Margaretの部屋/2013年6月
ParisLondon2013Electric


マーガレットのブログ日記




2013年6月14()

 今日でパリは最後。ロンドンに移動します。と、その前に。

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サンジェルマン・デ・プレのロテル L’hôtel。オスカー・ワイルドが死んだ部屋に泊まれることで、憧れの(特にゲイの)ホテル。まあ、ワイルドの部屋は一泊10万円くらいするし、そうそう予約は取れないだろうけど、一度は泊まってみたいと思いますねー。ここで死にたい。数年前、クリスがここに泊まっていて、「朝、僕が死んでいたらみんな驚くだろうね」というベタなことをしてベタなコメントを残しています。私は毎回、ホテルの前で拝むだけ〜。

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目的地はここ、カフェ・デュ・フロール。老舗カフェ。またまた朝食は豪華に。カフェ・クレームとオムレツ。ここのオムレツすごく美味しい!!!さすがフロール!!また、ここやお隣の同じく老舗カフェ・デュ・マゴは、素晴らしいスキル&ルックスのギャルソンが名物なので、お見逃しなく。その後、リュクサンブール公園までお散歩。通っていた学校がこの近くだったので、よく来たわー。あ、公園内の美術館のカフェがアンジェリーナになってるわー。

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ここには自由の女神の原型(レプリカ)があるよ。もちろん小さい。けっこう驚くかも。パリにはもう一体、セーヌ川の中州公園にもあって、セーヌ川クルーズの時に見えますよ。お台場にもあるんだっけ?

 その後、ホテルをチェックアウトして、タクシーで北駅(Gare du Nord)に向かう。ここからユーロスターに乗ってロンドンに行く。

 イギリスとフランスはともにEUの中核国でありながら、イギリスが
シェンゲン協定に加盟していないため、いまだに入国・出国の手続きがめんどくさい。だからパリ北駅ではほとんど空港と同じようなシステム。つまり出国・入国・手荷物検査があるので、出発時刻の1時間半ほど前に駅に行く必要があります。ついでにイギリスは早く通過をにして欲しい。

ユーロスターは
イルヨーロッパの公式サイト(日本語)で申し込める。料金体系が色々でちょっとめんどくさいけど、ほぼ航空券と同じで、早割、1等や2等(ビジネスやエコノミー)などがある。早ければ早いほど安いけど、格安チケットが数量限定なのも航空チケットと同じ。普通の旅行者だったらそのとき出ている一番安いチケット(2等)で十分だと思うけど、数倍の値段で1等に乗ると、機内食ならぬ車内食がサーブされるので、体験してみるのも面白いかも。ちなみに私は3か月前に取って、片道70、だいたい1万円くらいだった。チケットはEチケットなので、家でチケットを印刷できる。

以前(6年前)乗った時もネット予約で、北駅で正式な切符(飛行機で言うボーディングパスみたいなもの)に引き換えた記憶があるけど、いまはEチケットをプリントアウトしたものがそのまま使えるらしい。機械に予約番号を入れても切符が出てこないので、ちょっと焦った。

フランス出国を済ますとすぐにイギリス入国のブースがあって、ここのおばちゃんは怖かった。その後、手荷物検査を済ますと待合室と免税店があって、ホームに降りるとユーロスターが泊まっている。早速乗り込むけど、今の季節は旅行シーズンのようで、ほぼ満席で、荷物置き場が狭い。

ちょうど昼時、ランチは、朝のお散歩の際に
ジェラール・ミュロで買ったサンドイッチ。どうでもいいけど、パリで有名なお店は、たいてい東京にもあるね、恐るべし日本の食の貪欲さ(って私のような人間が多いのだろう)。

ロンドンまではたったの2時間半!(パリ−ロンドン間は、東京−大阪間くらいの距離)いつユーロトンネルを通ったかわからない程でした。ロンドンのセント・パンクラス駅到着。6年前はユーロスター発着駅はヴィクトリア駅だったけど、変わった。ホテルはここから徒歩10分ほどの場所。

同行のKさんは、最初はパリには行くつもりはなくてイギリスだけだったため、すでにロンドンのホテルだけは手配済みで、それがどこのホテルか聞いてなかったのだけど、なんと私が手配したホテルとたまたま同じホテルだった。

スタジオズ 2 レット サービスド アパートメンツStudios 2 Let Serviced Apartmentsというアパートメント・ホテル。スタジオ=日本で言うワンルームマンション、レット・サービス=セルフサービス(お掃除やタオル交換のサービスなし)、ウィークリーマンションとホテルの中間のような宿泊施設です。各部屋にキッチンや、共同ランドリーがあり、オフィスに管理人常駐です。ロンドンは毎回このあたり(ラッセルスクエア近辺)に泊まるのだけど、ここは初めて。なぜならいつも満室だから。今回は予約が早かったので予約できました。ホテル代がアホみたいに高いロンドンにしてはリーズナブルなので、長期滞在者も多いのです。

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このアパートメント・ホテル、外観はホテルというよりアパートです。建物は古そうですが内装設備はリフォームされていて、ほとんど近代的です。部屋は中庭か表通りのどちらかに面していますが、表通りの向かいは公園とテニスコートなので、静かです。中庭はご飯を持ってきて食べたりできます。部屋も広くはないけど一人なら十分な大きさで、全室ダブルベッド、棚や引き出しが多く、まさに自宅のように使えます。キッチン設備もじゅうぶん(冷蔵庫、オーブン、電子レンジ、コンロ、調理器具、湯沸かしポット、トースター、3〜4人分の食器類、包丁など完備)。

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設備は部屋によって若干違いがあるようですが。

マイナス点を言えば、全室、シャワーだけでバスタブがないこと。2人で使える広い部屋もあるようですが、全室ダブルベッドなので、カップルならいいけど、友人同士のシェアは難しいかも。また、4階建てエレベーターがないので、私のように4階になると眺めはいいけど、荷物があるとちょっと辛い。行きはホテルの人が上げてくれましたが、チェックアウトの時に下ろすのも事前に頼んでおいたほうがいいかも。

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インテリアや食器類はIKEAです。あと、洗面台、小さい。基本的にトイレ&バスルームは小さいです。でも、4階でもシャワーの勢いはいいし、熱いお湯も出るので、夏場なら問題なし。でもロンドンの冬は心底寒いので、バスタブにつかりたいんだよねー。ちなみに一番安い部屋。一泊12000円ほど(ロンドンのホテルではお値打ちな方)。また、建物内では無線LANが使えます。チェックインの時にパスワード貰えます。タオル類は毎朝1階に新しいものが用意されるので、持って行って自分で交換します。情報によると週に一度掃除を頼めるようですが、私は頼まなかった。毎日メイドさんとか誰も来ないと言うことは、ちらかして出掛けてもOKってことですね。ただし、窓にカギがないので(4階だから壁をよじ登れない?)、貴重品はクローゼットの中のセーフティボックスに。

 とりあえずパリでずっしり重くなった荷物を全部出して棚や引き出しに入れて、自分の部屋のようにふるまってみます。一息ついて、着替えて、早速ロンドンの街に出ます。ロンドンはオリンピックがあったから、いろいろ変っているかも。

 ロンドンでの交通手段はバスとチューブ(地下鉄)併用。地下鉄は、パリほどは嫌じゃないけど、やっぱり景色を見たいから、バス中心。セント・パンクラス駅でオイスターカード(Suicaのようなパス)を購入して、まずはロンドンブリッジ方面、金曜日なのでバラ・マーケットと、新しく出来たビル、
シャードへ。

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元々先細りのビルとは言え、高い。
地上87階建て、尖塔高310m、ヨーロッパで一番高いビル。イタリア人建築家のレンゾ・ピアノ(関空の設計者)の設計だけど、なんとなくドバイのブルジュ・ハリファ(160階建て!)に似ているのは、半分くらい中東の資本だからかも。上の方のマンションはひと区画10数億からで、ほとんどが中東の大富豪の持ち主とか。元々この地域は下町なので、かなり異質。どんどんこういう感じになっちゃうのかな。

 ちなみにシャードの向かいは、Guys病院があるのですが、これはPSBの曲
「The resurrectionistに出てきます。つまり100年以上前からある病院です。

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ロンドンもどんどん高層ビルが建設されています。あのビル群があるあたりは、昔は切り裂きジャックが暗躍した貧民街だったのにね〜。

この日はロンドンには珍しく晴天で、金曜日の夜(この写真の時点で夜7時くらい、明るいです)なので、すごい人出です。ヨーロッパのひとは、とくかく外が好きですよね。お店でも、圧倒的にテラス席が人気。1年を通して曇り空が多いので、少しでも太陽光を浴びておきたいのです。

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今日の夕食は軽く、テイクアウトのサラダですませます。ホテルのすぐ近く、ラッセルスクエア駅方面に、ブランズウック・ショッピングセンターBrunswick Shopping Centreがあり、カフェやレストラン、ファッション店、ドラッグストア、大手スーパー・ウエイトローズが入っていて、日用品なら何でも揃います。また、ラッセルスクエア駅前の小さなテスコ・メトロはロンドンでは珍しい24時間コンビニスーパーです。ロンドンの外食は、高くてイマイチなので、少しでも外食せずに済むように、キッチン付きの部屋にしました。まあ、1週間程度では、本格的料理やパンを作るのは時間的に無理でしょうが、冷蔵庫やレンジやお皿があるだけで安心。

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で、この日、無事にチケットがホテルに到着…。なんとかひと安心。イギリス(UPS)→日本(ヤマト運輸)→静岡のウチ→日本の郵便局(EMS)→イギリス(ロイヤルメール)→ホテル。長旅でした。(どんだけ手間がかかっとんねん!)もう寝る!!




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