Margaretの部屋/20098-9
ニューヨーク・シティ一人旅
-3-


マーガレットのブログ日記



 


9月1日(火曜日)

 3日目。今夜はPSBライブ初日。あまり疲れないようにゆったり行こうと思います。
(
昨日の一日観光、けっこう疲れた…ほとんどバスに乗っていたのに。)
 朝食は、これもニューヨークならでは、のベーグル。「NYの水で作らないとベーグルとは呼ばない」んだそうで。せっかくだからと、メトロに乗ってアッパー・イーストサイド(セントラル・パークの東、高級住宅街)の「H&H」というベーグル・ショップで、プレーンベーグルを購入。実はワタシ、日本でベーグルを「美味しい」って思ったことないんですよね〜。固いっつーか、中身が詰まりすぎていて。唯一美味しいと思ったのが、ロンドンのブリックレーン・ベーカリーのビーフサンド(6月のロンドンで食べました、6月のツアー記に写真もアップしてあります)だけど、あれはベーグルの美味しさと言うより、具が美味しいからな〜。

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お伴は、ビン(ペット・ボトル)がかわいい「ローニーブルック」のドリンク・ヨーグルト。ベーグルは、シンプルでまあまあ美味しいけど、飲み物がないと食べれないかな。”世界が変わるほどの衝撃”ではないかもしれん…。

今日のNY観光

 その後、セントラル・パーク内にあるメトロポリタン美術館(MET)へ。ここには絶対来ないとね〜〜。フェルメールが4枚も収蔵されています。
海外の美術館は写真を取り放題で好き。

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「ヴァ―ジナルの前に座る少女」。日本で「フェルメール展」なんてやると、押すな押すなでじっくりなんて見られないけど、ここでは10分でも20分でも見ていられる。小さいのに、ものすごく力のある作品。

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フェルメール全作品。この4枚だけでも、入場料20$の価値は十分にあります。

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カラヴァッジオの「ミュージシャンズ」。昔この真ん中の子をモデルにして人形作ったことがあります。

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ゴヤ。鳥を狙う3匹の猫が、うちの猫たちのよう。

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エジプシャン・キャット。まさしくうちのショコラ(右:エジプシャン・マウ)のご先祖に違いない。

その後、METから1キロほど南にあるフリック・コレクションへ。この美術館も、3枚のフェルメールがあります。

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中庭(アトリウム?)が素敵で、まったりしそうでした。ここの美術館は、現在のニューヨークではとても珍しい個人邸宅(鉄鋼王フリックの屋敷)とコレクションをそのまま美術館にしているので、20世紀初頭のヨーロピアン形式のデコラティヴな邸宅も楽しめます。METほど大きくないので、結構人で混んでいて、写真は自主規制。

午後1時過ぎ。今日のランチは、グランド・セントラル駅にあるオイスター・バーでオイスター・シチューを食べるつもり。グランド・セントラル・オイスター・バーは、確か東京にもお店があります。その名の通り、メインは牡蠣で、一年中生牡蠣が楽しめます。生牡蠣を食べたかったんだけど、旅行中は生ものが合わなくて体調崩すと悲惨なので、泣く泣く断念。火を通したシチューで我慢。

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あんまり写真が良く見えないけど…。カウンターに座ったので、おじさんがシチューを作るのをずっと見てました。銀のボウルのような鍋に牛乳や調味料、パプリカなどを入れて、生牡蠣を入れて、ちょっと火を通し、沸騰寸前でボウル鍋を回転させると、シチュー皿に中身が注がれる…その繰り返しで、すごく面白い。もし一人旅なら、カウンターはお勧めです(給仕係がいないので、チップもいらないです)。牡蠣は10個くらい入って、1杯10$くらいです。ついてくるクラッカーを入れれば、ランチで十分いけます。デザートは同じ構内(ダイナーは同じ地下、テイクアウトは1)にある「ジュニアズ」のNYチーズ・ケーキがお勧めです。

 ここからメトロに乗り、チェルシーへ。チェルシーはゲイの多い街で、とてもおしゃれで洗練された街です…パリで言うところのマレ地区みたいなものかな…ロンドンにもチェルシーってあるよね(ニールが住んでいる…いた?過去形かも)。シドがナンシーを刺したチェルシー・ホテルもここにある。向かうは、工場を改造したチェルシー・マーケット。

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エレニーズの色とりどりのカップケーキ。ちょっと毒入りキノコっぽくもあり。右は、ワタシが買ったかわいいタイプ。チョコカップケーキ+バタークリーム+ハートのマジパンのチップ。でっかいし、甘いけどね(ちなみにめちゃくちゃ歩いていたのにもかかわらず、たび重なるスイーツのせいで、日本に戻ったら1.5kg太っていた!)。ここはアイシング・クッキーが有名で、オバマ大統領が描かれたクッキーとかもあった。

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チェルシー・マーケットは10番街(
Tenth Avenueにある。「The way it used to be」に、Tenth Avenueが出てくるね。彼は恋人を失ったことを10番街で気づく。

「♪I was there caught on Tenth Avenue
You elsewhere with Culver City blues
Then and there I knew that I'd lost you


でも10番街って、マンハッタンのかなり東端のほうで、あまり偶然に通りかかる所でもないんだけどね。彼は10番街のどこで何をしていたんだろう。

いよいよライブ初日

 午後4時。そろそろホテルに帰る。疲れた〜。美術館って歩き詰めよね〜。今日は5万歩も歩いたわ。ライブに行く支度をしなきゃ。

 前述もしましたが、今回のPSBのアメリカ・ツアーは、全部の日程に、ライブ前にMeet & Greetの企画があります。公式HP経由のサイト経由の先行販売サイトで「VIPパッケージ・チケット」を購入すると、Meet & Greetと、ライブのスタンディング・エリア(ステージ前)に、一般よりも早く入場できる権利がついて来ます。もちろん数量限定(ワタシも当日まで、何枚VIPチケットが売られたのか知らなかったです。結局、1公演につき30人くらいだったと思います)で、速攻で売り切れたけど、ワタシは運よく2日目(明日)VIPチケット1枚を手にすることができました。ちなみにVIPチケットは180$。通常のスタンディング・エリアは70$くらいだったので、Meet & Greet1万円ちょっとです。ニールとクリスに会えて1万円なら、決して高くないと思うわ。

 というわけで、この日はVIPでなく普通のスタンディング・チケットなので、ある程度は並ばないといけません。6時半に開場なので、5時半には会場(34丁目、マンハッタン・センター内のハマーシュタイン・ボウルルーム)前で並びます。ちなみにこの日は身軽にワンピースでした(明日は思いっきり着飾る予定)。すでに30人くらい並んでいたかな〜。VIPの札を下げた人たちも、別の列に並んでいます。ワタシはすでにニールとクリスとMeet & Greetを終えた女の子に、「どうだった〜〜」と聞くと、彼女らは興奮していろいろ語ってくれました…って、内容は良くわからんけど(英語がよくわからんのに、聞いちゃう私もワタシだが)、めっちゃくちゃハッピーそうでした。そうだろうなぁ、二人に会えたらどうやったってハッピーになるよね〜〜。

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 6時半、VIPの人たちが先ず入場、そして私たち一般スタンディングがセキュリティを通って、入場。ワタシはトータル60番目くらいの入場だったと思うけど、意外に前の方、空いています。ロンドンでは最前列クリス前(ステージ右)だったけど、近いとかえってクリスが見えないことを踏まえ、今日はセンターに。前から4列目くらい。前の方、男性ばかりです。ニューヨークの方が男性比率は多いかなぁ。そして、ワタシの前に居た190cmくらいあって痩せた、中東っぽいルックスのおにいちゃんは、VIPの札を下げていて、「YES」のジャケットのマークをまねた手作りの「FAN」ってモザイク文字でプリントしたTシャツを着てました。アイロンプリントで作ったんだそうです。そのTシャツの肩辺りに、ニール&クリスのサインが〜!いいな〜いいな〜いいでしょ、いいでしょ、と妙に盛り上がるワタシ達。負けずに、ワタシも手作りうちわを披露。うん、NYのファンはすごくフレンドリーだわ。

 そのうち彼は、隣の連れの男の子(彼も濃ゆい感じ)とベタベタしはじめました。う〜ん、やっぱゲイよね。ゲイの人たちは、ベタベタすることが許された場所では、ノンケ・カップルより密着度が高いよ…必ずどっか触っているのよね。いいよ、どんどんいちゃつきなさいな。ここはGeneral Admissionというエリア(「席なし」という意味だけど「自由でOK」って意味にも取れるよね)だからさ。

 8時開演予定だけど、8時にようやくスタッフが出てきて、ステージの細かい設営開始。クリスのDJブースにかかっている布が外されると、歓声が上がる。8時半、照明が落とされ、歓声の中、「More than a dream」のリミックスが流れ出す…ライブ開始だ!いつ体験しても、鳥肌もの!

 ライブの様子は次ページ!
  

 

 


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