★イギリス旅行記★ |
〜’04月1月〜 3 |
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4日目・1/22(木) お目覚め。う〜〜ん、よく寝た。アン・ブーリンの幽霊は出なかったです。でも、他の部屋に泊まったさきちゃんが、夜中に幽霊のようなものを見てしまったとかで、ヘロへロに。おまけに昨夜の飲みすぎと部屋の寒さがたたって、体調を崩してしまったようです。同じ部屋のねえちゃんは(ナースなので睡眠管理が出来、時差ぼけがないそうです)、幽霊などまったく見ないで熟睡したようですが・・・。 さきちゃんの泊まった部屋。よく見ると天井の写真(右)にオーヴがプカプカ。ああ、幽霊見ない(ほとんど信じてない)タチでよかったです。 朝食は伝統的イングリッシュブレックファースト。ゆうべ、あんなに賑わっていたダイニングですが、あまり他のお客さんがいません。みんなお寝坊なのか、お部屋で朝食?? 残念ながら、今日も雨。イングランドの冬はほとんどしょぼしょぼの雨か曇りですが、今日は1日、本格的な降りになるという予報です。でも、めげずに城内散歩。 昔の城主さんでしょうか ロビーと、ウェイティングルーム ウェィティングルームの横は図書室です イングランドの旗がはためきます お城で飼われているらしいにゃんこ。お上品な毛長ちゃん。 気になるお値段ですが、今はシーズンオフなので、底値で、ツイン1部屋(税金・朝食込み)£130でした。ディナーは、食前酒、ワインなどの値段にもよりますが1人\8,000〜\10,000くらいです。トータル1人\23,000くらいでこの贅沢ですから、決して高くはないですよ、2泊は辛いですけど。値段は季節で変わると思いますので、お問い合わせてみてください。サイトはこちら。 しとしと雨の中、お名残惜しいけど、出発。天気がよかったらコッツウォルズに寄ろうと思ったけど、コンディションが悪いので、街のオックスフォードに行くことにしました。オックスフォードのクライストチャーチ(ルイス・キャロル、トルーキンなどを排出した名門カレッジ)は、ハリポタのホグワーツ魔法学校の撮影現場なので、ハリポタファンのさきちゃんは楽しみにしていたのにちょっと体調がブルー。しかも、肝心のグレートホールが、学生が使うために閉まっていて、さらにバットラック。さすがに14世紀の教会は圧巻でした。 「不思議の国のアリス」の街だけあって、すぐ近くにはアリスショップもある。ここの店長(?)さんは日本人女性でした。いかに日本人が多いか、わかりますね〜。 クライストチャーチの中庭、エントランス 大聖堂の中 レンタカーの返却期限があるので、ロンドンに向かいます。オックスフォードからロンドンまでは1時間ちょっとです。幸い、ホテルまで迷わずに到着し、チェックインを済ませて、レンタカーを返却し、車での旅は終了です。 ロンドンのホテルは、去年と同じ、パディントンのロンドンクラウンホテルです。部屋は狭めで最低限ですが、とにかく交通至便、思い荷物を持ってヒースロー空港まで行くヒースローエクスプレスに乗るために歩く時間がたったの3分ってのが一番の魅力。 フロントマンのおじさん(年齢不詳。おにいさんかも)は、私のことを覚えていましたよ!高級ホテルならいざ知らず、安いホテルなのでまさかとは思いましたが、プロですねえ。このおじにいさんには、あとからちょっとお世話になりますが、この話、長くて私的にヘビーなので、今はここでは出来ないので、ごめんなさい割愛!生徒さんはお教室でリクエストしてください。 荷物をほどいて、夕食に出ます。実はここ2,3日、朝食がヘビーな上、車での移動でおなかがすかないので、昼食は軽いお茶くらいだったのです。こうでもしないと夕食がおいしく食べられないのです。 ロンドンで一番おいしいチャイニーズ、ロイヤルチャイナに行きます。ここも3年連続です。中国の旧正月パーティーのため7時半でクローズだったのですが、滑り込みセーフ!ここ、本当においしいですよ。ただ、去年大爆笑した名物“爆訳日本語メニュー”(去年の旅行記参照)が、すっかりまともな3カ国併記メニューになってしまっていて、ちょっとがっかり。誰!?指摘しちゃった人! ここのチャイナドレスのお姐さんが、ホッカイロに感動していました。やっぱりイギリスにはないのですね。使いかけしかなくて申し訳なかったのだけど、プレゼントしました。未使用1ダースくらいあったら口説けたかもよ! ちなみにここの料理はテイクアウトOKです。残してしまったら持って帰って、ホテルでおつまみに。「バーベキューミートアンドジェリーフィッシュ」は、チャーシュー、ローストダック、くらげの盛り合わせで、おつまみに最高! 左から、ベイクドミート&ジェリーフィッシュ、後ろが酢豚、手前が海鮮焼きそば(英語で「udon」とあったけど、麺が本当に太いうどんだった!)。ビールはタイガー。 |
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5日目・1/23(金) ロンドンの朝が明けました。週末にあわせてロンドンに来たのは、もちろんアンティークマーケットのため。金曜日は早朝のバーモンジーです。普通の市バスで出かけたのですが、どういったわけか、運転手が途中でバスを路肩に止め、出て行ってしまいました。なにそれ!他の乗客も首をひねりながらしぶしぶ降りています。ストか?仕方なく、次に来たバスに乗り換えましたが、訳わかんないです。まあ、パリでも似たようなことは過去、ないわけではなかったので、こういうことがあると「外国だなあ」と思いますね。日本ではありえない。 ちょっと乗り過ごしたけど、バーモンジー到着。私といそべっち以外は外国のアンティークマーケット初体験なので、ちょっとテンパリます。いつものレースのお店にあまり目当てのものはなく、年々、少なくなっていくのを感じます。布は、日本のきものと一緒ですね。 さきちゃんは、メイルフレンドと会うため、別行動です。ねえさんも、いっそのこと1人歩きをしたいということで、地下鉄駅前で分かれました。私といそべっちは、“もの好きの行く“にロンドンダンジョンに。B級ホラー映画のような殺人テーマパークです。ほんとのお化けも出るそうです。私はこれで3度目!でも、アトラクションが少し変わっていたので、楽しめました。いそべっちは、すごくエンジョイしていましたよ。 大爆笑のうちに外へ出て、パブランチ。あ〜、車じゃないから昼から飲める。パブランチは2人で1つで十分なことが判明!その後、大英博物館に。東京の大英博物館展にいけなかったくせに、ロンドンまで来てしまいました。大量のミイラとバステト神と猫ミイラを鑑賞。海洋堂のフィギュアと同じだ(当たり前!)大英博物館に来たのは15年ぶり〜。なんか、すっきり配置された感じです。別行動のねえちゃんにばったり。彼女はここでさきちゃんと待ち合わせなので、私たちは買い物しながら、ホテルに戻ります。 夕方7時ころ、みんな揃ったので、夕食に出かけます。今日は伝統的イギリス料理。去年も行った、コベントガーデン近くのポーターズ。ここもおすすめ。ローストビーフやキドニーパイ、ギネスシチューなど、1品\1,500〜\2,000程度と、かなりカジュアルなパブ感覚で食べられます。一度はすぐ近くのルールズ(ローストビーフの有名店)にも行きたいですが、私にはこっちの方が合っているかな(ワインも入れると1万円くらいかかるのだ!誰か、つれてって〜!)。 ポーターズで。手前はギネスシチューパイ、後ろ左がローストビーフ、後ろ右がベイクドトマトスープ。見えないけど、スープの後にサバのディップサラダ。前菜+メインの2人前だけど、日本人なら十分、これで4人前。 ベイクドトマトスープは程よい香ばしさがあって、ちょっと疲れた胃に最適です(私は疲れてませんが)。 朝食の焼きトマトといい、イギリス人はトマト焼くのが好きらしい。ビールは「ロンドンプライド」(エール)。 ホテルに戻り、お風呂に入ってもう一度、ビールで乾杯。冷蔵庫はありませんが、この季節なら窓の外に出しておけば十分いけます。でもこの時期、日本の方がずっと寒かったようです。ホテルのTVは日本語ケーブルチャンネルも見れるのです。ニュースはもちろん、アニメ、バラエティ、ドラマ・・・「グッドラック」やってらあ。こんなところまで来てキムタクなんか見たくないっつーの! ロンドンには、日本のように24時間コンビニはほとんどありませんが(セブンイレブンやスパーはあるけど、24時間ではないようです)、ホテルのななめ前に、24時間コンビニがあります。冷えたビールやジュースも常時売っていますので便利ですよ。パブは11時にクローズしてしまいますので、まだ飲みたいときには使えます! (ほんとに飲んでばっかりでゴメンナサイ) |
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6日目・1/24(土) 土曜日は有無を言わせずマーケット・デー。パディントンのいいところはもうひとつ、ノッティングヒル(ポートベローマーケット)までバスで5〜10分程度と近いこと。これまでの経験から、荷物を置きに行ったり、お金を取りに行ったり、ホテルを1日に何度か往復するからです。しかも、ホテルのそばに思わず通いたくなるパブ(タヴァーン)があり、実際3日で3回、毎日行きましたから。 何はともあれ、マーケット。ここに目指すものがなければ諦めたくなるほど、たくさんのストール(店)があります。ちょっとした観光地になってしまったので、ものによっては、他のマーケットより高いこともありますが、時間の少ない観光客にとって、集中していろいろなものを見れるのはありがたいです。それに、ここにはここで知り合った日本人女性のいるお店もあるので、ちょっとした情報も気軽に聞くことが出来ます。 私はアンティークドレスでテンパる。いそべっちはアーミー(ガスマスク)でテンパる。さきちゃんは銀食器でテンパる。ねえちゃんはアンティークアクセサリーでテンパる。いやあ、みんなみごとにテンパリました。 マーケットで大金を持ち歩くのは危険ですが、お店によってはクレジットカードが使えなかったり、使えても手数料が高いので、買うものがきまっていなければあまり持ち歩かないか、トラベラーズチェック(T/C)がおすすめです。T/Cはもともと、現金よりレートがいいので、日本(成田でも)で使ってもいい額を作っておくといいでしょう(ただし1%の手数料がかかるので、5万円以下なら面倒くさいかもしれません)。ここなら大抵、換金しないでT/Cをそのまま使えます。T/Cがなくてもクレジットカードか日本円があれば、マーケットのある通りに銀行があるので、キャッシングまたは両替は出来ます(やはり手数料は若干かかりますが)。 とにかく狙っているスリは多いようです。知らないうちに、バックの外ポケット(ティッシュとかどうでもいいものが入れてあるとこ)のファスナーが開いていたりしますから。特に夏は薄着で、上着の下にサイフを隠すのが困難になるので、くれぐれも気を抜かず、気をつけてください。 かなりポートベローで時間を使ったので、カムデンにいったのは夕方でした。相変わらずここは原宿みたいな感じ。食べ物屋もヨーロッパでなくアジアの匂い。ロンドン市街でも、発祥の街キングスロードでも見なくなってしまったパンクも、ここではまだ健在。“ロリ”度の少ないハード
“ゴス”(つーかSMかボンテージ?)ファッションの店も多い。いそべっちはここでもありえないTシャツを購入!(下画像参照)去年は写真でしたが、今年はイラスト。9割がた無許可だと思うので、誰かはあえて言えません。でも、30代以上だったらわかるよね。手に取っていた欧米人のお客さんも多かったです。漢字ブームに続き、これも流行るのか!? さきちゃんは無理やり着させられてます(?) |
ホテルにいったん戻り、夕食に出かけます。今日は最後の夜です。でも、近場のインド料理屋でいいことにします。インドも英国とはゆかりが深いのです。パディントンからベイズウォーターのあたりは、アジアやインドのレストランが多いエキゾチックな街です。すぐ西のノッティングヒルも、もともとは移民の街です。でも、異国風でありながら、今は憧れの高級住宅地でもあります。 近場に行ったのにもかかわらず、食事の後、オックスフォードストリートのヴァージンメガストアに行きます。私は今年はCDはいいや、と思いつつ、欲しかったデッド・オア・アライブのDVDを発見!マンソンのビデオクリップのDVDは1枚しかなかったのでいそべっちに譲り、後で借りることに。彼女の探しているCDがないのでもう1店、HMVに行ったのだけど、週末なのに8時閉店で、無理やり追い出されてしまった!ヴァージンは夜中までやっているのに!結局タワレコもはしごすることに。 今日はハードな1日でした。くたくたになってなってホテルに戻り、お風呂に入ってビールを飲んで寝転んでいたら睡魔が。電話のベルが・・・。う〜〜ん。・・・フェイドアウト。 久々に見たデッド・オア・アライブ(ピート・バーンズ)は、衰えるどころかパワーアップ。80年代・私の青春だもんね。ところで第一線時代からすでに15〜20年は経っているけど、いったい幾つなんでしょうね、この方。 |
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7,8日目・1/25(日),26(月) わ〜〜、ついに最終日!今日帰国ですが、飛行機の時間は夜なので、チェックアウトして、荷物を預かってもらいます(1個£3かかりました)。 日曜日なので、さすがに街中は9時頃なのにまだ静かです(むかしは日曜日は商店はお休みでした。今はお昼頃から開けるお店も多いようです。地方はたぶん休みだと思いますので、ご注意を。カトリックの国はパリでも、ほぼ完全に閉まってます!)。 そういえば、ロンドン初体験の2人に、ビックベンすら見せていなかった。下町(イーストエンド)の方に行くバスに乗り、市バスで“世界の車窓から”ツアー。ハイドパーク→オックスフォードストリート→リージェントストリート→ピカデリーサーカス→トラファルガースクエア→テムズ河沿い(遠くにビックベン、ウェストミンスター、ロンドンブリッジ)→ロンドン塔と、ほぼパーフェクトなコース発見。あとはバッキンガム宮殿だけか。 終点はイーストエンドのオルドゲイト。そういえば、この場所・・・自然に脚が動いて、たどり着いたのは何の変哲もない何もない広場、マイター・スクエア。ここ、切り裂きジャックの4番目の被害者キャサリンの殺害現場。しかも近くの教会の鐘が鳴りっぱなし!倒れて写真を撮りたかったけど、地面が濡れていたので断念。 ここからすぐ東側から、ペチコートレーン・マーケットが始まります。ペチコートレーンはロンドンのマーケット発祥の地。アンティークというよりは、ガラクタ市。それに、普通の衣料品や雑貨がかなり安く売っています。ここをちょっと見て、さらに北のブリックレーンまで歩きます。ここもすごいガラクタ市。本当にこの地の人たちに根付いたようなマーケットです。下町ですが、ここも移民の街です。ブリックレーンはあまり見るところがないので、うまいで有名なベーグル屋(ここは行列!)で、おばちゃんに怒られながらベーグル購入。これは今日の夕食の予定です。ここもやっぱり、ジャックの活躍した場所が目に付いてしまいます。まるで死体がまだ転がっているような気さえします。みんなに言わせれば、私はジャックの生まれ変わりかもしれないかと。いやいや、その時代のただの野次馬の生まれ変わりでしょう。ところで、映画「フロムヘル」にも登場した被害者常連パブとして名高い「テンベルズ」が、昼になっても開かないんですけど、どうしちゃったのかしら・・・。まさか閉店・・・? ついでにオールド・スピタルフィールド・マーケットにも顔を出します。ここは、雑貨や洋服のデザイナーやアーチストの卵がスタンドを借りて出店しているので、2つとない創作のものが見つかります。彼らは、いずれ引き抜かれたり独立するはず。最先端で、しかも人と違うものにこだわる人の先物買いにおすすめ。 ああ、私ペース&詰め込みすぎでごめんなさい。さらにさらに、ランチの時間まで吹っ飛ばして、今度はイーストエンドとは180度違う街、チェルシーですよ!ここの高級食料品店ブルーバードで、おみやげを買ってください!(でも思ったより品物が少ないし、品揃えも他のスーパー並み。何で?と思ったら、セインズベリーに統合されている!?)帰りのバスで、ちらっとバッキンガム宮殿を見れますよ! ようやくホテルに戻り、一息。パブで遅めのランチをし、「帰りたくな〜〜い!」と言いつつギネスとフィッシュ&チップスを食べる。うまい。涙。 パブランチ。同じ店での2回分(決して1回で食べたわけではないのです)。 左写真、左、スカンピ(海老)&チップス、後ろはバーガー。手前がフィッシュ&チップス。 右写真、左はトマト&モッツアレラサラダ、上ラザニア、スカンピ&チップス。ビールはギネス。 オードブル扱いのサラダ以外は全部にフライドポテトが山盛り! いよいよ空港へ。ヒースローまではパディントンから特急でわずか15分。地下鉄だとピカデリーラインで市外まで50分もかかるのに、この速さ。ネックは値段が高い(片道£13/約\2,600)ことだけど、土日は半額といわれた。知らなかったけど、今日は日曜。ラッキー。そういえば、去年はヒースローエクスプレスがストだかなんだかで、無料バスで空港まで送ってもらったし、こういうハプニングなら歓迎です。 パディントン駅にはスーパーマーケット(セーフウェイ)もあるし、くまのパディントン売り場、ブーツなど、ちょっとしたものはあるので、おみやげ買い忘れの場合も大丈夫。もちろん、空港に行けば、あって当然の免税店は世界有数の充実ぶりで、ハロッズショップやリバティ、ウェッジウッドなんかもある。定番品なら、街中の店より免税手続きをしなくていいから楽かもしれない(結局、興味がないので誰一人、いわゆる高級ブランドショッピングをしていない・・・言い出す人もなし)。 ああ、お名残惜しい。後ろ髪ひかれる。でも、また来るからね。いつもいつもやり残したことがあるのは、次回のためなんだよね。帰りの飛行機では、1度目の食事の後から記憶がなく(“オーロラが見えます”のアナウンスは聞こえましたが、窓際のおばさんが独り占めして見せてくれなかったので、再度落睡。),起きたら成田・・・。10時間バク睡。結局ベーグルは、帰りの成田エクスプレスの中で食べました。 こんな旅行でよかったら、来年どうぞ。全費用は結局、国内移動費、お城ホテル・レンタカー、移動費用・滞在費・食費も全部含めて(消えもの、つま |