ニール: これは、アルバム全体で最後に書かれたトラックだ。それは「I’m not crying I’m
laughing」という歌として始まった。同じイントロだった。”oh-way-oh-oh-way-oh”は、全部あった。で、違うチューンと歌詞だった。それはこういう風に始まる。
”I’m not
crying I’m laughing (泣いてないよ、笑っているんだ)
/ I know it sometimes sounds
the same(時々おなじように聞こえる)
/ I’m not crying I’m laughing (泣いてないよ、笑っているんだ)
/ I think happiness is to
blame...(幸福に非があると思う…)”
クリス:歌詞の音楽は同じだ。でもメロディーが違った。そこになかったものは、コーラスだ。それはさらに、全部スウィング・ビートだった。僕たちがやろうとしていたことは、メキシコで聴いたレコードからこのリズムをやることだった。
ニール: ”I’m not crying I’m laughing”があんな風に妙に聞こえる理由がそれだ。
クリス: それはすごく複雑で、どうやっても全然ヨーロッパ的じゃないから、そのリズムを使ってレコードを作り続けたいと思う。それはメキシコのモントレーのバーの至る所で違うバンドにプレーされた。だれも踊れないだろうね。プロモーターは、どうやってこのレコードで踊るかを僕に教えるためにダンスフロアに僕を誘った。全くできなかったけど。それは驚くべきリズムだった。
ニール: とにかく、Xenomaniaはこの別の歌にかなり満足していた。実際、後の「All over the world」は終わっていて、僕たちはある日、ブライアンに会うために呼び出された時、彼はそこに座って、「I’m not crying I’
m laughing」をハミングしていた。でも、僕たちが8月の1ヶ月間のオフの後、クリスと僕は2人ともホリデーから帰ってきて何曲かの歌のミックスをしていて、突然起こった。僕たちは「I’ m not crying I’
m laughing」をゴミだと結論を出した。で、僕たちは、Xenomaniaのティムとスタジオに入って、すべての歌詞とヴォーカルを取っ払ってしまった。Xenomaniaのやり方に影響されたんだね。
クリス: 僕は、”チャイコフスキーの「くるみ割り人形」のコード進行で続けよう!”と思った。それは本当に進行した。つまり、それは本当に素晴らしいコード・チェンジだったんだ。実際には、それが正確なコード・チェンジではないと思う。そうだったかもしれないという僕の記憶だ。そして、歌は完全に異なった方向に行った。でも、詞のコードはそのままでね。
ニール: それは本当に良いセッションだった。すべてが、約2〜3時間のあいだで起こったことだ。
クリス: それは本っ当、本当〜にすばらしかった。僕たちは、「マイ・ゴッド、これはグッドだ。」と思った。これについて、ブライアンの有名な引用文は何だったっけ?
ニール: ”アルバムを10%良くしたところだ。” 僕は既にノートに歌詞が書いてあった。
“this is a song about boys and
girls (これは少年と少女の歌)
/you hear it playing all over
the world”(世界中で演奏されているのが聴こえるだろう)
僕には、魅力的でちょっと陳腐に聞こえた。
クリス: 僕はこの曲にピアノで、歌詞にメロディーを演奏した。ニールはShakatakのように聞こえたと言った。”でも、君が歌えば、そういう風には聞こえないよ。”と、僕は言った。
ニール: “Shakatakみたいに聞こえる”なんて、それより悪い批評はほとんど言ったことがないよ。
クリス: そうだね。で、君はその後、かなり急いでそれを歌わなければならなかった。
ニール:
それが突然驚くほど素晴らしい歌だ。そして、僕はボウイ的な詞のメロディーを思いついた。
“There’s something... that look in your
eyes tonight...”
僕は突然、デヴィッド・ボウイにチャネリングしていた。デヴィッド・ボウイだから、デヴィッド・ボウイはヘンだけど、彼の最も成功したアルバムの1つからのようなボウイじゃない。それは「Loving The Alien」のような時代のボウイだ。クリスとティムは、長い間リズム・トラックにかかりきりで時間を費やした。
クリス: ティムは、本当にリズムを強化して、4-on-the-floor(注:バスドラムの4つ打ち)にした。
ニール: それはラブソングについての歌だ。ラブソングがどう普遍的であるかに関しての歌。 みんな、どこに行こうともラブソングを聞くだろう。それを称賛している。格言ではなく、彼らが言っていることだ。
クリス: 歌詞は終わり頃で変わった。 ”I love
you”だったんだけど。
ニール: ポップ・ソングは愛より性欲に関するものだと思うから、僕はそれを変えた。だから“I love you”より”I want you”だ。でもその部分が2ヵ所あったなら、2回目は「I
love you」と歌っただろうね。
(以上、Literally
34号2009年7月より)
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