BEHAVIOUR1-4
「How can you expect
to be taken seriously?」
クリス:そんなヅラをつけて、なあ
(一言コメント:1999年)
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原文歌詞はこちらでご確認ください
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舞台の上で生きる君は、みんな認めている
誰が見ても君は輝ける希望のスターだと
だから君がスポットライトを浴びるとき
名声とセレブリティはすでに保証されている
ねえベイビー、凧のように高いところに行ってしまうの?
ねえベイビー、毎晩のように世間の注目を集めるの?
本当にまともに取りあってもらえると思っているの?
法則の世界に生きる君、みんなそう思っている
君はもうそれに飽きて、何か新しいことをしたがっている
君は知的で偉大な権威者だ
全世界にエコロジジーを説く
ねえベイビー、それ以上のものを求めているの?
ねえベイビー、何らかの責任を負う気があるの?
本当にまともに取りあってもらえると思っているの?
そんなことで、本当に
君は見出しをにぎわしている、みんなが知っている
新しい大儀が現れるたびに
君がそれを支持し、王族に謁見することを
君は雲の上を行く人気アーティストでロックの殿堂入りをするつもりだ
ねえベイビー、どうやって長続きさせるつもり?
ねえベイビー、マスコミなんか本当は大嫌いなんでしょ?
そんなことで、本当にまともに取りあってもらえると思っているの?
そんなことで、本当に
マジで
マジで
ファンにメッセージはある?
本当にまともに取りあってもらえると思っているの?
本当にまともに取りあってもらえると思っているの?
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Written by Neil Tennant/Chris Lowe
Produced by Pet Shop Boys and Harold Faltermeyer
ニール: 1990年、ボビー・ブラウンがすごく人気があった。特に「Every Little Step」が。クリスは以前ダンスが上手だった。
クリス:できるようになりたかったからね。
ニール: 彼はバックステージでよくやっていたよ。それで、僕らはスウィングビート・ソングにすることにした。この歌は、僕のアメリカの友人がこのアルバムを店で買うのをやめた原因の歌なんだ。彼は、僕らがスウィングビート・ソングをやるなんてショックだった。彼はすごく驚いたよ。僕のギターソロが入っている。本当に弾いているよ。さらにパワー・コードも演奏している。僕らはこの曲をスコットランドで書いた。僕らはディストーション・ボックス(音を歪める機械)を買った。もし僕が歌詞のためのアイデアに正直だったなら、Bros.と一緒に始めたと思う。僕らはBros.と同じマネージャーだったんだ。僕らはいつもBros.はいいと思っていたしね。Bros.はセカンドアルバムで戻ってきて、“ウォーガン”でTerry Woganに “寿命について”語った。クリスと僕はこれがとても好きだった。僕たちはよく継続や寿命について語っていたものだった。“寿命について”可能にする考えは、長寿を達成したのではなく、ただおかしな考え方のように思える。もちろんたまたま、Bros.はそれから3ヶ月しか活動しなかったけど。歌詞は、ポップスターの熱狂と尊大さなんかについて書いた。ポップスターの行動、言動をリスト化して「そんなことで、本当にまともに取りあってもらえると思っているの?」と聞いている。人道主義の原因を支持しているいろいろなロックスターに対するまっとうな攻撃さ。80年代の後半にこういうことに関して僕らは声高に言い続けている。1990年は熱帯雨林と、オゾン層が問題になった。僕の観点はいつでもここにあって、とても深刻な問題として今でもあるけど、ポップスターが関与したら陳腐になった。ポップスターはすぐにそれらについて興味を失って、問題自体が疲れた90年代初頭問題であるように思えて、だれも真剣にそれらを受け止めないようになると、僕は予想した。僕は正しかったね。ロックの栄誉の殿堂への非難もある。ロックがこの驚くべき反抗的なものとしてどのようにスタートしたか・・・、カントリー・アンド・ウェスタンとR&Bの融合、エルビス・プレスリーというワイルドなホワイト・トラッシュだったのに・・・それをニューヨークのウォルドルフ・アストリア・ホテルの例年の夕食に来ているディナー・スーツの多くの人々がロックの栄誉の殿堂に互いを指名している状態で結局終わりになる。全体を制度化したのはいつも僕にはちょっとおかしく思えたよ。僕が「ファンにメッセージはある?」というところは、ボーイ・バンドのこと。60年代以来、数十年と、彼らはファンへのメッセージを持っていない。突然人々はそれをやりだすんだけど。僕が詞を書いているとき、クリスは「もっと言葉を意地悪にするべきじゃないの?」と言った。はじめの歌詞がちょっと非現実だったから、僕は思いつかなかった。で、「ちょっと恐ろしいな」って突然思った。「君は虚栄心がすごい」というコンセプトなんだ、本当は。
(以上、2001年ブックレットより)
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プロモーションビデオ(You Tube)
1990年シングルはUKチャート最高位4位
―これは?
クリス:わー、あの帽子を見ろ・・・。イマイチだな
ニール:90年代さ
クリス:マーク&トレヴァーだ。
ニール:白のジーンズが流行していた。監督はリアム・カンだ。
―ほんとう?
クリス:このビデオ監督には、独特の表現様式がある
ニール:様式?
―スナップ映像?
ニール:ダンス音楽が得意な人だ
クリス:スナップ風の映像だね。彼の特徴だ。服はまたミュグレー?
ニール: いや、衣装でない服のほうはエルメスだ
クリス:ついにエルメスを
ニール:Tシャツはミュグレーだ。ジーンズはどこのかわからない。ジョージ・マイケルをパロってシーンがある。ここでなく、革ジャンのところだ。「Faith」風の姿さ。
―はっきりわかるわけか
ニール:それはどうかな。誰のことかは秘密にしているからね。
クリス:ダンスだ!気をつけろ!
ニール:見るのもこれが最後だ
クリス:数多く踊ってたので驚いた。すごく練習したんだ
ニール:この振り付けは?
クリス:彼らさ。帽子がすごい
ニール:笑える。シェイキン・スティーヴンス・・・
―今のは?
ニール:さあ
―オフレコで・・・教えてくれ
ニール:みんな許してくれ残念だがいえない
―ニールは?
ニール:シリアスリー♪A面の曲のせいか風刺が中途半端だ
―あまりよくない?
クリス:帽子とサングラスがおしゃれだ
ニール:ポール・スチュアートだ
―スタイリストは君さ
ニール:これは2人で
クリス:この格好は・・・
ニール:ジョージ・マイケルだね
―ギターがひとりでに直った
ニール:ビデオだからさ
―簡単に騙せる。誰がサックスを?
ニール:サンプリングだ・・・違う、これは本当に吹いている。この後同じようなディスコ・バージョンをU2の曲でやろうと決めたんだ
聞き手-クリス・ヒース
(以上、2003年POPART/DVDコメントより)
PV監督・・・Liam Kan
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★用語・人物メモ★
ボビー・ブラウン(1969-)・・・黒人ヒップ・ホップ・シンガー。彼を真似た“ボビ男”が日本でも大量出現。ホイットニー・ヒューストンとは離婚(調停中)。
Terry Wogan・・・イギリスのテレビ司会者。
Bros.・・・双子のゴス兄弟+1の美形3人組バンド。1987年結成、1992年解散。日本でも大人気で、ブロセッツという熱狂的ファンを生んだ。
シェイキン・スティーヴンス(1948-)・・・ウェールズ・カーディフ出身のロカビリー・シンガー。
エルメス、ミュグレー、ポール・スチュアート・・・全部ファッションブランド。PSBはファッションの番長なので。
ニール&クリスの”ロックスター嫌い”がテーマに出た作品。実際、デビューしてからの5年くらい、80年代後半から90年初頭にかけてはPSBはけっこう歯に衣着せずものを言っていたので、特にロックからは敵も多かった。
PVがイマイチと思う。もっと皮肉たっぷり、コスプレもやるなら徹底的にやってほしかったなあ。
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