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♪♪妄想乙女マーガレット通信★vol.08♪♪
別冊「まりりんのの日記」/ペットさん(ペット・ショップ・ボーイズ)偏愛フリーペーパー
第8号・2005年10月4日発行★発行人:まりりん石原、執筆乙女:クリスティーナ・マーガレット・ロウ

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こんにちは、マーガレットです。今日はクリス・ロウ誕生日スペシャルよ!
10月4日はクリスの誕生日。1959年生まれだから、46歳。いい年齢じゃないですか?
ちなみに、10月4日生まれの人の誕生日占いは以下の通り(某サイトより、拝借)・・・。けっこうあたってるような、いないような。

性格:パイタリティーが旺盛で非常にタフな人です。と同時に、人の悲しみを理解する優しい心も持っています。その気になれぱ、人を押し退けて進むことができますが、あえて避けることが多いようです。身近な人は、そんなあなたを歯がゆく思うでしょうが、その優しさこそあなたの一番の財産です。人のためになる仕事をしたり、ボランティア活動に身を投じると素晴らしい人生に…。
恋愛:弱みを見せることがないために、「冷たい」とか「可愛くない」と思われがちです。異性から、たくさん誘いはかからないでしょう。でも、それでメゲるあなたではないはず。これはという人が現れれば、ズバッと告白をキメ、見事に恋をつかむはず。交際中や結婚後は、愛より、他のことに目がいきがち。もう少し愛情表現や夫婦生活に熱心になったほうがよいでしょう。
相性のいい人:純粋な人、博愛主義者、生活力のある異性、水瓶座のA型。
相性の悪い人:目立ちたがり屋、エゴイスト、お金に細かい人、蠍座のB型。

★★★★今日のピックアップPV★★★★
『とどかぬ想い』(`87)監督・・・エリック・ワトソン

クリスの右目ドアップから始まる、クリスがフューチャーされた貴重な1本。もう2度と見られないであろう、クリスの美しいタキシード姿!本人は「最低」というが、同じ格好で映っているアルバム「アクチュアリイ」のジャケ写真は「自分で選んだんじゃん」って言われているし、突然のダンスも「恥ずかしい」というが、「やりたいって言ったじゃん」って言われているし・・・なんだ、クリス、自分の責任だよ。しかも、へんじゃないから!シャイボーイなだけなんだよね。私は当時、このPVを見て、突然踊りだすトロンボーン弾き(当時は名前をウロ覚えだったのだ!)が、不思議で仕方がなかったが、それでかなり印象に残ったのだから。
 2人の大好きなダスティとのコラボだが、実際にはダスティは彼女のパートだけを後でレコーディングしているし、ステージでもニールとのデュエットはなかったと思う(あったらすいません)。なお、ダスティが声を入れる前のデモテープでは、なんとクリスがダスティのパートを歌っているという。クリスとニールのデュエットはほとんどないんで、そのデモテープ、聞きた〜い!どっかで出回っていないでしょうか?


この邦題、どうなのよ。


★★★★矛盾の国のクリス★★★★

 インタビューなどは年代がいろいろだったりするので仕方ないのかもしれませんが、クリスには矛盾がいっぱいあるんです。ニールは一貫したバックボーンなり趣味趣向なりがあるのに比べ、なんとも気まぐれさんです。そのあやうさに振り回されて、どんどん深みにはまっていく感じ。

@音楽はポップ、生き方はロック
 音はめちゃくちゃ聴きやすい。誰にでも受け入れられるほど間口が広い。でも実はかなり中毒性物質があり、おいしくて口当たりがいいからといって毎日多量摂取すると、依存性を発揮するヤバ目のソフトドラック系。そしてそんな音を作り出すクリス自身は、多分計算なしのロック体質。たとえ敵が増えても言いたいことは言う。PSBの政治、反戦、ミュージシャンへの問題発言は、たいていクリスが発したもの。
 自信家で怖いものなしの発言があるかと思えば、急に弱気(僕は悲観主義者、報われない愛が好き、など)になったり。精神的にジェットコースターなのかも。放っておいてほしい、という面、あまり軽んじるのもダメ。ライブで目立ちたくない(評判がよかったからもう歌わないなどの天邪鬼発言)と言っても、やりたくないわけでもないらしい・・・舞台でズボンを脱ぐ。突然の馬鹿笑い。けっこう難しい。ニールしか扱えない人かも。フラジール(取り扱い注意・壊れ物)。

Aクラブでブイブイ?おうちでまったり?

 まあ、年齢にもよると思うけど、クラブやディスコ大好きで、ナンパもしてそうな遊び人っぽいところがあるかと思えば、誕生日やクリスマスなどアニバーサリーは、おうちで大切な人たちと過ごすらしい。お酒はけっこう飲むようだけど、大好きなクラブやパブでも絶対ノー・スモーキング(ニールですらクリスのために若い頃タバコをやめた)。UKミュージック界・ゲイカルチャーなどではほぼ100%避けて通れないのがドラッグ。これに関してはなんともいえない。『ウェストエンドガールズ』ではドラッグ売買の場面が出てくるし。ピアスやタトゥーなどの人体改造(およびアンチエイジングを含む、セレブなら当然の美容整形)も否定派。おしゃれだけどアクセサリーもあまりつけない。もちろん歳をとることは自然任せ、じゃんじゃん年齢を重ねています。唯一、去年までのブロンド・ロンゲ時代は作った若さと色気があった。

Bどっちだよ!はっきりしてよ!
 感情に正直と思う半面、発言がたまにうそ臭かったり皮肉っぽかったりも感じられる。どっちが本当なのか、わからない。全く、言葉どおりに受け取っていいのやら、どうやら。
 絶対にプライベートは明かさないと断言しているくせに、エロネタ・インタビューにはキッチリ答えていたりする。エロいことは確かです。ファンの男子とはキャッキャと写真に納まっているのに、女子との写真は微妙にブスくれているのは何故よ。どちらかというと女子はニールファンが多いのかもしれないけど、鉄壁の女嫌いの雰囲気すらするので、近づきがたいような。単にシャイなだけ?ニールは女子にもフレンドリーよ。言葉で言わなくても好き嫌いが顔や行動に出すぎ。あなたがどんな趣味趣向でも、いまさら誰もあなたを責めたりしません。かえって、女性と電撃結婚とかしたらすっごい驚きます(私、灰になるかも)。でも、100%絶対ないとは言えないんだよねえ、彼の場合ばかりは。ふ〜〜。


★★★クリス・ロウ様、容姿変遷記★★★★

 まあ、私はクリスの外見だけに惹かれているわけではないので、太ろうと髪がどうなろうとまったく気になりませんが、かねがね、クリスはカメレオンだと思っていました。ニール先生は、たとえ太ろうと御髪のカタチが変わろうと、100m向こうからでも絶対ニール先生だとわかるけど(多分)、クリスは『目立ちたくない』姿勢なので、見るたび変わるんです。特に、ジャケや宣材写真ではほとんど笑うことがなく,PVでも無表情が基本なので、素っぽい笑ったときがあまりにも違う。同時期でも、髪形と服装ひとつでかなり変わります。今日は(勝手に)徹底的に検証してみたいと思います。


  
右写真、なんだかやばいくらいアイドル。両方同じポーズ。

先ずデビュー前後、’85〜’86年頃。24,5歳?「オポチュニティーズ」のニール先生の歌詞のように『君はルックスがいい』からアイドル路線だったのか微妙だけど(でも、当時の日本の雑誌などでは二人ともちょっとアイドル扱いだったよね?)、髪がクリクリクリスは確かにめちゃめちゃ可愛かった。(左の写真、いつもおしゃれなニール先生の服さえダサい、うれしはずかし80年代…真ん中二人は誰か知りません)

 この写真のキャプションには、「1984年、ニールがライター時代にスティングのインタビューのためNYに行って、ボビーOにランチをおごってデューのきっかけをつかんだ」というエピが載っていた。もしや、本当にその時に撮った写真?まさかね、衣装だよね。クリスがわざわざこのカッコでNYについていったとも思えないので、多分、後から『このレストランで・・・』なんつー再現をしたんじゃないのかな。

 

80年代後半。28〜30歳。デビュー後、しばらくして。まだ可愛さが残る、少年のよう。というか、この時代が一番オトコマエ。ただし、ものすごく忙しかった模様、ちょっとお疲れ顔のときもアリ。『オールウェイズ・オン・マイ・マインド』(`88)ではジュード・ロウ似、『オールライト』(’90)のPVではユアン・マクレガー似。余談だけど’89年「ロッキンオン」表紙では半パンで、リアルにパンツ見えている。油断したな。

さて、このケバ目の美女は誰・・・って、クリスに決まっていますが。へんてこ映画『夢色の幻想』(‘88)に、全く必然性なくほんのちょっとだけ出てくるオカマの(?)占い師。ニールでさえ薄っぺらい”女らしさ”を表にさらした事はないのに、なによ、このベタなドラーグ・クィーンぷりは。ポーズといい、写真の撮られ方といい、意外とイケル、とか思ってそう。クリスはマニッシュなところに華があるタイプのゲイ(推定)なんだから、もうやっちゃダメです(やってないけど)…癖になります。

アメリカ版のセルビデオのジャケにのみ掲載。
少なくともマーガレットよりはいいドラーグ・クィーンっぷりだわ…。お忍びでサンフランシスコのゲイ・パレードにも出れるわよ〜〜。一緒に参加する??(もしかしたらこの写真は、日本のジャケやパンフなどを含め、他で見たことないので、すでに封印されているのかも…後悔してるんだろうなあ。)

 

90年頃、30歳以降、髪をボウズに。このボウズは’03年頃まで続くが、人前では帽子着用率95%なので、マイナーチェンジはあったかも。元髪はダークブラウン。顔がいつもツヤツヤピカピカしていて、体型もスレンダー、PV『オールライト』の和み顔といい、なんだか幸せそうな感じだった。でも、基本的には無表情を崩さなかったな(たまに左写真のような顔もする!)。
 たまに指輪(ほとんど右手中指だが『レフト・オン・マイ・オウン・デバイセズ』ジャケでは左手薬指に!)しているのが気になる。

 

 

30代半ば、90年代中ばに入ると、ほぼ100%サングラス着用。左写真はアルバム『ヴェリー』(’93)の頃、右写真はアルバム『バイリンガル』(‘96)の頃。写真を探していてもなかなか素顔が見つからない。この辺から、存在はしていても、姿を消しているような感じに。ライブでも歌ったり真ん中に出てくることはなくなった。ニール先生のフロント・マンとしての重責が増えた。

 

 2000年頃。40歳に突入。ナイトライフツアーの、例のキライだというウィッグ。このウィッグにもいくつかバリエがあって、これはドレッド風。スカートははいていない(ニールは着用)。ウィッグを取るとやっぱりボウズ(ちなみに体毛が濃いことは確認済み)。以降、ライブではひたすらキーボードに徹するため、カメラアングルが悪いとあまり映っていない。

 2004年、44歳。短いロンゲ&ブリーチ時代。ちょっとエクステっぽいが、地毛だって。痩せてる〜。とにかく若く見えたし、ニールが『みんな、クリスだとわからないかもね』と言っていた(そして相変わらずクリスを見ている)。個人的には短い方が好きだけど、まあカッコイイし、バリエーションがあっても良しとしましょう!若い子に好かれようとか、そんな動機だったらイヤです。

 

無断拝借のため、自粛

 割と最近のものと思われる、ファンの撮った写真と、オヤジ2人の和みオフショット。時々見せるおちゃめ顔。多分こっちが本当で、ジャケ写真や宣材写真はかなり作ってんだな、と思います。普通ですね。歳をとってきたら、ルックスがロシア系に近くなったような気がする・・・。よく見ると瞳も茶色だったり、緑っぽかったり。

  

無断拝借のため、自粛

写真は’05年9月5日(45歳11ヶ月)、つい最近のハンブルグのライブでファンが撮った出待ち写真(ちなみに周りはヤロウばっかり)。左の横顔はけっこう太っていてオヤジっぽいんですが、右の笑っている写真は、別人のように顔が細くないですか!?これ、連続写真ですよ!同じ人とは思えません。いくら笑う(歯を出す)と顔が変わるからって・・・。ミステリアス〜〜。



★★★★マーガレットの気持ち★★★★

 悶死。今のマーガレットは悶死状態。かつてどんなに入れ込んだ人(現実の想い人や過去の恋人、憧れの俳優やミュージシャン)の誰よりも、この全く現実に繋がっていない人に焦がれている。なぜか、マーガレットは死に近い人に魅了される。現実には有り得ないのに、なぜかいつも朝起きると、彼が死んだニュースを知る妄想をしてしまう。絶対嫌だけど。
 私の脳の状態のタイミングといえば、その通り。だって、彼には20年前にTVの中で出会っていて、現実にはそのときと距離は今もってなんら変わりないのだから。自分の立ち行かない現実と、夢のような非現実とがくっついてしまい、“現実に有り得ない夢を現実だと勘違いしている”のでしょうね。例えば、誰もが「3億円の宝くじが当たったら使い道はどうしよう」と妄想するのと同じ。現実にはほとんど有り得ないけど、0.00・・・何%でも、完全に0じゃないところが憎いよね。でも、マーガレットの気持ちは宝くじより夢の世界だよね。もう、クチにしちゃいけないことなのに、こうして文章にしている。どんどん溢れてきちゃう。書かないと、自家中毒をおこして、毒が回って死んじゃうかも。
 『パニナロ』で、クリスの口から「You are(were) my lover」という言葉が聞こえるだけで、ドキドキするもん。完全に妄想ね。まあ、こういうのがストーカーの第1歩かもしれないと思うけど、私はストーカーは出来ません・・・。繋がるのが怖いもん。出口は現実しかないから。どんどん現実逃避しているから、本当は出なきゃいけないのはわかっているけど。
 でも、さんざん悩んで、現実に手紙を書きました。誕生日の時期は世界中から手紙やプレゼントが来るから、読まれる可能性はあまりないかもしれないけど、それでもささやかな自己満足として。
 ただし、作品(人形)を勝手に贈りつけるというのは、やっぱり怖い行為だと思った。『あなたと私の恋愛小説を書きました。読んでください』って、怖いでしょ!これと同じだから!

 


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