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YES 1-10
「The Way It Used
to Be」
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Written by Neil Tennant / Chris Lowe / Brian Higgins / Miranda Cooper /Nick Coler
Produced by Xenomania
ニール: これは一番書きやすいXenomaniaの一つだった。クリスは、このメロディーを演奏しながら下へ降りて来た。僕はすぐに歌った。例えば“I’m here, you’re
there... the way it used to be”とか何とか。歌は速攻で「The way it
used to be」になった。 クリス: “don’t give me all your Northern pain”のところ以外は全部のメロディーを僕が書いた。 ニール: 違うよ。僕が音楽を書いたところもある。コードも全部。”I’d survive with only memories”の部分とか。 クリス: うん。マジで素晴らしい中盤部分だ。 それで、10%以上は良くなった。誰が“I was there caught on Tenth
Avenue”の部分を書いたの? ニール: 歌のラストでそれを暗示するために、キーを変えたかったんだけど、ちょっと流行遅れみたいに聞こえた。だから変えなかった。 クリス: Tierce de Picardie(ピカルディの3度=短調の楽曲の最後が、その調の主和音でなく、同主調の主和音で終わること)。 ニール: どういう意味? クリス: メジャー・コードで突然に終わらせることさ。 |
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★用語・人物メモ★
Culver City・・・カリフォルニア州、西ロサンジェルスにある街。MGM、ソニー・ピクチャーズなどの映画スタジオがある。
泣ける詞です。涙がでるほど切ないです。いわゆるこれまでのPSBバラードとはちょっと違って、明らかに他人の手(ゼノマニア)が入っているのがわかるんだけど、それでもPSBの切なさと流れるように進むメロディーは健在で、本当にいい融合をしています。ニールにしては珍しく感情をあらわにした歌い方(“Don't give me all your northern pain〜”のセンテンス)も新境地と言える。しかし、こんなに切なくて美しい歌…しかも懐かしくもマンネリズムとは無縁の…を書けるニール&クリスは、まだまだ第一線(恋愛の修羅場の現役ということも含めて)から退くつもりなんて毛頭ないようです。