VERY2-5
「Too
many people 」
クリス:分裂症的なんだ
( 一言コメント:1999 年)
原文歌詞はこちら でご確認ください
時々、僕の中には多勢の人たちがいると思う
多勢の人が、多勢の人が
時々、僕の中には多勢の人たちがいると思う
多勢の人が、多勢の人が同時に
亭主か快楽主義者
ビジネスマンか共産主義者
アーティストかショービジネスのいやな奴
愛人か神経質なヲタク
アイデンティティの問題
いつも僕に取り付いているやつ
僕がそうと決めたなら誰にでもなれる
だれと一緒にいるかによって
時々、僕の中には多勢の人たちがいると思う
多勢の人が、多勢の人が
時々、僕の中には多勢の人たちがいると思う
多勢の人が、多勢の人が同時に
機転の利かなさは苦しい羽目に陥る
それか、誰かのお手本となる繊細な魂
都 会のジェット・セッターは家にはいない
それか田舎の世捨て人、僕を放っておいてくれ
外向的か、内向的か
愛は親切で、愛は有害
反逆か、一致か
僕のアイデンティティはいったい何?
時々、僕の中には多勢の人たちがいると思う
多勢の人が、多勢の人が
時々、僕の中には多勢の人たちがいると思う
多勢の人が、多勢の人が同時に
インテリと享楽家
それか、ナイーブでとても未熟なバカ
孝行息子と家族思いの男
それか、価値のない意地悪な叔父
どれくらい誘惑されただろう
アイデンティティの問題だ
僕がどう意味付けするかによって
時々、僕の中には多勢の人たちがいると思う
多勢の人が、多勢の人が
時々、僕の中には多勢の人たちがいると思う
多勢の人が、多勢の人が同時に
Written by Neil Tennant/Ch ris Lowe
Produced by Pet sh op boys
ニール:長い間、僕のノートに歌詞のアイデアがあった。人の人生で果たす全部の役割のひとつひとつを詳しく述べている。 僕には、僕の人生とは違う生活を考えるという、すごく悪い癖があるんだ。それらが混ざると、いわゆる ” 役割緊張 ” になるんだ。
僕はだれの感情を一番悪くさせるかってことを心配しているよ。
クリス:で、君は人生を分類しているの?
ニール:クリスは本当にそれをしないよね。
クリス:これはリスト・ソングだよね?
ニール:そう。「Th e
tactless twit putting h is foot in
it ・・・or th e
sens itive soul wh o's a role model ( 機転の利かなさは苦しい羽目に陥る・・・それか、誰かのお手本となる繊細な魂) 」、「th e wicked uncle wh o doesn't give a damn ( 価値のない意地悪な叔父 )」が気に入っている。
クリス:「th e sh owbiz creep ( ショービジネスのいやな奴 )」って・・・。僕らはそうなりたくない。
ニール:これはもうひとつのSpitting Image ビデオさ。 本当に覚え易い歌だと思う。
僕たちはアルバムが出来上がった後になってもこれを終わらせられなかった。ボブ・クラウスラーは本当これを気に入っていた。彼は抵抗できないと言った。ブルース・ウーリーがバッキング・ボーカルを歌っている。
彼は僕のように歌えるんだ。クリスはニュー・オーダーみたいに聞こえる部分を全体に入れた。バーナードがそれにコメントしなかったとは思えないんだけど。
クリス:彼がコメントを? そりゃあ光栄だね。
( 以上、2001 年ブックレットより)
イメージビデオ(アンオフィシャル)(You Tube)
★用語・人物メモ★
jet setter ・・・(ジェット・セッター)飛行機族。ジェット機に乗って世界中を飛び回るセレブな人々のこと。
bon viveur ・・・フランス語。“good pleasure ” (享楽家)の意味。
role strain(役割緊張)・・・両立しない振舞い、期待、または義務がただ一つの社会的役割に関連しているとき、個人によって経験された圧力や緊張。( http://dictionary.reference.com/browse/role%20strain?r=14 より)
ブルース・ウーリー Bruce Woolley(1953-) ・・・イギリスのシンガー、ソングライター。トレヴァー・ホーンもいたバグルズの初期メンバーで、「 Video killed the radio star ( ラジオスターの悲劇)」を共作。バグルズ脱退後はザ・カメラ・クラブなどいくつかのバンドを経て、現在はソロ。
限りなくニールの自伝に近い気がしますね。歌詞の中でピックアップされている人格のように、ニールってホントに二面性のある人だと思う。ハタから見ていて一番感じるのは、「揺るぎない自信家」のところと「とてつもない自己批判家」が同居しているところ。どちらかというと“自信のないニール”が主人格で、それを覆そうとがんばっている感じ。おそらくいまだに世界的ミュージシャンであることに自覚( 納得) していないんではないのか?( ←これはクリスも同じかも)
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