NIGHTLIFE2-8

Sail away


クリス: またしても現実逃避的な曲

(一言コメント:1999)

 

 


原文歌詞はこちらでご確認ください


冬のを雷雲が駆け抜けたら
遠くに航行しよう
愛の光が君の恋人の目の中で萎れたら
遠くに航行しよう
君が歌を感じると
間違った音の調整がされる
なぜ滞在を長びかせるんだい?
風と天気が君の夢を高く吹きあげたら
遠くに航行しよう

君の人生が、上に上昇するのが難しく思えたら
遠くに航海しよう
君の心がおんぼろ手袋と同じくらい物寂しく感じたら
遠くに航海しよう
でもいずれは早かれ遅かれ
君は運命を受け入れる
それは君のすごく素晴らしい日になるだろう
君自身の真実の愛とともに朝の翼の上で
遠くに航行しよう


Written by Noel Coward


Produced by Pet Shop Boys

 


*以下はアメリカのファン・マスターWayneさんのサイトの曲説明を訳したものです。
http://www.geowayne.com/psbhtml.htm

 「Twentieth-Century Blues」チャリティー・アルバム、「You Only Tell Me You Love Me When You're DrunkCDシングルのボーナス・トラック。

 ニールはノエル・カワードの大ファンである(ボーイズは以前にも彼の「If Love Were All」のカヴァーをやった)ので、彼がカワードの歌に関する様々なアーティストの解釈から成るチャリティー・アルバム・プロジェクトを誘導する主催とプロデューサーになるのは、驚くべき事ではない。結果として作られたアルバム「Twentieth-Century Blues」はエイズ研究とチャリティーになった。 ペット・ショップ・ボーイズは「Sail Away」のレコーディングを提供した。これはナレーターが「Sail Away」という概念を熟考する中年のメロウな熟慮である。これは文字通り、そして、比喩的に読まれることができる。自然なプロセスの一部として老いと死の比喩的な予想と同様に、より気持ちの良い場所へ退きたいという文字通りの願望だ。いかにも薄暗い要素だが、しかしこの文脈においてはふさわしい。



 
 
ライブ(1999年ライブ)(You Tube)



 


★用語・人物メモ★

Noël Peirce Cowardノエル・カワード(1899-1973)・・・イギリスの俳優、映画監督、舞台作家、マルチな才人。伊達でハンサムでウィットに飛んで、当時は女性に大変人気があった(ゲイなので女性とは付き合わず一生独身だったけど)。

Twentieth-Century Blues(1999)・・・ニールが発起人となり、その人脈を駆使してイギリスの有名アーティストを集めて出した、ノエル・カワードのトリビュート・アルバム。参加はポール・マッカートニー、エルトン・ジョン、スティング、ロビー・ウィリアムズ、マリアンヌ・フェイスフル、スウェード、マイケル・ナイマン、ブライアン・フェリーなど。




 ニールはノエル・カワードにすごくシンパシーを感じている大ファンだから、このプロジェクトはニール主導。反対に、クリスは結構冷めているけどね。



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