人形作家からのアプローチ

 

 

 

 

私の本業から、ニールとクリスを解剖してみたいと思います。



 

 

 

カタチフェチ、人形作家からの視点

ニールは推定身長183cm。
スラリ7.5頭身。最近、少しだけ太ったけど、何をコスプレさせても似合う、パフォーマーとしても天分の恵まれたルックス。背が高い割には、腕がちょっと短いのは、よく指摘されるところ。
 顔は、若い頃はちょっとくどかったけど、脂が抜けていい感じに。かつては栗色のウェービーヘアも、現在はちょい薄い&白髪で、逆にセクシー度アップ。
彫が深く、パッチリお目目はアングロ・サクソン系(昔、北欧から渡ってきた背の高い民族で、典型的イギリス人の形の一種)と思われる。アイリッシュの血も入っている。骨格も面長、鼻筋も細い。少しだけ歯がリス系。瞳が大きくとても美しいマリンブルーと、バチバチのまつげ。この瞳にまいっちゃうんだよね。
同系人は、ルパート・エヴェレットなど。

クリスは推定身長175cm。
6.7頭身で、典型的ケルト系(もともとブリテン島に住んでいた先住系)の体型。割と”イギリス人”の典型的ルックスをしているので、飛び出たインパクトがなく、洋服で雰囲気が変るカメレオン系である。
 顔は、あまり老けないタイプで、お肌のお手入れに気をつけていれば、いつまでも若く見える。元髪はダークブラウンだが、最近はブロンドにブリーチしている(ダーク系短髪の方が似合う)。お鼻がちょい丸く、唇も薄め。瞳の色はヘーゼル。光によってはちょっと緑がかっているかも。イングランド人だが、スコットランド系に近く、実際に彼にはスペイン系も入っているという。ユアン・マクレガー、ジュード・ロウなどとも共通点が多い。

 

 

 

 

 

インスピレーションドールを作る苦悩

フィギュアやマネキン、蝋人形じゃないので、人形は、パーツをそっくりに真似るわけではありません。たとえ本人からカタドリしてそっくりな形をしていても、それは死体の複製か、笑うに笑えないビミョーな代物になりかねないのが恐ろしいところ。
人形を作っている人間なら、ファンがモデルの人形を作ることは一種のファンタジーで、わかっちゃいるけどやめられない、本能的なサガのようです。たいがいは、死屍累々と室内にできそこないが転がるわけですが。

人形というものは、作者の意図が入ってこそ人形です。しかも、自分だけのための、世界に1つだけの人形。まあ、そんなのがキモイ、コワイ、と思う方もいらっしゃるのでしょうが、人形作家とはそんな存在なのです。
(ちなみに全ての作品にモデルがいるわけじゃありません。ファンタジーを実現させようとするのは、あくまで数年一度、あるかないかですので・・。)
だから、対象物を自分の中で咀嚼の上再構築する・・・よって、他人にとってはどうってことない、似ていない作品になっているかもしれません。衣装も、ただ単に「着ていそうな感じ」ってだけで、完コピではありません。
(「生き人形」という、精巧にそっくりに作るジャンルもありますが、私はそうじゃありません。)

でも、自分ではそれでいいのです。雰囲気やオーラが写し取れれば。
だいたい、人形は人間とは等身も違えば、パーツの比率も違う。
あくまでもモデルでしかないのです。そして、いくら時間をかけてあれやこれや試行錯誤しても、決して100%満足できるものはできないのです・・・。やはり、足りない。
そんなブツブツ愚痴もありますが、よかったら見て下さい。


#1

#2

#3
お遊び

#4(9/1 ‘05追加)

#5(9/18 ‘05更新)

#アクションフィギュア(11/5 ‘06更新)

 

 

 

 

 


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