*以下はアメリカのファン・マスターWayneさんのサイトの曲説明を訳したものです。 http://www.geowayne.com/psbhtml.htm ペット・ショップ・ボーイズはこの妄想の心酔に関するこの小歌曲を提供した。ニールによると、より明確に「妄想のファンの観点から書かれている」。ガス・ヴァン・サントの1998年の「Psycho」のリメイクのためのサウンドトラックで、それ自体は見たことがない。(それは「ハリウッドから多くのお金を得る最も簡単な方法」だと、ニールがドイツの雑誌Galoreのインタビュアーに言った)。その結果、それは1998年の「Psycho」のサウンドトラックに最初に載っている。それはわずかに変えられたバージョンで、「I Don't Know What You
Want But I Can't Give It Any More」のCDシングルに再採用された。
それから、キーボードリストのトム・ステファン(通称Superchumbo)と共同で書かれた音楽は、「Shameless」や「Delusions of Grandeur」の現代の流れを多く汲んでいる。そしてそれは、ニールとクリスはやりすぎのプロダクションが皮肉のための速記として機能するのを許容しているように見える。以前に、これはすごいデヴァイスだったが、1998年までには、それは古くなり始めていた。それでも、ボーイズがアメリカン・ポップ・ミュージックのメインストリームに復帰する重大な試みを良い機会にしていると思うことはすばらしかったが、それさえいくらか空しいと判明した。
PSBファンクラブ会報誌Literallyの20号(1999年7月)に、リリースされたバージョンと共にこの歌の「アン・リリース・バージョン」の歌詞が提供された。このうち、わずかに変更されたフォームに「Happiness Is an Option」で現れる歌詞(「I'd like to know … why when we're born underneath such a clear sky, we're
lost in the forest at dusk when we die(知りたい・・・きれいに晴れた空の下で生まれ、死ぬときに夕暮れの森の中で迷子になるのかを)」)がある。同じコーラス(「Guess
there's no place to hide・・・(隠れる所はどこにもないさ)」)を除いて。このアン・リリース・バージョンには、これらの交互の歌詞が言葉遣いにおいて異なるだけではなく、リズミカルな構造においても非常に根本的に異なっているので、少なくとも歌詞のため、全体で異なったメロディーである。ボーイズがいつかこの他のバージョンについてリリースに適していると決めることができるなら、素晴らしいだろう。
Gus Van Santガス・ヴァン・サント(1952-)・・・アメリカの映画監督。「ドラッグストア・カウボーイ」「エレファント」他、比較的ゲイをテーマにした映画を多く撮っている(現在は、凶弾に倒れたサンフランシスコのオープンリー・ゲイの議員ハーヴェイ・ミルクを描いた「Milk」を撮影中)。
Tom Stephan(Superchumbo)・・・ニューヨーク生まれ、ロンドンに拠点を置くDJ、ミュージシャン。PSBのいくつかのリミックスを手がけていて、ニールもSuperchumboのアルバム「WowieZowie」(2005年)に「Tranquilizer」という曲を共同で書いてヴォーカル参加している。ニールのボーイフレンドの一人という噂もあり。