VERY1-9
「To speak is a
sin」
ニール:悲しいゲイバーについての歌。最近はそんなもの残っていないけど
(一言コメント:1999年)
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原文歌詞はこちらでご確認ください
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僕たちは永遠にこの周りにいる
いまの僕たちをごらん
バーでドリンクをオーダーする
男友達にハローと言って
向こうにいる友達の連れにも笑顔
バーでドリンクをオーダーする
話す事は、罪
君が最初に見たら、それからじっと見つめる
君が恐れないのなら
すぐに微笑むよ
僕たちは永遠にこの周りに立っている
時間や天気なんてかまわずに
バーでドリンクをオーダーする
愛と獲物を探して
後悔する価値なんて何もない
でもこんなに遠くまで逃避行した理由はわからない
話す事は、罪
君が最初に見たら、それからじっと見つめる
君が恐れないのなら
すぐに微笑むよ
話す事は、罪
君が最初に見たら、それからじっと見つめる
君が恐れないのなら
すぐに微笑むよ
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Written by Neil Tennant/Chris Lowe
Produced by Pet shop boys
Additional produced by Stephen Hague
ニール:「To speak is a sin」はすごく古い歌だ。僕たちが今までに書いた最初の歌の1つ。それは「It's a sin」より前に書いたか、ほぼ同じくらいかな。1983年、リリースされていない「In the club or in the
queue」と同じ日に書いた。それはまるで初期の80年代の薄っぺらい旋律だ。最初に、ボビー'0'と一緒にそれをレコーディングしたけど、これはすごく取るに足らない歌だったから、問題がいつもあった。 実際にはここで起こることはわずか12のバーしかない。
クリス:僕はいつも、バーであえて魅力的な誰とも話さない、悲しい年取った孤独なホモセクシャルの事だと思っていた。
ニール:そう、ほとんど当たっている。さらに、ゲイバーに入ったら、誰もが振り向く。まったく何も言わずに。全部表情とジェスチャーでそうする。天気がどんなに悪くても誰かが迎えに来るだろうという低い可能性で出かける人々、自暴自棄、希望に満ちた楽観主義に関するものだ。いまはみんな外に出かけているから、本当にそれ以上のことは起きない。
クリス:いまはみんな、燃え上がるように幸福過ぎる。 明らかに、人々が幸福であることは素晴らしいけど、文化全体はちょっと色あせている。
ニール:僕たちはいつも悲劇的なゲイバーが好きだった。今は、見ほとんど見つからない。そこに入ったら、そこはほとんどお客がいないし、みんなちょっと無愛想だ。とにかく僕たちは、長い間「speak is a sin」のレコーディングを思い続けていた。十分に長い時間かかった「Jealousy」を一度経験しているから、これを進めることが出来た。音楽はドップラー効果を使用している。パトカーが近づいてきてトーンを変えて現れるように、僕の声で'aaaahhhh…'となる。ボブ・クラウスラーがそれをやった。これにはサックスを使うべきじゃなかったね。それはサンプルで、僕たちがディスカバリー・ツアーのときにこれをやった。僕たちはギターのサンプルを使った。クリスは新しい、本当にいいラインを演奏した。すごく良くなった。
(以上、2001年ブックレットより)
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★用語・人物メモ★
In the club or in
the queue・・・初期のデモが存在する。音源はこちら。
ニールやクリスが有名になる前に行っていたゲイバーといえば、もう25年以上前になると思うけど、もちろん昔と今は社会的背景が違うにせよ、ゲイバーのベタさは不変のような気がする。まあ、ワタシもたいして詳しいわけじゃないけど、ゲイバーっていつ行っても昭和の香りがするでしょ・・・ロンドンに昭和の香りはしないか。でも、ニールは昭和29年生まれ、クリスは昭和34年生まれなのよね。
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