YES 1-

More Than a Dream


原文歌詞はこちらでご確認ください



すぐに来るよ
何か素晴らしいことが
僕たちが共有できる何か
理解されること
もっと良いニュースかもしれない
僕たちは共有できる
何かがすぐにやって来る
僕はいたる所でそれを聞く

(
存続させる)
それは僕たちの人生の話
(
それを与えず)
それは僕たちのいつものやり方
(
存続させる)
山は分割されるかもしれないけど
(
それを与えず)
僕たちは海に辿り着くことができる

だから僕は信じている
変われるんだ
僕たちは夢以上のことを実現できる
だから僕は信じている
変革できることを
それは思うほどおかしなことじゃない

漠然と感じることができる
現実になる不思議な何かを
もう片一方から
中を覗いてみる
さいころを振って見てくれ
今夜、僕たちは勝てるだろう

(
存続させる)
それは僕たちの人生の話
(
それを与えず)
それは僕たちのいつものやり方
(
存続させる)
山は分割されるかもしれないけど
(
それを与えず)
僕たちは海に辿り着くことができる

だから僕は信じている
変われるんだ
僕たちは夢以上のことを実現できる
だから僕は信じている
変革できることを
それは思うほどおかしなことじゃない

夜の道を走り抜ける
君と僕だけ
青い月明りよりも速く
何かが呼んでいる
僕たちを呼び出す
君は信じているだろうか?
天国が素晴らしい場所だと
そこではドキドキするだろうね

だから僕は信じている
変われるんだ
僕たちは夢以上のことを実現できる
だから僕は信じている
変革できることを
それは思うほどおかしなことじゃない


Written by Neil Tennant / Chris L
owe / Brian Higgins / Miranda Cooper /Jason Resch / Kieran Jones

Produced by Xenomania

 


ニール: この曲はXenomaniaと共同で書いた2曲目だ。元々「Where the wild things are(野獣たちの居る場所)」と言った。良くないタイトルだったから、いろいろ変わった。一度は捨てらてるところだった。ブライアンは、ヒット・イントロがあると言うから、僕も、多分そうだと思った。これがGirls Aloudなら、それはたぶんサマになっただろう。僕たちのアルバムの1曲にするにはふさわしくないんじゃないかと心配だった。ちょうどそれをボツにする寸前のときに、クリスが二階に行って、“coming soon, something good”の歌詞にメロディーを書いた。僕はそのメロディーが気に入ったんだ。僕は、クリスが書いたこのメロディーの部分すべてをUSBスティックから掘り起こして、イントロのためにそれを編集しなければならなかった。ブライアンはイントロに続くメロディーがとても気に入っていた。イントロはすごく楽しげだったからね。一方で、それはとてもフランス的だった。「Etienne Etienne」みたいな80年代のフランスのレコードを思い起こさせた。何、って言われても思い出せないけど。さらにクリスは他の部分も書いた。タイトルがまだ「Where the wild things are」だった時、ミランダと僕は歌詞をつけた。”Driving through the night, you and me...”とか。ベリンダ・カーライルっぽいって言っていたもんだよ。僕はその部分がかなり気に入っていた。本当に、マジで捨てたくなかった。それがこの歌を続けたかった理由さ。ちょっとやけっぱちだったかもしれない。とにかく全部、最終的にはまとまった。アルバムが発売されてから、「more than a dream」がオバマから来ているのかどうかをみんなに聞かれてばかりいる。実際は覚えてさえいない。アルバムが、全く関係のないオバマのために「Yes」と呼ばれているというおおざっぱな意見すらある。

クリス: すごく"プロミス・ランド(約束の地)"タイプの歌なんでしょ? コーラスが。

 

ニール: ああ。

 

クリス: あまりに多くが1つのアルバムに望まれている。それは信じられないよね?

 

ニール: クリスがこういうレイヴ的で楽観的なものが好きだって知っているから、時々そういう風に歌詞を書くんだ。

 

クリス: うん。

ニール: でも僕は、多分オバマ的なものもあったと思う。この曲は、昨年の予備選挙が終わったばかりの5月に書かれたから。とにかくこれを書き上げて、僕たちは歌の最後のセッションを終わらせた。突然、それはすべて集まった。「Where the wild things are」というタイトルだった時は、それは夜に出かけることについての歌だった。中間で僕は、2人のクレイジーな若者が車を運転して、ブラックウォール・トンネル(テムズ河にかかるロンドンのイースト・エンドにある橋)を通ってあるパーティーに行くのを想像した。いまは、ちょっとFundamentalの中の歌のように、政治と個人的なものが同居している曲だ。それは、社会に関して語っている。あるいは2人の人間の関係について語っている。それはすべて実際に続ける必要はない。君がそうしたいならば、変わることができる。コーラスにはミランダがメドレーを書いて、歌詞は僕が書いたと思う。歌詞には”coming soon, something good”というアイデアがあった。2番目の歌詞はミランダと僕とで一緒に書いた。だから、それは本当の共同作業だ。ブライアンがその構成に大いに関わった。

(以上、Literally 3420097月より)




テナント「これはXenomaniaとの1日目だった。 僕たちは彼らが準備した彼らのトラックを聞いて、書き足した。僕たちは"Where Wild Things Are"という歌を書いた。それはそれほど良くなかったんだけど、僕たちが書いたいい部分も多くあった。歌詞に関しては、僕がオバマ的と呼ぶ部分がちょっとある。彼が指名されたか、その頃に書いた。クリスはレイヴ的なものが好きだってわかっているから、時々、僕は愚かな実証主義の歌詞を書くんだ。」

(
以上、Big Issue in the Northより)




レトロなアクセントを入れた躍動的なダンス・ナンバー。希望と言うか夢を触発させるような印象も受ける。彼らの世界観を感じさせる曲であり、社会を俯瞰した視点が成功している。
「僕たちはいつも世の中のことを歌にしてきた。これは、オバマが米国次期大統領選の民主党候補の指名争いに立候補していた時に書かれた曲だとわかると思う。”
I believe we can change”という部分は、オバマのスピーチのようだ。実は、初期の段階では全く違った曲で、アルバムにはいらない可能性もあってね。でもクリスの書いたヴァースにすごく気に入った部分があって、それを最初のパートに持ってこようと僕が提案してみて、それから曲が出来上がっていったんだよ。」(ニール)

 (以上、2009年「YES」ライナーより)

 

 

ビデオ(アンオフィシャル)(You Tube)



★用語・人物メモ★

Where the wild things are・・・モーリス・センダックの1963年出版のベストセラー児童文学のタイトルと同じ。邦題は「かいじゅうたちのいるところ」。ちなみに作者のモーリス・センダックはゲイであるため、ゲイからの支持が強い。2009年にスパイク・ジョーンズ監督で実写映画化されている。

Etienne Etienne」…という曲名の歌は、検索したけどみつからなかった。適当に言ったんだと思う。

ベリンダ・カーライル(1958-)…女性ロックバンドの先駆けであるゴーゴーズのメンバーで、後にソロに。1987年にシングル「Heaven Is A Place On Earth」が大ヒットした。




 すごく好きな曲。ちょっとPSBらしくないところもあるけど、サビに流れるように入るとこで鳥肌が立つ。たまたまか狙ったのか、「Change」という流行りの言葉を使ったのがちょっとベタ。



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