RELEASE2-11
「Somebody else’s business」
原文歌詞はこちらでご確認ください
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彼は彼女を愛している
でも、たまに彼女をクレイジーだと思っている
笑っていたかと思えば
すぐに腹を立てる
“あんたなんか時間のムダよ!”
と言う
それから泣き出して
心を入れ替えるんだ
彼女は、キンキン声で叫んでいる
すべてが見えなくなる
彼女は声を出して笑う
彼女は気にかけることに忙しい
誰かの厄介事に
誰かの厄介事に
誰かの人生に・・・
彼女は苦しんでいる
こんな感じの乱暴な揺れ動くムードに
彼は言う
彼らは意見が違うと
彼は彼女を愛している
人生は決して退屈ではない
それはただフリーになることだと
誰かが言う
彼女は、キンキン声で叫んでいる
すべてが見えなくなる
彼女は声を出して笑う
彼女は気にかけることに忙しい
誰かの厄介事に
誰かの厄介事に
誰かの人生に・・・
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Written by Neil Tennant/Chris Lowe
Produced by Chris Zippel and Pet Shop Boys
ニール:これは1999年に書いたけど、そのときはまだ歌詞がなかった。2000年にベルリンで、クリス・ジッペルと初めて仕事したとき、僕らはそこで歌詞を書いた。これは、怒りん坊のガールフレンドに対応する静かな男性についての曲だ。少なくとも彼女は退屈していないから、彼女は本当にすごいといえる。僕はこれがすごくキャッチーだとずっと思っている。
クリス・ジッペルには、多くのコンピュータプラグインがあった—多くの人がそう呼ぶ、僕の意見ではむしろやっかいな「シェール・エフェクト」だ。 自分達が「音楽」を聞いているとき、人々がそれをマドンナに言うかどうかを知りたいと思うよ。「おおマッジ、もう一度“シェール・エフェクト“を燃え上がらせて!」とね。
僕は2番目の歌詞でドライヴ・オフする部分がすごく好きだ。
クリス:しばらくこれは放っておいたね。僕はアイズレー・ブラザーズからサンプルを録って、これを書いたのを覚えている。「Behind A Painted Smile」の最初の2小節からだ。僕はいつもしまいっぱなしだけど、ニールはいつも出したがるよね。
ニール:さらに「Love comes quickly」もサンプルされている。「Discography」から取った。クリス・ジッペルのアイデアだったかも。それか、僕は”oooh“を歌いだした時に、「この音って”Love comes quickly“に似ている。それならなんでそこからサンプルしないんだ?」って言ったかも。
(以上、2002年Literally26より)
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★用語・人物メモ★
シェール・エフェクト・・・恐らく、「Home and dry」でも解説しているような、ヴォコーダーを通したようなロボット声にすること。
マッジ(Madge)・・・マドンナはイギリスではマッジと呼ばれている。
アイズレー・ブラザーズ・・・1950年代に結成されたアメリカのファンクバンド。現在でもメンバーを換え、活動中。
「Discography」・・・1991年に出たシングル・ベスト・アルバム。実はこのときPSBは解散の危機にあったと言われているが、定かではない。
PSBには比較的珍しい、ノンケ・カップルを傍観的に見た歌。恋愛関係って、当事者にとってはすごく重大なことなのに、周りから見るとすごく滑稽だったり、理解できなかったりする・・・そういうことを言いたいんじゃないかな。
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