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margaret
♪♪妄想乙女マーガレット通信★vol.73♪♪
別冊「まりりんの日記」/ペットさん(ペット・ショップ・ボーイズ)偏愛フリーペーパー
73号・20092月発行★発行人:まりりん石原、執筆乙女:マーガレット(題字:ニール王子)

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BRITA AWARD 09レビュー▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽
ついにPSBがブリット・アワーズ(BRITs)Outstanding Contribution to Music(特別功労賞)を授与されました。

ブリット・アワーズといえば、年に一度の、イギリス最大の音楽アワード&ショーで、全英に生中継されます。日本でいえば「レコード大賞」と「紅白歌合戦」を足して割ったような、大イベントです。さまざまな賞の発表と、ミュージシャンによるパフォーマンスのあと、メイン・パフォーマンスとなるのが、年に1組しか選ばれない特別功労賞のミュージシャンのパフォーマンスが大トリをつとめ、閉幕されます。イベント全てが特別功労賞受賞者のためと言っても過言ではありません。
ちなみに、過去の受賞者は以下の通り。どれだけ名誉なことかは、メンツを見れば一目瞭然です。

 

 

  • 1982: John Lennon
  • 1983: The Beatles
  • 1984: George Martin
  • 1985: The Police
  • 1986: Wham! and Elton John
  • 1987: Eric Clapton
  • 1988: The Who
  • 1989: Cliff Richard
  • 1990: Queen
  • 1991: Status Quo
  • 1992: Freddie Mercury
  • 1993: Rod Stewart
  • 1994: Van Morrison
  • 1995: Elton John

 

 

  • 1996: David Bowie
  • 1997: Bee Gees
  • 1998: Fleetwood Mac
  • 1999: Eurythmics
  • 2000: Spice Girls
  • 2001: U2
  • 2002: Sting
  • 2003: Tom Jones
  • 2004: Duran Duran
  • 2005: Bob Geldof
  • 2006: Paul Weller
  • 2007: Oasis
  • 2008: Paul McCartney
  • 2009: Pet Shop Boys

 

 


残念ながらマーガレット自身はショー全てを見ていないので(見に行くつもりだったけど、チケットが取れなかったのですが)、パフォーマンスはYouTubeで見ることが可能です。
まずはご覧ください。

http://www.youtube.com/watch?v=Glf0EQEv7O4

マーガレットの速攻レビュー:(219日ブログから転載、ショーから約5時間後に初鑑賞)

2
人の顔を象った巨大セットに2人の顔が映り、受賞コメント。その後、顔の中からそれぞれニールとクリスが登場(Fundamentalツアーにちょっと構造が似ている)

クリスがピンクのヅラ・・・エルトン・ジョンっぽい。何これ、いいの?公の場でカミング・アウト?マーガレット・ドールっぽい(マーガレット・ドールはドラァグの証としてピンクのヅラをかぶっているのだ!)。
ニールは男っぽくてカッコイイけど、いつものクリスの衣装っぽいぞ。

幕開けは「Suburbia」。いつもの通り()「サバァビアァ〜〜」でニールは半音ズレる。

Love etc.」、後ろに映っているのは未完成のPVか?

Left to My Own Devices」のラップと「Always on My Mind」。会場、盛り上がる。

Go West」と「Paninaro」のマッシュアップは意外だね。サラリーマンが多勢登場。ん?舞台横で男性カップルが抱き合っているみたいだけど、演出?

What Have I Done to Deserve This?」でLady GaGa登場。つくづく彼女ってどっからどう切って見てもドラァグ・クィーンだよなぁ。

Domino Dancing」と「I'm with Stupid」の短いリフ。

クリスのセリフ(何言ってた?)のあと「Being Boring」の1節。

It's a Sin」で、お互いファン同士のBrandon Flowers登場、ニールと夢のデュエット。

新アルバムからの曲「All Over the World」、チャイコフスキーを大々的にフィーチャー。そう来たか。

会場にデビッド・ウォリアムズとマット・ルーカスの「リトル・ブリテン」(または「I'm with Stupid)コンビ!

Lady GaGa
Brandon Flowersが再登場して、いよいよラスト曲「West End Girls」で大円団。大歓声のなか、ニールとクリスは華麗に舞台を去る。番組終了。

サラリーマン・ダンサーズ(って男装の女性もいるけど)と女性ドラァグ・クィーン・シンガー、男カップル、ピンクのヅラ、どこをとっても非常にゲイゲイしく、いい意味でゲイバーのショーみたいだった!素晴らしい!

新しいことを試みて、常にマンネリにならないのだけど、根底に流れている基本姿勢は崩さず変わらず、25年来のファンも存在を思い出した人もなんだか安心させられる。これはすごいコトだよ、異なるベクトルを同時に満たす数式なんて、この世にあったっけ?あるんだよ、それがPSBだよ!
フォーエッヴァァー!

9分半のステージ、セットリスト

"Suburbia"
"Love etc." ("Se A Vida É"
からのドラム導入)
"Left to My Own Devices" (
ショート)
"Always on My Mind"
"Go West" / "Paninaro"
マッシュアップ
"What Have I Done to Deserve This?" with Lady GaGa ("Opportunities"
からの引用あり)
"Domino Dancing" / "I'm with Stupid"
マッシュアップ(ショート)
"Being Boring" (
ショート)
"It's a Sin" with Brandon Flowers
"All Over the World"
"West End Girls" (with Lady GaGa and Brandon Flowers)

ちなみにアワードは日本では、331日にWOWOWで放送予定です。

*ゲスト2人について


Lady GaGa(1986-)・・・アメリカで大ブレイクしているシンガー。クリスティーナ・アギレラの再来と言われているが、さらにキャムプで過剰。PSBがデビューした2年後に生まれた分際で、ダスティ様のパートを歌うという待遇だが、確かに歌は上手い。

Brandon Flowers(1981-)
・・・PSBとは仕事上の親交もあるThe Killers(アメリカのバンドだが、イギリスでブレイク)のボーカル。ブランドンはPSBのファンであることを公言していて、PSBのドキュメンタリー「Life In Pop」にも出演している。妻子持ち。

なお、この9分半のメドレーは、323日発売(UK)PSB10thアルバム「YES」のi-Tunesの予約版ボーナス・トラックとして期間限定でついてくる。ショーの録音ではなく、ニールはボーカルをレコーディングし直している。

さらに、このアワードの次週、彼らの2003年のシングル・ベストCDPOPART」がUKアルバムチャート13位まで上昇し、これまでの同アルバムの最高位となった。いかにブリット・アワードの影響力がすごいかということがわかる。

ブリット・アワードの翌日219日、PSBはマンチェスターとロンドンでの凱旋ライブを発表、即日からチケットが公式HP先行リンクで(一般発売は翌日から)販売された。618日マンチェスターは伝統あるアポロ(キャパ2,600)で、619日ロンドンではなんと、O2アリーナ(キャパ16,0002007年グリニッジにオープン)で開催という豪華っぷりです。ファンとしてはちっさいライブハウス希望・・・ですが、PSB2度目の”皇帝時代”に突入しちゃって、ちょっと寂しいような、複雑な気もします。このライブにはマーガレットは今のところ行くつもりなので、またご報告します。

そしてタイミング良過ぎ、ブリット・アワードからちょうど1ヵ月後、新しいアルバム「YES」が318(日本先行)が発売です。ファーストカット・シングル「Love etc.」はすでにPVが公開され、ラジオでもエア・プレイされています。

この「Love etc.」は、オランダのHan Hoogerbruggeによるグラフィック・アニメーション。PSBには比較的珍しくメッセージ・ソングに分類される(が、「君には愛が必要」という、さほど深刻でないラブ・メッセージだが)。ほんわかした可愛らしいアニメだ。私はフランスのスイーツ&カフェの「ラデュレ」のパッケージを思い出した。
歌詞はノンケ男子に向けたメッセージだが、PVにはノンケ・カップル、ゲイ・カップル、レズビアン・カップルが登場するところがPSBっぽい。

http://www.youtube.com/watch?v=InBiaRBUjUs

 

 


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