RELEASE2-10
「Try it (I’m in love with a married
man)」
原文歌詞はこちらでご確認ください
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毎日君のことを考えている
夜になると君を思ってしまう
ダーリン、君は僕を思ってくれている?
奥さんを抱いていても、僕のことを考えてくれている?
世間はわかってくれないと思うけど
既婚男性との不倫なんて
試してみて、試してみて、僕の愛を
試してみたらどう?
どうして試してくれないかな
僕はノンケの男に恋してしまっている
週末の僕たちのことを考えてくれている?
家族と一緒のときも?
奥さんと一緒のとき、寂しくならない?
僕に会いたくなったりしない?
僕は、膝から崩れ落ちて
眠りにつくまで泣くんだ
試してみて、試してみて、僕の愛を
試してみたらどう?
どうして試してくれないかな
僕はノンケの男に恋してしまっている
神様、僕は危険人物だ
君にできることは全部やった
僕はノンケの男に恋してしまっている
試してみて、試してみて、僕の愛を
試してみたらどう?
どうして試してくれないかな
僕はノンケの男に恋してしまっている
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Written by Bobby Orland
Produced by Pet Shop Boys
ニール:僕らはこの曲はいいと思っている。この歌はボビーOの、1983年の歌だったと思う。セッション・シンガーのオー・ロメオというグループがレコードにした。僕らはちょうどボビーOと知り合った頃にこの歌は発売されたんだけど、この曲がずっと好きだった。彼の基準では、そんなに成功したほうではないけど、常に僕らの記憶にあった。僕らは、90年代の半ばにティナ・ターナーとレコーディングをしたとき、彼女にこれをレコーディングすればいいのにと言ったんだ。彼女は大ヒット曲が欲しかったけど決め手がなかったので僕らはこの曲を勧めた。僕は、彼女がこの曲を歌っていたらヒットしたといまだに思っているけど、彼女はこの曲を気に入らなかったんだ。
クリス:僕はこの歌がすごく好き。男に歌われるのはすごくきわどいね。僕は この歌詞が好き。「ダーリン、奥さんを抱いていても、僕のことを考えてくれている?」ってところ。どんだけって感じで。あと、「世間はわかってくれないと思うけど/既婚男性との不倫なんて」。
ニール:僕は初めてそれを聞いたとき、その歌詞でかなりショックを受けたのを覚えている。
クリス:全部の要素が詰まっている。
ニール:すごくいい歌詞だ・・・女性が歌ってさえ、すごく大胆だ。カントリー・ソングっぽくもある。タミー・ワイネットが歌うのが想像できないかい?僕らのバージョンには、中間の歌詞を考え出すことができなかったので、僕はそこをちょっと整えたんだ。そこの音がいい。エレクトロ・クラッシュの面白いところは、オクターブ・ベースラインが戻っているところだ。
クリス:たくさん戻っている。カウベル、リン・ドラム、トム・フィル・・・全部僕らが好きなものだ。みんな、20年の間に地球から追放されているようなもんだ。
(以上、2002年Literallyより)
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★用語・人物メモ★
オー・ロメオ・・・ボビーOがプロデュースしたガールズ・グループ。この曲のオリジナル・シンガー。オー・ロメオバージョンの「Try it」はこちら。
ティナ・ターナー(1939-)・・・アメリカのソウルシンガー、女優。現在でもセクシー・アイコン。PSBが「Confidensial」を提供、プロデュースしたことがある。
タミー・ワイネット(1942-1998)・・・アメリカのカントリー歌手。
cowbells, Linn drums, tom fills・・・多分みんなアナログ楽器。
元々この曲はボビー・オーランドのプロデュースの女性グループOh Romeoが歌っていたので“ノンケ不倫”の歌ですが、ニールが歌うとちょっと違う意味になるので、「married man(既婚男性)」を「ノンケの男」で訳してみました。まあ、実際ニールは独身男性しか恋愛対称にないようですけどね。
バリバリの80‘Sハイエナジーなんですが、聴いているとちょっと切なくなります。
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