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♪♪妄想乙女マーガレット通信★vol.27♪♪
別冊「まりりんのの日記」/ペットさん(ペット・ショップ・ボーイズ)偏愛フリーペーパー
第27号・2006年04月発行★発行人:まりりん石原、執筆乙女:クリスティーナ・マーガレット・ロウ

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マーガレットです。春ですよぉ〜。でも、暖かくなるとヘンな病気がでるので、春から夏は好きじゃないのよ。楽しいことばかり考えて生きていけたら、幸せなんだけど。

★★★★今日のピックアップPV★★★★

『ロンドン』(`02) 監督・・・マーティン・パール

 

 『ウェスト・エンド・ガールズ』から18年、再び2人がロンドンを歩き回ります。ロケしていても誰も振り返らなかった18年前に比べ、今回の路上ライブスタイルは、ギャラリーに囲まれています。こんなラッキーなロケに出くわしてみたい!
 曲の内容は、ロンドンにやってきた不法労働ロシア人の話しながら、なんとなくノスタルジック&アコースティックな曲調なので、ほのぼのしちゃうところ。ロンドン観光案内も、PSBカラーで行くとゴミの浮かんだ側溝とか、普通の人たちの普通の生活が描かれる(ビデオ監督は写真家さんです)。

'London' screenshots - captured from MTV 投げ銭する酔っ払いオヤジ










★★★★今日のインタビュー「T
he Word」@★★★★

 イギリスの音楽雑誌「The Word」4月号の表紙を飾ったPSBですが、インタビュー記事を訳そうと思ったら、コレがけっこう難しいんだな〜(固有名詞が多いし・・・)あ、ぼちぼち訳しますので・・・。今日は全体の1/5しか訳せてませんが。

 ペット・ショップ・ボーイズ自身の一般的に好ましいストーリー・・・どちらも自発的なのだが・・・最近、ドイツのTVドキュメンタリーと一緒に、いくつかの映画化にかかわっている。国際的プロモーションは活動するポップスターの害毒だが、この質問は明らかにある方向に傾倒しているが、気分を害さないでほしい。全てはエンターティナーたるゆえだ。そのドイツのインタビュアーは、ニール・テナントに、クリス・ロウがペット・ショップ・ボーイズにもたらしたクオリティについて尋ねた。ニールは笑って答えた。クリスの膨大な音楽の知識と多才さ、彼の枯れることのないエネルギー、
ユーモア、インスピレーションの力について触れた。彼は精神の高揚と内省のどちらも愛していて、ペット・ショップ・ボーイズであってもなくてもこのたぐいのことは本能的な理解の上、最終的にはもちろんクリスがいなくてはならない存在なのは明白な事実であり、それがペット・ショップ・ボーイズでありえた全てなのだ。
 インタビュアーはクリスに、このバンドへのニールの功績を尋ねた。クリスは考えに考えて、最終的に返答した。「僕は何も思い浮かばない。ごめん」。
 彼らが(別々に)述べたこの瞬間、ポップ界でも最も気難しい彼らが笑い転げた。明らかに・・・私も思っているが・・・彼らはペット・ショップ・ボーイズの風刺の一面を引き立てて見せてきた。ニールはおおげさに計算し、誰も彼の面前に何があるかわからないし、恩知らずの弟であるクリスはむしろTVを見るのが好きで、一種のシンセポップの逆“Steptoe and Son”である。私は、彼らもそれを楽しんでいると思っている。バンド的用語で言えば“Very Pet S
hop Boys”は彼ら以外のポップ・マシンの大立者バンドのかたくなな拒絶により妨げられている。
 「僕たちのレコード会社は、はじめからずっと“ペット・ショップ・ボーイズはとても気難しい”と思っていた。」とニールは言う。「彼らはこれをしたくなかった・・・現実に、僕たちは主義と誠実の水準を確かに持っていた。例えば、有名なら、僕たちはロイヤル・ファミリーのようにはしない。これは今週の問題だね。アルバムなんかのためになりうるチャールズ皇太子の事件はいつも存在する。僕たちはアウォード・セレモニーが嫌いだ。それで、僕らはマドンナやニューオーダーに与えたり、与えられたりする(笑)。ショービジネスの様子は好きだけど、ロイヤル・ファミリーは苦手だ。」
 今日の世界では、有罪―無罪・プロモーションの否定は時代遅れの態度に見える。ローレン・ケリーと一緒にやることやナショナル・ロテリー・ドロウ(国営ロト)が悪いのか?みんなやっている。しかしそれこそ、私が他のポップグループよりとりわけペット・ショップ・ボーイズを高く評価する理由のひとつである。身に沁みるバラードや心を満たすダンス賛美曲の下に、彼らはアートのためにそこにいる(すでに彼らの最新グレーテスト・ヒッツが”ポップ・アート”と命名されている)。ペット・ショップ・ボーイズは軽薄なポップミュージックを本気で取り上げている。U2の曲をHI-NRGディスコ・ストンパーに翻訳し、暗示をこっそり忍ばせ、二重の意味合い(『いつもこんな僕じゃない』『ソー・ハード』『シングル-バイリンガル』『フラボヤント』)がポップチャートに入っている。このため、彼らはふつう皮肉屋と言われるが、ゲイテーマのディスコ・デュオが大多数の、ギターを弾くリアルな男や魅力的女性のストレートな関係性について書き、もっと納得行くように歌う事はちょっと皮肉だと、私は思う。それについては、ほとんどのペット・ショップ・ボーイズの熱狂的なファンはヘテロセクシャルだと思うが。

ペット・ショップ・ボーイズは何でもやる」
彼らはそう思われていない。最初、彼らはライブショーをやらないと公言していたが、彼らは故意に「パフォーマンス」というムダ使いの大陸横断ツアーで50万ポンドから100万ポンドを失った。2000年、彼らはグラストンベリー・フェスティバル(「後年、オペラが開催された。」とクリス・ロウは言う「僕たちはグラストンベリーを文化的にした!」)でタップダンサーと巨大なダスティ・スプリングフィールドのビデオを持ち込んだ。そして、結局自分自身のキャンセルで終わることもある。彼らの最近の最も美しいシングルのひとつ、大陸横断のラブ・ソング『ホーム・アンド・ドライ』で、彼らはアーチスト、ウルフガング・ティルマンスの、トッテナム・コート・ロード地下鉄駅をネズミたちが這い回る“不名誉な”ローテクのビデオを撮らせている。MTVにさほど出来の良い作品だと思わせるのは不可能だった;この曲は14位止まりだった。彼らが失敗したときでさえ・・・ウェストエンド・ミュージカル『クローサー・トゥ・ヘヴン』は、敬遠されるゲイのドラマ立てで、愛されるヒットの代わりに新しい曲は『リリース』につながり、ザ・スミスのジョニー・マーが参加した。しかし、“そこそこの”売り上げはペット・ショップ・ボーイズの興味深い失敗だった。彼らの商業的アピールは、ニール・テナントが“皇帝時代”と位置づける80年代の終わりに『ウェスト・エンド・ガールズ』から『ハート』までの2年間で4曲が1位を達成したときのように長くは続かなかった。しかし、彼らはレコード会社すら興味を失ったようなポップチャートの中でアシャンティやアークティック・モンキーズとともに静かに競争を続けたがっている。ペット・ショップ・ボーイズは、チャレンジをやめようとはしない。ポップ界でそれをし続けるのは彼らだけであるのは尊敬に価する。
 そんな中、彼らは・・・成長するポップグループとして・・・これまでにない音楽に方向転換をしてきた。世界は、ビートルズやディランやブルー・トロープの系統が減少しつつある中で、円熟したロックバンドであふれている。51歳(ニール)と46歳(クリス)のペット・ショップ・ボーイズは値打ちのあるものを提供し、クラフトワーク、ジョルジオ・モロダー、ハウスミュージック、テクノを育て上げた我々のために走り続けている。おやじロック、おやじレイヴで構わないんじゃないか?少なくとも我々のコラボにはいいはずだ。今年、ペット・ショップ・ボーイズが9枚目のアルバム『ファンダメンタル』をリリースする。面白く雄弁なリリックがここにあり、いつものようにショッキングで、ダンスビートで元気付けられ、プロデューサーのトレバー・ホーン(『リラックス』『トゥートライブ』を製作し、ペット・ショップ・ボーイズとは1989年の『レフト・ト・マイ・オウン・デヴァイセズ』『オールライト』のすばらしい仕事以来、再び)の力を借りたリベンジで戻ってきた。ペット・ショップ・ボーイズの新しいニュースとしては、IDカードに反対し、英国は恐怖の風潮が流布している。『ファンダメンタル』は1993年の『ヴェリー』(『ゴー・ウエスト』を含むアルバム)以来の最高のアルバムだろう。なぜなら、シンプルなエンターテイメントと理解されることは力強いことである。そう、ボーイズは君を楽しませるためにここにいるから連中に会うといい。

ペット・ショップ・ボーイズがしないことがあれば教えてください
ニール:セレブの社交はしていないね。僕らはレッド・カーペットを歩いていない。
クリス:僕たちはバック・ドアにいる。
ニール:僕はこれ以上プレミアに行くつもりはない。輝かしいフリー・ドリンクやフリー・フィルムについて考えた。いまそれは、あまりに無情に入手されている。彼らは君を遠くに下ろし、君は微笑んでカメラを通り越してそれを手に入れる。ぞっとする。
クリス:“ウォーク・オブ・シェイム”だね!
ニール:まさしく!ウォーク・オブ・フェイム(栄光の道)はウォーク・オブ・シェイム(恥の道)だ。もっと恥ずかしいものといったら・・・皆が君の名前を叫んだり、逆に誰も名前を叫ばないことかな?そこは負け組の立場だ。僕が行った最後のプレミアは「ロード・オブ・ザ・リング3」で、行きたいと言った姪と一緒だった。僕はプレミアが嫌いだといったら、彼女は僕を哀れな年寄りみたいに見たよ。僕は「ニール、ニール」と叫ぶ、哀れにもありがたく思っている少数の人を喜ばせたようだ。でも、僕は姪がいようといまいとパパラッチされることを拒否した。
クリス:“ニールと一緒のミステリー・ガールは誰!?”ワハハ!
ニール:僕たちが席に着くと、イアン・マッケランが到着した。神に感謝!長年知っている人に会えてよかった。突然、彼らは世界で一番有名な人になった。
クリス:コスプレで入場してきた?
ニール:2年前、世界で一番有名な人物はガンダルフとエミネムだったが、僕らはガンダルフを知っていた。それは不思議な話だけど、これまで言ったことはない。イアン・マッケランは60歳でハリウッド・スターになった・・・血まみれで!それから彼らは彼について『サウス・バンク・ショー』でまるごとやって、彼がゲイになることについて続けた。なんて退屈。
クリス:僕らも60歳になったらキャリア・チェンジが必要だよ。
ニール:そう遠いことじゃないね。                                                    (続く)




★★★★今日のちょっとだけ関係者★★★★
 ロビー・ウィリアムス
 1974年2月13日イングランド・スタフォードシャー生まれ、本名ロバート・ピーター・マキシミリアン・ウィリアムス。
 数年前、イギリスでもっともセクシーなシンガーに選ばれたロビー。当時、離婚したばかりのニコール・キットマンと噂があったからかも。その割には日本では一般人に知られていないよね。
最もセクシーの称号も、マット・デイモンが“アメリカで一番子供を生みたい男性“に選ばれたくらい、ピンと来ない。セクシーというより、私には過剰に見えますがね。


・・・だから、濃いよ。裸族だし。

ロビー・ウィリアムスといえば、そのクドいルックスとは裏腹に、イギリスのアイドルグループ、テイクザットの元メンバー。グループを脱退後、もともとのやんちゃとアル中&ヤク中から、休業を経てソロ活動。見事トップセールスを誇るシンガーになる。ついこの間、ロビーはイギリスのタブロイド誌の「ロビー、ゲイ疑惑」報道の裁判に勝訴していました。ゲイではないけど、一歩間違えばゲイっぽい容姿といい、このやんちゃっぷりといい、アル中復帰作にジョージ・マイケルの『Faith』をカバーするなど、ゲイに好まれる要素はたっぷり!
 PSBとは数度(ニール・プロデュースのノエル・カワード・トリビュート『20t
hセンチュリーブルース』、TVかラジオの共演など)コラボがあるが、先日、ロンドンの高級レストランで、ニールとのディナー現場を目撃された。ニールは「おいしそう」と思っているに違いないけど、まあ、デートとか、怪しい関係ではないことは確かなので、仕事の話なのは間違いない。いずれコラボ内容がわかることでしょう。

 

★★★★今日のお写真★★★★
 PSBの公式ファンクラブ(UK)に入ると、毎年クリスマスにカード(またはCDなどのプレゼント)が送られてきます。今回はそのコレクション(マーガレットはそんなに初期から入会しておりませんが・・・)。


初期、80年代後半。かわいいっすね〜。


91年、『ペーパードール』だそうです


93年、『ゴー・ウエスト』コスプレの飛び出す立体カード


96年、アバントカレンダー(クリスマスまで1日いちまい窓を開けていくヤツ)


97年、評判のよかったオリジナルCD


99年、あなたもPSBの一員になれる、眉毛と髪の毛のお面


01年、はしゃぐクリスとニール


02年、「NO WAR」のメッセージ


04年、ポチョムキンのプレビューDVD


★★★★今日の映画★★★★

『アレキサンダー』(04)…昨年度のラジー賞(最低映画賞)を総ナメした映画ですが、ゲイ映画かもしれないので、ガマンして観てみました。3時間の超大作!社会派監督オリバーストーン!
 お金かかってる。戦闘シーンなんて、どうやって撮ったんだろうと思うくらいスゴイ。でも、ぐちゃぐちゃのベロベロで、後味ワルッ!そんな大スペクタクルを全て覆す、アレキサンダー=コリン・ファレルの金髪(ありえねえ)と、真っ黒なゲジまゆ(しかもハの字)での泣きっ面・・・。いくらなんでも凡人過ぎるだろうよ。コリン、あんた生粋のアイルランド人じゃん!それともコリン星人か!ああ、もうヤダ。当初主役と言われていたレオナルド・ディカプリオといい、キャスティングがおかしいよ。
 肝心のアレキサンダーの男愛人(ジャレット・レト)とは、何もナシ!ただ言葉で愛を交わすだけ(それも、やりようによってはエロくなるのに、なぜかエロくない、ひたすらキモいだけ)。
 あれ、おかしいな…。何かが間違っているゾ。何を見せたかったんだろうね、いったい。数年前に見たアニメ『アレクサンダー戦記』は面白かったのに(ちなみに絵がアメコミ『イーオン・フラックス』の元ネタと絵が同じヒトで、全員太腿丸出しの妙ちくりん)。今度は是非ゲイの監督に撮らせてやってくれ!

 

 


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