BILINGUAL*2-5


How I learned to hate rockn roll


ニール: その結果、この曲はダンスミュージックになりました
(一言コメント:1999)

 

 


原文歌詞はこちらでご確認ください



当たり前のことを言い
愛を冷笑する
醜い風習を説教する
僕を含めて、除外してくれ

こうやってロックン・ロールをキライになった
こうやってロックン・ロールをキライになった

総ての感覚が鈍くなり、総ての情熱が消費される
誰もがやることをやって
約束は破られる
現状の焼き直し

こうやってロックン・ロールをキライになった
こうやってロックン・ロールをキライになった

 

Written by Neil Tennant/Chris Lowe


Produced by Pet Shop Boys


ニール:違うタイトルを何年か持っていた。でもこの歌はロッキー・レーンで書かれた。僕らはロックを嫌いだというについての歌を書いたことはなかった。

クリス:前のトラックの後にこの曲を入れるって、ちょっと皮肉だよ。僕らの好き嫌いを自分たちで本当にわかっているとは思えないな。

ニール:この歌は僕のキライなロックについての声明だ。すべての尊大さや偽善や残り全部・・・。僕が成長したから、そういうものがみんな嫌いだと言えるんだ。一度はロックが好きだったと言えるけど、ロックでロックに幻滅した。「どうやってロックに幻滅したか」というタイトルにするべきかも。それが不誠実だから、幻滅するんだ。みんな誰かをコピーして、誰もが世界を変えたくて、次に、ロックの貴族階級になりたいために、彼ら自身を変えていく。僕たちはいまちょうどそういう過渡期だ。

クリス:ダンスの貴族階級でさえ、今は悪くなる一方だ。DJたちはみんなプライベート・ジェットで世界中を飛び回り、フェラーリを乗り回し、ワインコレクションを持っている。しょうもな。

ニール:僕らがこの曲に音楽的に試みたかどうかはわからない。B面以上のものになるって僕は思っている。僕らがそれをやったらアルバムは終わらせられる。

 (以上、2001年ブックレットより



★用語・人物メモ★

・・・


ニール&クリスがロック嫌いなのは割と知られた話。音楽面より、その内容だと思う。たまにホントにバカな内容のロックとかあるもんね。昔ニールは、「ロックコンサートのステージで、ヴォーカルがひざまずいて歌ったりするのは誠意がない」と言っていたので、ロックミュージシャンやその態度が嫌いなのかな、って思います。音楽的にはポップとロックって境界線があいまいだし。ニールは頭がよいので、ちょっと天邪鬼なところもあると思う。あと、好きっていわれるとニヤニヤしちゃうけど、キライっていわれるとけっこう根深く貯めるタイプだよね。そうやって80年代には数組のミュージシャンとの確執が生まれたんだと思うわ。



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