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FUNDAMENTAL1-2
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Written by Neil Tennant/C
Produced by Trevor Horn
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ライブ・イン・メキシコ(2006年)(You
Tube)
TVライブ(2007年アルゼンチン)(You
Tube)
★用語・人物メモ★
ソドム・アンド・ゴモラ・・・旧約聖書「創世記」に登場する、死海沿岸にあったとされる
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なお、この引用はアルバム「BILINGUAL」の「Discotica」内にもあり、ニールのお気に入りのフレーズなのかもしれない。
パトリック・カウリー(1950-1982)・・・アメリカのハイエナジー、エレクトロ・ポップの作曲家。70年代ゲイ・クラブ・カルチャーの中心人物。PSBも影響を受けたと公言している。エイズで死去。
トレヴァー・ホーン(1949-)・・・イングランド・ダーハム出身。元バグルズ、後にイエスのヴォーカル。ZTTレーベルを立ち上げ、現在ではすぐれた音楽プロデューサーとして知られる。最近ではt.A.t.U.をプロデュースして全世界に存在を示したばかりだったが、残念ながら彼女らは自滅。
four-on-t
Dollar・・・1980年代に人気があったデュオ。2人とも元Guys n' Dolls。トレヴァー・ホーンがプロデュースしたことがある。
ザ・キラーズ・・・ラスヴェガス出身のバンド。アメリカ出身だがレーベルがイギリスのため、イギリスで人気。バンド名はニュー・オーダーのPVに出てくるバンドの名前からとった。ブランドン・フラワーズを中心とした4人組。2007年PSBは彼らのシングル「Read
my mind」のリミックスを手がけた。ちなみにこのPVは来日した際に東京で撮られている。ブランドンのヒゲが似合わない、とニールがぼやいていた。
マルセル・プルースト(1971-1922)・・・フランスの文学者、作家。
ボブ・ディラン(1941-)・・・アメリカのミュージシャン。ノーベル文学賞にノミネートされたことがある。あらゆるミュージシャンに影響を与えている。特にジョン・レノンのディランへの傾倒は有名。
シングルカットはされていないものの、この曲はFundamentalの影のメイン曲だ。個人的にもアルバムの中でもっとも完成度が高いと思うし、一番好きな曲。2006〜2007年のFundamentalツアーの一番盛り上がる、アンコール前の最後の曲でもある。唯一この曲でステージのクルーたちは軍服に着替え、ニールは悪の総統のようなコスプレ姿で現われる(ニールは、自分が“着れば着るほどエロくなる”ことを知っているのだ)。ただしクルーたちの動きはとんでもなくキャンプだ。このライブは必見です。
はじめにこの曲を聴いて歌詞を見た感想では、主人公は、@「SMクラブに行ってSかMに目覚めた」A「ゲイクラブに行って自分のセクシャリティに気がついた」かのどっちかかと思った。多分、どっちの解釈でも、ニールは許してくれると思う。はっきりとどんなショーなのかを具体的に言ってしまうより、ほのめかしたほうがよほど想像力をそそるのをよくわかってらっしゃる。やはりわたしたちはニールの手の中で(文字通り)踊らされている。
ちなみに、i-Tuneでこの曲のデモが売っているけど、完成品とはかなり違うので、興味があったらダウンロードしてみてください(30秒サンプルもありました)。