人形作家からのアプローチ

#5
on the beach

Lifelike doll

 

 

 

 

「人形」から、「リアル」に戻った。
人形世界にはいわゆる“生人形(いきにんぎょう)”と呼ばれるものがあり、
中には大きさも人間に近いものがある。
これは私には未知の世界。
今回は、なるべく似せることに重点を置いて、大きさは他と変えずに、
塗りの方法を変えて、初挑戦。
(いつもは胡粉+水彩・パステルでほんわか仕上げているが、
胡粉+油彩で彩色。ただ、もともと胡粉って、日本的な肌艶や、
子供や少女のようになまめかしい肌感を表現するので、中年には向いていないのは確かなのだ・・・。)

こんなきっかけがなければ、挑戦していなかったかも。

人形作家は“もういいだろ”と思いますが、マーガレットは“もっと〜!”といいます。

 

 

 

 


「Sean」

髪型にまた苦労した。モデルが衣装や角度によって変わるカメレオンのため、最後までいじりたおした。
結局、前作同様、人毛を編みこんだ薄い布を切って貼って、ざっくりカット。
若い時代より今の方がずっと味があっていいけど、今はもうすこし太っているかな・・・。



 

市内のビーチ。秋なので、誰もいない

 

 


「Francis」

やはり、髪。多すぎてもなさすぎても違う。柔らかい髪質は、やっぱりモヘア。少しづつ貼る。
やっぱり、このお方は乙女コンピューターが詰まったお鉢がキモだよな〜〜。


縮尺が微妙で、ギターに見えない〜。ウクレレ?ハワイ?

 
この写真は室内です。
やや下がったナチュラルなお肉が表現できたでしょうか・・・。

 

 



(こちらはウィッグかぶっています)

製作データ(2体とも)

サイズ・・・60cm
素材・・・石塑粘土に胡粉塗り+油彩
グラスアイ、人毛、モヘア、布など

 

 

 

 


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