2016年7月21日(木)
ロンドン4日目。そろそろ時差ボケも治り、ロンドン時間に慣れるころ。海外に来ると、いつも現実世界ではないようで、フワフワしているのに、しっかり脚は痛いです。この日のためにちゃんとジムに通って鍛えたのに、相変わらず体力はない…。
とはいえ、楽しんで立てた予定を半分も消化できないんじゃつまらないから、めいっぱい楽しんでます。ああ、自分って強欲だなぁ、つくづく。
朝食は昨日に続き、またも贅沢にローズウッド・ホテルのレストラン。今日はパティオ席。
そしてメニューはアラカルト。ウエイターさんがいちいち「おお、それは素晴らしいチョイスですね!」とか言うのが面白い。
ソルトビーフ(冷製)と、ポテトのガレット&ポーチドエッグ、オランデーズソース。
うまぁい。でもこれで3000円とかするので、イギリス人どんだけ稼いでいるんだ!
その後、イースト・ロンドン方面に。もう何度もロンドンに来ているのに、いまだにいわゆる観光地って、昔一度行ったきりとか、行ってないとか、そんな感じ。しょうがない、私のロンドンはPSBとアンティーク&ヴィンテージ(仕事に使う)を中心に回っているのだから!
イースト・ロンドンはいつも欠かさず来ているけど、来るたびに変わっている。イースト・エンドはすでにクリエイターやアーティストが住む場所になっている。セントラル・ロンドン(ウエスト・エンド)が全然変わらないのに対して、ほんといつも違う。それはまるでアンティーク探しと同じ、アンティークも、2度と同じ物は見つからない。だから面白い。
ショーディッチのBOXPARKは、インディーズ系のクリエイターがお店を出しているけど、4月にはPSBのアルバムSUPERの発売時には、期間限定でSuper shopが出来た。お店はいまはもうないけど、PSBはいま一応インディーズなんだよね!それにPSBはショーディッチに長いことスタジオがあったから、地元感もあるんだと思う。
ショーディッチ、ブリックレーン(いくつかのアートマーケット)、ラフ・トレード・イースト(インディーズ・レコード店)、スピタルフィールズ・マーケットなどを見て、さらに東、グリニッジ・マーケットまで足を延ばす。
地元のマーケットという感じ。一応木曜日はアンティーク中心だけど、ジャンクが多い。イギリス人の言う「アンティーク」とはビクトリアン、エドワディアンといった100年を超えるものが正式だそうで、それ以後はヴィンテージ、となるらしい。価値がないものはジャンクやラビッシュ。
残念ながら今回のイースト・ロンドンは私が欲しいと思うものがほとんどなかったけど、目まぐるしく変わる流れの中で、自分の好みに出合えなかっただけのこと、時間の無駄とは思えないから不思議。
4日目にして初のフィッシュ&チップス!Oxford street近くのガストロ・パブ、Adam&Eveのもの。すっごく美味しい。しかも食べきれる量!
今日はライブ2日目、しかもオーケストラ・スティール(ステージ前)なので、わくわくして支度。ちょっと早めにROHに来てしまった…。
まだほとんど人のいないロビー。階段を昇ると、バルコニーに行けると同時に、レストランやバーにも行ける。ちなみにこの時のイベントにちなんだディナーもあった(ライブ前は胸がいっぱいで食べれないと思ったので、予約しなかったけど)。2品コース30ポンドで、It’s a
sin とかいう名前のメニューもあったようです。
私がちょっと時間を持て余し、ここで座っていたら、ROHの支配人っぽい貫録のある紳士が通りかかって、私の方に歩み寄ってくる。なんだろーと思っていたら、「昨夜もいましたよね?」私「あ、はい、いました」紳士「見ましたよ。バルコニーで踊っていましたよね。あなたが昨夜のベスト・ダンサーでしたよ!!」(と、だいたいこんなことを英語で言われました。)
はー恥ずかしー。めちゃ褒められた?バルコニーだから見えないと思ってたら、見えてたのね、結構…。やっぱ着物は目立つかー。
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