まりちゃん |
グリーン |
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まりちゃんさんのドールは、どちらも身長50cm程度、したがって顔は6〜7cm位しかないのですが、写真ではその小ささががわからないくらい、実際はものすごい細かいです。特に、手は(左のドールはレースの手袋をしていて、本人もそれは苦労したと言ってましたが)すごいリアルです。
結構ゆっくりペースですが、作りに妥協しないという性格が出てますよね。本人は否定しますが、左のドールはまりちゃんさんにそっくりです。 |
神奈川から通っているグリーンさんですが、頻繁には教室に来れないため、かなり家でやってくる部分が多くなってしまいます。それにしては、進むのも早く、きちんと作っています。グリーンさんの特技(・・・というかプロなんですが)
のヘアダイは、さすがに美しいです。今後は日本髪などに挑戦するとのことですが、楽しみですね。 |
アトムママ |
イソベアツコ |
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アトムママさんの第1作目。第1作目というのは、なかなか製作するイメージがつかみにくく、どこを歩いているのかわからなくなりますが(実際、そんな時期もありましたが)、最終的にはきちんとしたビジョンで思ったとおりのドールを完成させたと思います。2体目も目標を決めて、がんばってください。 |
今回、会場の入り口で一番目立っていたであろう、いそべっちさんの左側の少年人形。身長130cm近くある、教室史上最も大きい人形でした。これだけ大きいと、手は抜けないし、重いし、木のネンドなので磨きは大変だし、本当、ご苦労様でした。最初に作った右の少女人形も、80cmと大きかったけど、いそべっちさんは、これで「大きい人形を作る人」の称号を得ました。 |
舞ママ |
舞 |
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舞ママさんの2作目、3作目。雰囲気がご本人に似ていますね。舞さんのママということで、舞さんにも似ています。着物やドレスにもかなりのこだわりを感じますが、やはり、長年お人形関係の仕事をされているからでしょうか。 |
舞さんのドールはものすごい雰囲気がありますね。飾りかたも凝ってるのですが(上右の子は、薔薇の温室に寝ているようなディスプレーでした)、表情がいいんですよね。同時製作していた左上の子と下の子は「双子」のように見えましたが、仕上がってみると見事に和風と洋風に分かれました。 |
万竜 |
Yumi |
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万竜さんの1作目。ご本人は「薄ぼんやりした感じの人形」と言ってましたが、ぽわ〜んとしたのも、味のうちですから。結構ギリギリまで本体を作ってましたが、締め切り(展覧会出展)がないと、どこで完成していいか、わからないというのも、初心者の素朴な疑問だと思います。洋服がピンクハウス風でものすごく凝っていますが、(時間的に)いつ作ったの、と思うほどがんばってました。 |
理想の市松人形を目指しているYumiさんの第1作目。お譲さんに似せたいと作ってましたが、ご本人にそっくりです。さすが市松コレクターだけあって、着物や装飾品に手抜かりはなく、新聞取材の際は、この子が記者さんに気に入られて、新聞にカラー掲載されました。この子は市松で球体関節ではないのですが、今度は球体ですね。 |
久美王 |
古山ロン |
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人形作家としてすでに展覧会を開催している久美王さんですから、いまさら「生徒」というわけでもないのですが、完成度はさすがです。この子は西洋のアンティークドールによく見られる「ベビージョイント」(トドラージョイント)ですね。外見は全くの和風ですが、ジョイントは洋風で、そこが現代創作人形のいいところですよね。 |
少年人形にこだわるロンさんの1作目。丁寧なタイプなので、どんどん後から来た人に製作の度合いで抜かれていくのがちょっとハラハラしましたが、期間内に完成しました。きっちりした性格がありますね、この子は。残念ながら写真には写っていないのですが、本物そっくりのピアノ椅子セットはロンさんのおじいさま製作です。 |
高月輝 |
スノウ |
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ドールとフィギュアのハーフという感じです。でも、さすが筋肉や男っぽい雰囲気は研究しています。人が思うより、「成人男性の人形」は難しいです。少女人形は悪く言えばいくらでも「ごまかし」がきき、最後の化粧でもかわいくすることは出来ますが、男性はそうはいきません。この調子でどんどん言ってください。輝ワールドを突っ走ってください。 |
今回、「触りたいNO.1」の舌を持つ左の妖怪天使くん。「触りたいNO2.」のうさ耳の右の子。スノウさんは、ただ器用なだけでなく、アイデアが秀逸。3作目と4作目だと思いますが、もう5年くらいやっているように見えますよ。あまり、私も手出ししていませんし。多分、教室以外であれやこれやといじっているからだと思いますが・・・。今後も楽しいものを作ってください。 |
Kyoko&さくゆ |
Kumiko |
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Kyokoさんの1〜3作目。ずっとロリっぽいドールを作っていたと思ったら、急にセクシー系になりましたね。サクサク、どんどん作りますね。
Kyokoさん自体がお人形みたいなのですが、途中から双子のさくゆさんがお教室に加わって、さらにドールっぽい存在になりました。さくゆさんは今回ドールの出品はないのですが、お洋服を手伝っています。 |
展覧会まで間もない時期に教室に入りましたが、なんとか間に合わせたいという気力(と、会社の人の黙認?)で本当に何とかしてしまったので、「がんばったで賞」をあげたいです。ブリブリの金髪なのに「初子」というネーミングもかわいかった。次が楽しみです。 |
てらち |
裕恵 |
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教室で唯一の学生(とはいえ忙しそうだが)のてらちさん。ちょっと怪しい感じがいいですね。会場を訪れた男性に、時に人気が高かったです。このドールは前作で、なんで新作を出さなかったのか聞くのを忘れましたが、何でですか?型取りをやったので、次の教室展では、ブラちゃん(仮名)が10体くらい、見れることを期待しています。 |
長いお付き合いのカルチャースクールから進級してきた裕恵さんのオリジナル1作目(左)、2作目(右)。2作目の子は70cmと大きく、足が長いので作るのは少し大変なようでしたが、ゴスロリっぽい洋服を着せたら、すごく見栄えのするドールになりました。 |
千蘭 |
てる |
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千蘭さんも、自分でさくさくできるタイプですね。もともと独学でやっていたからでしょうか。顔などはほとんど私が手を入れていないので、オリジナリティーが強いです。特に右の子は、雰囲気が本人にすごく似ています。左の2体は原型製作後、型を取って作ったと思いますが、ラドール型取りでここまで似せるのは意外に大変なのです。 |
てるさんも、グリーンさんと同じく遠距離組ですが、研究熱心で、家でも進めますが、難しい三つ折れがよく完成できたと思います。展示の際、人形の背景(ディスプレー)がなかったので、少し空間的にさびしくなってしまったのが、残念でした。 |
ゆや |
あつこ |
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ゆやさんはイメージがはっきりしています。今回は、「ドラキュラ」の花嫁ルーシーがモデルだそうです。ゴスっぽいですね。
なお、ゆや&さひは神奈川からの生徒さんですので、かなり自宅でがんばりました。 |
あつこさんの2,3体目。雰囲気も年齢もまったく違う作風です。左の子はアンティークドレスでモヘア、右の子は着物から作った衣装と、絹すが糸です。特に右のドールは和風でもない洋風でもない独特なデザインが、工夫を感じます。 |
さひ |
ユッコ |
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さひさんのボーイッシュな子は、モデルがいて、そのモデルを知っている私から見ると、もうそっくりで、笑えるほどなのです。その子はさひさんの愛猫のスコティッシュ・フォールドです。雰囲気といい、首輪といい、めちゃくちゃそっくりです。猫が人間になるとこうなるんですね。さひさんは猫を3匹飼っていますので、まだこの猫シリーズは続きそうです。 |
ユッコさんのドールは、ほのぼの系です。やはり、ご本人の雰囲気そのままのような感じです。左の子の洋服は凝った作りです。右の子の素朴な感じも、しぶい着物と赤い帯に合ってます。 |
よまこ |
さぶろうた。 |
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アトリエベベ最古参のよまこさんのドールたち。下6体は、全長10数cmというミニドールです。(下2作品は、それぞれ時計仕立てになっています) さすが長くやっているだけあって、独自の世界を持っています。これだけ自分カラーがしっかりしていれば、作風として完成に近いと思います。 |
さぶろうた。さんは仕事の都合で、一時は出品をあきらめたのですが、なんとか一番最後に滑り込みセーフでした。でも、よくがんばって洋服、ディスプレーをそろえたと思います。ちなみにお化粧前までは、SnowBellさんのハリー君(ほとんど同時進行)と、なぜかそっくりでした。 |
Snow Bell |
Junko |
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SnowBellさんの大好きなハリー君です。フクロウのヘドウィグはよまこさん作。かなりがんばってました。第1作目でここまで似た雰囲気になれば、満足じゃないでしょうか。得意の洋服作りはそれほど苦労しなかったと思います(逆に、洋服で苦労する人の方が多いですから)。 |
SnowBellママのJunkoさんは、猫の花婿、人間の花嫁(?)という異色のカップル。花嫁の方は、完成を会場で初めて見ましたが、お化粧、ヘアスタイルなど、かなりよく仕上がったと思います。ドレスもよく出来ていました。 |