YES 1-4
Did you see me coming?

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原文歌詞はこちらでご確認ください



僕がその気だって解っちゃったかな?
バレバレだったかな?
突然
僕たち二人っきりになった

「名士録」のなかに
いなくたっていいんだ
真相を知らなくても
野心家で
なくたっていい
君の居場所を見つければ
僕たちが会った夜
冷たくて雨が降っていた
僕は12杯飲みたくて
君がそこに立っているのを見て
わかったんだ
僕は君に
愛して欲しいんだって

僕がその気だって解っちゃったかな?
バレバレだったかな?
突然
僕たち二人っきりになった

君は真相を知らなくたっていい
名士録を知らなくても
証明されるのに
DNA
なんて必要じゃない
その場ですぐ
僕の人生は意味をなした
君はその証拠だったんだ

僕がその気だって解っちゃったかな?
バレバレだったかな?
突然
僕たち二人っきりになった
僕がやる気だって解っちゃったかな?
やらなきゃと思った
ずっと続けて行くことを
僕は全部君のものだった

僕は迷信深くない
本当に信心深くもない
"
汝自身を真実に"だけだね
でも今は、運命の存在を
信じ始めていると思う
君がそう思わせたんだよ

僕がその気だって解っちゃったかな?
バレバレだったかな?
突然
僕たち二人っきりになった
僕がやる気だって解っちゃったかな?
やらなきゃと思った
ずっと続けて行くことを
僕は全部君のものだった


Written by Neil Tennant/Chris Lowe


Produced by Xenomania




ニール: これを書いたことすら思い出せない。

クリス: 誰かが「何曲かは自己満足ですか?」と言うメールを、僕たちのRadio2のショーに送って来た。僕はそれを「努力していない」という意味に取った。これはそれらの歌の1つだ。 それはすべて、その一つから起こった。

ニール:Did you see me coming?」という、僕の家のピアノで書き始めたバラードがあった。クリスはこの曲のバッキング・トラックを仕上げていた。僕はそのバラードを歌おうとした。でも最後まで持って行くことができなかった。クリスのバッキング・トラックでそれを歌ったとき、チューンが何かチェンジした。タイトルがエロく聞こえるかもしれないと心配していた。それはそういう意味じゃない。何かで不当な請求をされたなら、”あなたが来たとわかったに違いないわ”と、僕の母は良く言ったものだ。 そこから来た。

クリス:メチャメチャいいコードだ。僕は先日のツアーのために、コンピュータにそれらを入れなければならなかった。それが何かを理解するのに時間を要した。

ニール: アルバムのために書いた歌の中で、素晴らしい瞬間の1つだった。シングルを書き上げたと、僕は個人的に思った。この前のアルバムで「Minimal」を書いた時にちょっと似ている。この歌は、バーの中を歩いていて、誰かを見て思う歌だ。”ゴッド!すごく素敵、彼らと一緒に残りの人生を過ごしたい!”って。僕は、いつもそれが女性に出会った男性だと想像する。で、彼がその気だとわかった女性は、とても強くてコントロールされている人だ。彼女は、「ああ、彼はキュート、彼にちょっと関わりたい。」と考える。「私たちが二人きりになったら、突然そこで何かが起こる。」 まるで彼女が実際にそれを仕組んだみたいにね。彼女は、状況を準備する。彼女の友人たちに、どこかに行ってくれるように頼む。彼が「君は、僕がその気だとわかったんだね?」と言っている理由だ。「僕が君を好きだって、そんなにわかりやすかったのかな?」って。

クリス:また別のラブソングだよね?

ニール: すごくポジティブなラブソングだ。コーラスのハーモニーが気に入っている。事実、ハーモニーがコーラスを作ると思う。サード・アルバムまではハーモニーはやらなかった。

クリス: ブライアン・ヒギンズの名言の一つじゃなかった…?

ニール:…ああ。「80%はできてる。」だった。予想外という理由で、彼はいつもグレゴリウス聖歌の合唱ソロが入る部分が好きだった。彼は「ああ、美しい。」と言った。ぼくたちはジョニー・マーを引き入れて、ギターを入れてもらった。彼らはリズム・トラックを強化した。でも、この曲はオリジナルといちばんそっくりのうちの1つだ。それは、デモと同じヴォーカルだ。

クリス: 終わりのアドリブが素晴らしい。

ニール: 僕はアドリブで110%やった。「ダスティなら何をするだろう?」って考えて、そうしたんだ。

クリス: いつも君は、スタジオで手のジェスチャーをやるよね。

 

ニール: こういう風に手のジェスチャー付きでしか歌えない…キャラに入るためにね。

(以上、Literally 3420097月より)




テナント「僕の母はよくこんな風に行っていた。"彼らは、あなたがその気だってのを感じたに違いない"って。それは、騙されるとかごまかされるとか、そういうことを意味した。これは女の子が混雑している部屋の向こう側にいる彼を見て、すぐに彼女と恋に落ちるだろうとわかる男のことだ。それはちょっとコール・ポーターっぽい。この曲は、僕たちがアルバムではじめに書いた曲だ。それから、方向はとてもポップで、元気で、ご機嫌なハーモニカだと気がついた。」

(
以上、Big Issue in the Northより)




ギターのリズムが大きなアクセントになっている曲で、ニールのハイトーンのヴォーカルもヒューマンな印象を与える。この曲でもジョニー・マーが参加している。
「この曲だっけ?ブライアンが“8割はできているよ”と言ったのは?デモとあまり変わらない仕上がりになった。初めからある程度形になっていた曲なんだ。」(クリス)


 (以上、2009年「YES」ライナーより)

 

 

プロモーションビデオ(You Tube)



PV監督・・Douglas Hart

12unicorn kid mix)(You Tube)






★用語・人物メモ★

You don't have to be in who's who to know what's what”・・・アメリカのジャーナリストSam Levenson1911-1980)の本のタイトル。

DNAを知らなくても…”・・・ちょっと前、マーガレットはニールへの手紙で、「人間はDNAで恋に落ちることがある研究説」を書いたことがあるけど、まさか、それ採用?




PSBの魅力の一翼を担う、おっさんポップのキュートなラブラブ・ラブ・ソング。多分、若い男女が劇的に出会って、恋に落ちる瞬間を描いたんだと思う…ただし、動詞は全て過去形で書かれている。シングルにふさわしい明るくポジティヴなポップ・ソング。ジョニー・マーの最初の“ジャーン”のひと弾きが本当に効果的で爽やか!いい仕事するなぁ、ジョニー。



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