石原まりりんas Margaretの部屋/4月
パリ&ロンドン一人旅

妄想旅行編

シミュレーションといえば聞こえがいい、ただの妄想
マーガレットのブログ日記




1日目:
2007年5月20日(日)

 早起き。4:50発の中部国際港直行バスに乗る。7時15分、セントレア着。ここに来るのは2度目だけど、ここから海外に行くのは初めて。小牧からはあったけど。チェックイン。インターネットのJALのサイトで席を予約したが、最近はチェックインが機械でできて、前よりラクになっている。
 10:00離陸。パリ現地時間2:00.これから12時間の長旅だ。いつも行きの飛行機は憂鬱で仕方ない。期待と不安でいっぱいになる。機内食後はなるべく早く眠ることにする。心療内科でもらっている睡眠薬でバク睡。

 現地時間15:30、パリ・シャルルドゴール
2Fにあっという間に到着。他の乗客について税関を通過、無事に外に出る。ロワシー・バスに乗り、一路オペラ座へ。パリは港からバスで市内へ行くと、近代的建物からだんだん歴史的建物が多くなってくる。モンマルトルの丘のサクレ・クール寺院が見えればもうすぐ。約1時間で到着。
 オペラ座からホテルまでは徒歩10分程度。このあたりの道はわかりやすいし、よく知っているから迷わずに到着。小さな路地の小さなホテルだ。チェックインし、部屋に通される。
 実はヨーロッパでシングルルームに泊まるのは初めて。以前にも1人旅はあるけど。その時はダブルルームだったと思う。パリのシングルホテルはとても狭いし、不遇な扱いだ。でも、ここはそうでもないし、十分な設備だ。

 移動のための市内メトロ(地下鉄)&バスの1週間定期券(カルト・オランジュ)を買う。11年前持っていたパスはなくしてしまったので、新たに写真入りのパスを作らないといけないけど。1週間パスは月曜〜土曜まで使えるが、販売しているのは週の前半だけ。4日以上滞在するなら絶対定期券がトクだ。ちなみにワタシはバス派。

 旅支度をほどき、ちょっと休憩して、パリに来た実感を味わいに出かける。パリといえばシャンゼリゼ&凱旋門を見ることが最もパリらしい。5月下旬は8時頃まで夕方のように明るいから、本当に夜景を見るなら9時以降にならないとだけど。今日は日曜日。カトリックの国は日曜日といえば全部店が閉まっている。パリもそうだ。でもパリで日曜に開いている店はシャンゼリゼに何店かある。先ず大通りの本&CDショップ、FNAC。ここは日曜を含む毎日24:00まで開店している。ここではチケットのプレイガイドもあるので、購入してあったライブのチケットをピックアップして、CD売り場を見る。あと、凱旋門近くのドラッグストアは年中無休の24時間営業。パリには日本のようなコンビニはないので、ここがそんな役割。明日の分の水を買って帰る。
 今日は早めに休む。


 


2日目:
2007年5月21日(月)

 ちょっと時差ぼけがあるので、たいてい2日目は早起きになる。ホテルを安くあげるため、朝食はホテルではとらないことにした。私がいつも飲んでいる栄養素ドリンクを飲んで、朝食終了。
 今日は、パリの北、サントゥーアンに行く。いわゆるクリニャンクールの蚤の市というやつ。土・日・月に開催。ここは留学中にも毎週のように来ていたけど、いまだ全てを回ったことがない。ワタシが用があるのは小物やアンティークレースのある場所くらいなもの。アンティーク家具とかは見ても持って帰れないから、ステキな家具を見ても悔しいだけ。最近はかなり観光地になっているので、11年前にも掘り出し物がなくなったといわれていた。でも、ごちゃごちゃしたものを見るのは何時になっても楽しい。

 クリニャンクールから高速沿いに西に行って、ポルト・モンマルトルから95番のバスに乗ってオペラ座にまで行くコースも毎回同じ。ホントにここは変わらない。そういえば、前回(2004年11月)にここに来たときに、バスの中でイタリア人の30歳の男性に声をかけられたのを思い出した。彼は、私が30代に見えないと言っていたっけ。イタリア人はすごいなあ、どんな時も褒めるのを忘れず。でも、私はそのイタリア人と一緒にいた彼のお父さん(70歳くらい?)の方がステキに思えた。相変わらずのおっさん好き。

 オペラ座の手前、ショセ・ダンタンでバスを降り、パリ2大デパート、プランタンとギャラリ・ラファイエットを冷やかす。ここは相変わらず日本人が多い。そういえば、数年前、同行者の土産のためにヴィトンに並んだこともあった。ヴィトンなんて興味ないのに、ずいぶん時間がもったいなかった。ちなみに、ヴィトンなら左岸のデパート、ボンマルシェに行くのがおすすめ、日本人はほとんど見た事がないから。

 ギャラリ・ラファイエットに高級スーパーが入っているので、大好き。今回は一人旅なので、一人ディナーになってしまう。ここでテイクアウトを買っておくと、ホテルでの一人メシが豪華になる。
 デパートからホテルまでは歩いてほんの7〜8分。いったん戻る。

 ホテルにて休憩。最近、すごく疲れやすい。昔は1日歩いていても平気だったのに、今では2時間歩いて休憩しないと辛い。ただ単に年のせい?でも、今日は気合のライブ、昼間はセーブしておかないと、体がもたない。ちょっとゆっくり休んで、着替え。今回のライブのために、手持ちの着物をちょっとカスタムしてきた。今回はとにかく目立ってやろうと思う。しらふじゃやってられない。飲む。
 19:00、会場のグラン・レックスに向かう。今日のため、会場に歩いていける場所にホテルを取ったのだから。会場までは徒歩10分もないが、できることなら入り待ちをしたい。

 20:00ライブ開始。全力投球〜〜。

 出待ち。ちなみに会場にはクラブが併設してある。本当はちょっと飲みながら待ちたいもの、でもそんな余
があるわけない。
 今日は幸福な疲労感で眠りに付く。おやすみ、ダーリン&ベイビー。


 


 


3日目:
2007年5月22日(火)

 今日は11年前の私自身を振り返る1日にしたいと思う。
以前住んでいたアパルトマンの前に行ってみる。4区のパリ市庁舎の近く、ヴィラージュ・サン・ポールというアンティーク街にある。もちろん今そこに入ることは出来ないけど、外から見ることはできる。サン・タントワーヌ通りとサン・ポール通りの角のパン屋(名前を知らない)で、ほぼ毎日お昼のバゲットのサンドウィッチを買って、すぐ向かいのバス停から96番のバスに乗る。
 このバスはなかなかの名所周りをするバス。下町→マレ→シテ島(ノートルダム寺院)→オデオン→サン・シュルピス寺院→レンヌ→モンパルナス、と通る(ちなみに、パリの道路は7〜8割が1方通行なので、行きと帰りは同じところを通らないことが多い。車窓で場所を覚えようと思っても、なかなかそうはいかないのだ)。
 終点ちょっと手前で降りて、語学学校アリアンス・フランセーズへ。ここはあらゆる人種、年代がフランス語を習っているので、案内緒や食堂に誰がいても違和感がない。ここの学食はすごくマズい(というか、普通の家庭の食事と思ってよい)ので、パリが美食の街だと思っている人はぜひ試して欲しい。なんか懐かしい。

 よく学校からは歩いて帰ったので、ここから徒歩であちこちを寄り道しながら帰る。徒歩5分程度、メトロのセーブル・バビロンまで行くと左岸デパート、ボン・マルシェがある。地元密着型なので、結構好き。ここの食品館には、近くの有名なパン屋ポワラーヌのパンが売っているので迷わず買う。このパン、直径30ある田舎パンだけど、日本の日本橋高島屋が週に一度輸入している。たしか6,000円だった。もちろん、ここで買えば1/4サイズで500円程度。ここではバレンシア米も買って自炊していた。
 ここから東側がサンジェルマン・デ・プレ。おしゃれ番長なら絶対に来る場所でしょう。11年前、マルグリット・デュラスのお葬式がサンジェルマン・デ・プレ教会であったので、学校帰りに見に行ったっけ。ここからセーヌ川方向に歩くとお菓子で有名なカフェ「ラデュレ」、小さな雑貨屋、アンティーク屋があり、オスカー・ワイルドの終焉の地、豪華なホテル、ロテル(L’
hotel)がある。去年、PSBの2人がこのホテルの「ワイルドの間」に泊まったんだよね。それって思いっきり“ゲイの憧れ”よねぇ。
 ここから東に行くと、サン・ミシェル広場に出る。ここからさらに東は学生街(ソルボンヌ大学とかがある)で、安いギリシャレストランやうまいチャイニーズの店がある。
 この広場の近くに名画座「スタジオ・ギャランド」がある。会ったことないけど、ここのオーナーとは気が合うはず。それほどラインナップが私好みで、よく来ていた。週末「ロッキー・ホラー・ショー」もここで上映。

 サン・ミシェル広場からセーヌ川を渡り、シテ島へ。ここはノートルダム寺院があり、いつも観光客でいっぱい。私はさらに東のサン・ルイ島のほうが好き。手作り雑貨屋、フォワグラ専門店、ジャム屋など、こだわりの店がある。ただしここは高級住宅街なので、それなりにお高い。有名なアイスクリーム屋、ベルティヨンのテイクアウトなら気軽。オススメはピスタッシェ(ピスタチオ)。
 ここからマリー橋を渡れば、もうヴィラージュ・サン・ポール、アパルトマンに戻ってきた。学校から寄り道しながら帰って約2時間。

 今夜はルーカス・ウェインライトのコンサートへ。場所はモンマルトル(ロシュシュアール大通り)のトリアノン劇場。このあたりは歌舞伎町みたいな歓楽街で、夜はあまり治安がよくない。劇場は大通りにあるから、さっと行ってさっと帰ればいいけど、女一人でウロウロはできません。


 


4日目:
2007年5月23日(水)

 今日は美術館をブラブラしようと思う。
 去年まで、パリ&近郊(イル・ド・フランス)で使えるフリーパスで「カルト・ミュゼ」というのがあったけど名前が変わって、「ミュージアム・パス」になった、もちろん値上げされて。以前はメトロの駅で買えたのに、新カードは購入場所も限られているし、売り切れの場所もあってちょっと評判が悪い。1日パスがなくなり、最低連続した2日になったので、観光客はちょっと使いにくいかも。そりゃ、ルーヴル美術館だけでたっぷり3日くらいかかるのはわかりますが。

 とにかく大きい美術館は11年前に行き倒したので、今回は比較的小さな場所から攻めてみる。ルーヴル美術館の脇にある、装飾美術館、モード&テキスタイル博物館、広告博物館というマイナーな場所に行ってみる。ここのミュージアムショップはデザイナーズの限定グッズが買えるらしい。
 その近く、チュイルリー公園の中にあるオランジュリー美術館は、数年の改装を経てようやくリニューアルオープン。モネの「睡蓮」が一番よく見えるように設計・改装なんだそうだ。
 チュイルリー公園に着たら、有名サロン・ド・テ、アンジェリーナに行かねば。まあ、東京の銀座プランタンにもありますが。甘いもの嫌いな私ですが、ここの劇甘モンブランは思い切っていておいしい。フランスのスイーツは“甘さ控えめ”なんて絶対言わないよね。ただし、もうひとつの名物ショコラ・アフリカン(ホット・チョコレート)と一緒に頼む勇気はない。ちなみにすぐ近くにチョコレートの聖地、ジャン・ポール・エヴァンの本店もある。これはお土産に最適。まあ、日本でも買えるけど。

 せっかくパスがあるのだからルーヴルもちょっと見て、移動。午後は、パリの南の住宅街にできたばかりのトラムに乗ってまったりローカル旅行をしてみたいと思う。
 トラムは15区のセーヌ川のガリリアーノ橋のふもとから、パリ市外周高速道路に沿って、13区のポルト・ディヴリーまで出ているが、今後まだ延長の予定らしい。名称に”ポルト”とつくのはパリの一番外側で、メトロの終着駅付近であることも多い。メトロはその終着駅同士を結んだようなカタチだ。ルーヴルのような町の中心からはわざわざメトロに乗って終着駅まで行き、トラムに乗り換える。路面電車だけど、もちろん最新のもの。終点まで行かずにプラス・ディタリーでメトロに乗り換え、ベルシーで下車。今日はここでジャスティン・ティンバーレイクのライブがある。

 ベルシー公園をはさんだ東に、クール・サンテミリオンというワイン倉庫を改造した小さなショッピング街がある。ここはワインが売り物なので、ワインを出すバーが多い。もちろん雑貨屋、インテリアショップ、シネコンなどもあり、ちょっとした郊外モールのよう。
 ライブ会場のパレ・オムニスポール・ベルシーはでかい会場だ。PSBとは違う客層!20:30開演なので、終演はけっこう遅い。とっとと帰って休む。


 


5日目:
2007年5月24日(木)

 きょうも美術館中心。ホテルから歩いていけるノートルダム・ド・ロレット教会周辺は、いまちょっとしたブームの穴場の地区らしい。おいしいパン屋、カフェ、ビストロ、雑貨屋などなど。このすぐ近くにギュスターブ・モロー美術館がある。
 モローの美術館は、独身だったモローのゴージャスな私宅を改装したもの。とてもキャンプ。ものすごく大きいペイントだが、まるでアンティークレースをかぶせたような、神経質にびっしり書き込まれたディテールが特徴。でも、完成品もすごいけど、素描やデッサンが膨大。
 ついでにさらに北のモンマルトルに。ここもすごくパリっぽい。モンマルトル博物館はすごくこじんまりとしているけど大好き。

 ランチ後、ちょっと気分を変えてポンピドゥ・センターの国立近代美術館に。ここもマレ地区に含まれる。よくアパルトマンからポンピドゥ・センターまでは散歩に来たもの。ここの展望台は無料だし、図書館もあって無料で本や雑誌が読めたので。週末なら、この前の広場は大道芸人が出る。いつもたくさんの人がぼ〜〜っと座っている。
 このあたりは、ファッション詩や女性向け旅行ガイドには絶対載っているマレの本場。マレには3つの特徴がある。1)おしゃれファッション&雑貨街、2)ユダヤ人街、3)ゲイタウン。つまりはお金持ちの街だ。ユダヤ人が多いので、結構日曜日も開いている(その代わり金曜や土曜に閉まっている店が多い)。
 普通はオープン・カフェだが、ゲイ専用カフェは、くもりガラスになっていることが多い。ゲイの本屋(モ・ア・ラ・ブッシュ)、バー、劇場などがある。でも、怪しい雰囲気はない、ひたすらキャンプにおしゃれである。必見。

 マレのもうひとつの人気美術館はピカソ美術館。ここも私宅を改装し、中庭のある広い美術館。ここから北のタンプル周辺は北マレと呼ばれる。マレがいっぱいいっぱいで、北に街が広がっている感じだ。でもこのあたりはもともと小さな中国街・インド系のエキゾチックなところ。タンプル公園のマーケットなど、時代に取り残されたような、いい感じの古さだった。

 美術館を見るのは意外に疲れる。

 今、姉の友達と娘さんがパリに滞在している。それで、待ち合わせをしてディナーを食べることに。この旅行中、唯一の“一人メシ”じゃないディナー。いつも夕食はライブだなんだでおろそかにしているので、ちょっとだけ奮発。でもいわゆる三ツ星レストラン見たいところには行かないけど・・・1食1万円以上出せないって。もっとパリには安くておいしい店はいっぱいあります。


 


6日目:
2007年5月25日(金)

 今日は移動日。ロンドンへのユーロスターは昼なので、11:00のチェックアウトまでゆっくりホテルの周りをうろうろして、したく。北駅までバスで10分。初めてのユーロスター。
 
ユーロスターの予約はウェブだったので、窓口でチケットと引き換え。でも、早めに行かないと、パリのこういうのってすごく時間がかかるんだよねえ(これはマジで)。
 13:00パリ発。ここでロンドンとの時差があるので、1時間時間を戻す・・・だから12:00。パリの郊外は本当に田舎だ。車窓を見ながらドーヴァー海峡トンネルを抜け、3時間でロンドン。ウォータールー駅到着。バスで移動。チューブ(地下鉄)よりバスが好き。景色が見えるし、重い荷物を持って地下にもぐらなくていいから!ラッセルスクエアのホテルに到着。
 ラッセル・スクエアは11ヶ月ぶり。1年以内に戻って来られるとは、感無量ね〜〜。チェックイン、荷物を置いてちょっとお出かけ。行き先は近くの大英博物館を流しながら、オックスフォード・ストリート。ここはデパートが多い。
 デパートはコンパクトに見て回りやすいので、短期間しかいられない旅行者には、なんだかんだ言っても便利。レコードショップにも行きたい。

 ロンドンの好きなところはパブのエール(ビール)がおいしいこと。ホント、これのためにロンドンに来たって言っても良いくらい。今回もビール、ビール、ビール漬けになりそうです。


 


7日目:
2007年5月26日(土)

 ロンドンのホテルは朝食なしのところが探せなかったので、朝食つき、イギリスは朝食が自慢といわれているからねえ。まあ、毎日一緒だとさすがに飽きちゃいますけど。
 ロンドンの土曜日といったら、ポートベローのマーケットしかない。ロンドンに来てポートベローに行かなかったことはありません。ここに来ると我を忘れてしまう。このごちゃごちゃさが大好き。ここにはまだお宝が眠っている〜〜。ポートベローのあるノッティング・ヒルは、ロンドンのちょっと西側で、おしゃれ番長やセレブが住む町として知られている。金曜のポートベローはファッション・マーケットが開かれる。新進気鋭のデザイナーの登竜門的マーケットで、業界からの注目も高いらしいので、おしゃれ番長予備軍は必ず行ってください。

 午後は、もうひとつマーケットをはしご。ロンドンの北東イズリントンにあるエンジェル。カムデン・パッセージと呼ばれるマーケット。規模は小さい。のんびりしていて、かわいらしい。探検はしたことないけど、ここエンジェルから北のイズリントンあたりは町外れに近いし、バス程度しか交通の便がないので、地元民が多い。エンジェルの東のホクストンは、かつては危険な下町だったものが、今はおしゃれなストリートに。PSBのスタジオのひとつもホクストン〜ショーディッチ界隈にあると聞いた。ロンドンは、上流階級の街はほとんど変化がないようだが、うらぶれた下町が突然おしゃれな街に変化することが多い。イースト・エンド、サザ―ク、ドッグランドなど、何かひとつランドマークが建つと、おしゃれ業界が進出するらしい。

 夕方、テート・モダンへ。金・土は20:00までオープンしている。ここは現代美術の宝庫。特別展で何をやっているかが楽しみ。また、ロンドン一の美術ブック・ショップと、最上階のレストラン・カフェもなかなか。景色がすばらしいけど、一人で見るのはちょっと辛いなあ。


 


8日目:
2007年5月27日(日)

 日曜日。パリとは違い、ロンドンは日曜でもお店やレストランは比較的開いている(デパートなどは午後からオープンのところもある)。今日は思い切って郊外のグリニッジに行ってみる。ここでもアンティークとクラフトのマーケットがある。地下鉄バンク駅から、ドックランド・ライト・レイルウェイで約30分。一度来てみたかった。マーケット以外の見どころはカティ・サーク号、天文台など。ノンビリしたところ。

 午後はカムデンに。ここもいろいろなマーケットが開かれている。とにかく若者が多い。ノーブランドの面白いストリート系の洋服が多い。まあ、私にはちょっと若すぎるけど。

 早めにホテルに戻り、ちょっと休憩してライブのしたく。ロンドンも今日が最後の日だし、ライブも思い切って楽しんでこよう。会場のハマースミスは、ロンドンの西端で、劇場やライブ会場が多い。かつてジギ−・スターダストことデビッド・ボウイがグラムを終了させた劇場もハマースミス・オデオンだ。今日は地下鉄の駅すぐそばのアポロ劇場。会場は広めだと思うが、今日の席の前方半分はStallsということで、椅子のない立ち見だ。最初から立ち見のほうが安心して踊ったりできる。一応、現地のファンに「声をかけてね」って言ってあるけど、顔見知りじゃないし、どうなんだかなあ。どうせみんなステージに夢中だしさ。


 


9日目:
2007年5月28日(月)10日目:2007年5月29日(火)

 いよいよ今日で旅行は終わり。長かったような、短かったような。でも飛行機の出発は夜なので、チェックインの時にホテルにスーツケースを預かってもらって、最後のロンドンをもう一回り。
 5月28日はスプリング・バンク・ホリデー、祝日だ。つまりイギリスでは3連休。日曜が休みでないところが多いロンドンも、祝日は休みの店(主に個人商店やレストラン)も多いようだ。
 月曜日はコヴェント・ガーデンでマーケットをやっている。なんかマーケットばかり?趣味なんです。このコヴェント・ガーデンは街中にあるから旅行者にも行きやすい。こじんまりしているし。
 その後は、すぐ近くにあるナショナル・ギャラリーへ。ロンドンの国立の美術館は基本的に無料(寄付制)なので、お金の心配がない。チケットを買うために長い行列を作る必要もない。だからお気軽。
 ロンドンは何度も来ているけど、ここナショナル・ギャラリーは15年ぶり。隣のナショナル・ポートレート・ギャラリーはよく来ているのだけど。なにしろ広いし、コレクションが膨大だから。でも見たことのある絵が多いのも確か。美術好きには外せない。

 最後にお土産を買って、ホテルに戻り、
港へ。最近ロンドンは警備が厳しいので早めに到着しておいたほうがいい。19:00の出発だけど、3時間前には港に。それでも早くないくらい。去年はものすごく混んでいて、カウンターに1時間も並んだ(そのうえ態度と意地の最悪なヴァージン・アトランティックの係員に、すごく酷い席に、そのうえ同行者と離されてしまった)。

 19:00、無事離陸。帰りの飛行機は、いつもクタクタで、睡眠薬を飲まなくてもバク睡だ。あっという間に日付をとびこし、火曜日の午後15:00に成田
港到着。へとへとで夜、家に着く。

 

 


 

 

 


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