FUNDAMENTAL2-4

Flamboyant

flamboyant2
 flamboyant


原文歌詞はこちらでご確認ください



君は過剰な世界で生きている
上はさらに上を目指し
下はさらに落ちぶれる
栄光なき日々など
死んだも同然
義務の質問は
好みの質問

すごくケバいよ
君のルックス
君に多くの注目が集まる
君のお仕事は
もっとエスカレート
警察沙汰を望んでる
君ってすごくケバい
君の生きる道
注目を気にしている
取材陣の人垣は
いつもここ
君は楽しくてやっているんだ

腐った時代で生きているね
人間の価値は
どのくらい遊んだかで決まる
毎日
大衆は知らなくちゃ
君がどこで何をしているか
君の生活はショーだからね

すごく目立つよ
君の生き方
品すらない
すごくケバい
まるでドラッグだ
人生に意味を与えるために使う
すごく目立つよ
君のルックス
君に多くの注目が集まる
君のお仕事は
もっとエスカレート
警察沙汰を望んでる

全ての俳優には
観客が必要
全てのアクションは
パフォーマンス
勇気が必要
君は知っている
通りを横断することでも
そう、ほとんど英雄的だ
君は目立ちたがり屋

君はどこの
プレビューにもいる
アーチストと君は
ポーズをつけて
目立っているね
古臭く思われてもいい
コレクター達は
イッセー・ミヤケの黒で決めている

すごくケバいよ
君のルックス
君に多くの注目が集まる
君のお仕事は
もっとエスカレート
警察沙汰を望んでる
君ってすごくケバい
君の生きる道
注目を気にしている
取材陣の人垣は
いつもここ
君は楽しくてやっているんだ

君は目立ちたがり屋
君は目立ちたがり屋


Written by Neil Tennant/Chris Lowe


Produced by Pet Shop Boys and
Felix Gauder and Stuart Crichton and Tomcraft


ニール: 「フランボヤント」はこのCD(POPART)の中で一番新しい曲だ、23ヶ月前に書き上げたばかり。ノートにタイトルを書きとめておいた中のひとつだ。“Flamboyant(燃えるような、人目を引く)”って、いい言葉だと思ったんだ。作曲はすごく面白かったよ。歌詞は現代のセレブ文化を歌っている。いつもマスコミに騒がれていたい人間の話。派手な格好でいつも人目を引こうとしている。特にモデルがいるわけじゃないよ、一般的な話。複数の何人かでもいい。

クリス:いきなり2曲ヒットさせろってのはちょっと厳しい命令だよね。僕らは自分たちのことをヒットを連発する業界的なソングライターだと思ったことはないしね。アビー・ロードのスタジオ2に入って、アルバム1枚分の曲をつくり、そこからシングルを選び出す 。時には、アルバムを仕上げてみたら、シングルに適した曲がないってこともある。いいさ、アルバムはできた。大事なのはアルバムだ、って思う。ヒットを飛ばすってことは瑣末なことに思えるんだ。

ニール:すごくいいサウンドに仕上がっていると思う。最後の1年半〜2年くらいのElectroclashは大好きだった。そっち指向の曲だね。

(以上、2003年「PopArt」ライナーより)




*以下はアメリカのファン・マスターWayneさんのサイトの曲説明を訳したものです。
http://www.geowayne.com/psbhtml.htm

 POPART2番目の未リリースのトラック「Flamboyant」は「Miracles」に続くシングルになった。「エレクトロ」スタイルの仕事をするドイツのプロデューサー/リミキサーの Tomcraft(Thomas Brückner)によって共同プロデュースされ、アップテンポで、DISCO3にふさわしいテクノ指向のダンス・トラック。シングル・ミックスはニールによる追加声のハーモニと新しいキーボード部分についてPOPARTバージョンと顕著に異なっている。

 「How Can You Expect to Be Taken Seriously?」のように、歌詞は1人以上の不特定の有名人を諭し、そして、一般的な「メッセージ」は密接に「Shameless」のものとより積極的な速度で同系に思える。ニールは、それが特に「原型」以外のだれに関するもものでないと言った。 その原型は(あからさまに言えば)「誘う娼婦」として述べられるかもしれない。

You're so flamboyant, the way you live
君ってすごくケバい、君の生きる道
You really care that they stare
注目を気にしている
And the press deployment is always there
取材陣の人垣はいつもここ
It's what you do for enjoyment
君は楽しくてやっているんだ

 彼は、このケバケバしいことがその人が生きる時代のデカダンスの派生物であるかもしれないと示唆しさえする・・・「腐った時代で生きているね/人間の価値は/どのくらい遊んだかで決まる」と。 しかし、それにもかかわらず彼は、そのようなパブリック・ディスプレイを維持することができるだれかを賞賛する。ニールがインタビューで答えている。「それは僕らの生方における、輝いている人々の重要性についてさ。オスカー・ワイルドとクエンティン・クリスプ、ボーイ・ジョージとマリリン、エルトン・ジョンとデヴィッド・ベッカム・・・そんな人たちだ。みんな輝いている。」 (シングル: UK#12)


 



プロモーションビデオ(You Tube)



PV監督・・・Nico Beyer

ライブ(CUBISM/2006年)(You Tube)



 


★用語・人物メモ★


Flamboyant(形容詞)・・・派手、けばけばした、というような意味。あまり一般的じゃないような言葉かも。ライブDVDのコメンタリーでは、この曲のモデルを問われたニールは、「ベッカムとポッシュ(ヴィクトリア)とか」と言っている。

アビー・ロード・・・アビー・ロードはビートルズのアルバムタイトルとジャケットで一躍有名になった、スタジオ(EMI所有)のあるロンドン・セント・ジョーンズ・ウッドにある通り。

Electroclash・・・1980
年代のニューウェーブ、パンク、ダンスミュージックなどの音楽を現代の解釈で再構築したもの。

クエンティン・クリスプ(1908-1999)Quentin Crisp・・・イギリスのライター、俳優。70年代のゲイ・アイコン。TVドラマ「The Naked Civil Servant」原作。

マリリンmarilyn(1962-)・・・本名
Peter Robinson。イギリスのシンガー。よくボーイ・ジョージと比較されるが、実際にかつては友人同士で、デビュー前は共同生活をしていたこともある(絶縁状態らしいが)。

オスカー・ワイルド、クエンティン・クリスプ、ボーイ・ジョージ、マリリン、エルトン・ジョン、デヴィッド・ベッカム・・・ここでニールが名を挙げている人物は、ベッカム以外全員ゲイ。何故エルトンとベッカムが対比させられているかは不明。ベッカムはゲイに人気あるけど。





ニールお馴染みの、目立つ奴ギライ1曲。もっと皮肉ってもよかったんじゃない?最近、パリス・ヒルトンやリンジー・ローハンが警察沙汰になって悪目立ちしているけど、あんな感じ?(まあ、ニールはああいう小娘には目が行かないわよね、歌詞のモデルは男性っぽいもん。やっぱりベッカムか?)

PV
はそんなセレブを皮肉る内容かと思いきや、なんと
欽ちゃんの仮装大賞(UKでも何らかの形で放送しているらしい)がモチーフになっております。何心をくすぐられちゃった訳?さらにそのVTRには、ニール&クリスもすんごい笑顔() で架のCMキャラクターを数々演じています。コミカルな2人を見られるだけでも価値があるかも。



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