らは何か、ナイトクラブについて何か、ポジティブで心温まるようなことを言いたかったんだよ。いずれにしろ、その部分はディレクターがカットしてしまい、この曲についても、もし脚本の筋書きを全部反映させようとしたらショー自体が長くなりすぎてしまうって事で、カットすることにした。でも僕らはこの曲のことをとても、とっても気に入っていたんだ。「君の帰る場所はここにある」。それはとても、とてもシンプルだし、メロディも非常に非常にシンプルだ。けれどそれがこの曲のそもそもの由来なんだよ。そして僕らは、こういった漢字の雰囲気とテーマがこのアルバムに合うんじゃないかと感じたんだ。事実、僕らはこのアルバムを「ホーム」という題にしようかと考えていた時期があったほどなんだよ。
クリス:コード進行も、すごくすごくシンプルではっきりとしているよね。このアルバムのほかの局にも言えるけど、本当に美しいメロディと歌詞をしていて、まるでゴスペルみたいじゃないか?
ニール:確かにゴスペルっぽいね、うん。
(以上、2002年EMIブックレットより)
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●「Disco3」収録の「Here」(PSB
new extended mix)について
ニール: 最初に「Here」をやった時、クリスは、それのリミックスを想像することができると言った。
クリス:アルバムにあるバージョンはレコーディングの1種類だった。みんながちょっとだけ踊れるように思えた。これは、僕らがやった中でも最高にハウスっぽくてトランスっぽいでしょ(笑)。僕らは、今はハウスが好きじゃない。もう2度とやらないだろうね。トランスはまた来るだろう。未来は明るい。The filatureは1980年だ。
ニール:それか、具体的には1981がThe filatureだ。アナログ・バージョンでは、いわゆるダブ、僕らが出した、はじめから終わりまで通す新しいキーボード・リフがある。
(以上、2002年Literally26より)
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イメージビデオ(アンオフシャル)(You Tube)
★用語・人物メモ★
The filature・・・いろいろ調べたけど何の(固有)名詞かわかりませんでした。ごめんなさい。一般名詞だと「製糸」なんですけど、音楽用語かな。“糸のようにつなぐもの”ってニュアンスかな。
「RELEASE」のアルバムにはぴったりの曲。この曲も「Home」の曲。テンポとリズムがあってダンスっぽくもあるけど、ほっとするような曲なんて、PSBにしか出来ないんじゃないかと思わせる、実はすごく高度な業を駆使しているんだろうと思う。すごく名曲。シングルになってもいいくらいです。
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